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舞台挨拶2023年4月16日(日)、新宿武蔵野館にて、映画『ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい』の舞台挨拶が行われ、金子由里奈監督と、監督が「隠れたもうひとりの主人公」と評する“白城ゆい ”を演じた新谷ゆづみが登壇。 『ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい』舞台挨拶日付:4月16日(日) |
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新谷ゆづみ、金子由里奈監督登壇新谷は、金子監督が本作の評価についてエゴサしまくっていることを明かすと、金子監督も「スマホで検索しすぎて腱鞘炎になりそうです(笑)」といって場内を沸かした。 本作の原作のどういうところに魅力を感じて映画化に至ったかという質問には、金子監督は次のように明かした。 それを受けて金子監督は「昨日の舞台挨拶でも、繊細なことってポジティブなことで、それに気づけることはとても素晴らしいことだよねという話をしたんですが、それを理解してくれている新谷さんが白城を演じてくれたから、白城の優しさがちゃんと体現できたんだなと思っています。」と、新谷に感謝の気持ちを述べた。 また、Filmarksなどで白城に共感する声が多いことについて金子監督は、「白城は外から見つける優しさを持っている。映画を観てくれた皆さんが自分に重ねているのかも。この映画の主人公は白城なんじゃないか?っていう気がしてくるぐらい。登場人物全員に光を当てた脚本も考えたんですけど、白城がこの映画が言いたいことをぐっと押し広げてくれるような存在で、私もリスペクトしているキャラクターです。」とも語った。 さらに金子監督は、新谷のお芝居について「新谷さんのお芝居は技巧じゃなくて、ご自身から出てくるものになっているのが本当に素晴らしいです。」と絶賛。階段を降りながら白城と七森が話す印象的なシーンについては、台本のト書きには、例えば声を震わせるとか、涙を流すとか一切書いてないにも関わらず、新谷は背中で気持ちを語っていて、正面に回ると泣いていたり、七森に真正面からぶつかっていくお芝居に、モニターを見ながらこみ上げてくるものもあったという。 同時に新谷は、「私は19年しか生きてないので経験もまだまだ足りず、キャラクターのことを想像するのにも限界があるんです」ということで、キャラクターの衣裳を身に着け、撮影セットに入ることで、目に見で感じたものも大切にして想像を補完して、より役になりきるようにしているとも話した。たとえば、白城のレザー素材の衣裳も、白城がこれまで過ごしてきた日々から得られた自信みたいなものが沸き起こったという。 ここで舞台挨拶タイムアップ。 新谷ゆづみ 金子由里奈監督 |
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映画『ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい』4月14日(金)より新宿武蔵野館、渋谷 ホワイト シネクイントほか全国ロードショー 公式サイト: Twitter: Instagram: 映画『ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい』は、「おもろい以外いらんねん」「きみだからさびしい」をはじめ繊細な感性で話題作を生み出し続けている小説家・大前粟生にとって初の映像化作品で、『21世紀の女の子』『眠る虫』などで注目を集めた金子由里奈監督による長編商業デビュー作。 『町田くんの世界』以来の映画主演作となる細田佳央太、『いとみち』などの駒井蓮、『麻希のいる世界』などの新谷ゆづみが共演しているほか、“ぬいサー部員”として細川岳、真魚、上大迫祐希、若杉凩も出演している。 物語は、京都のとある大学の「ぬいぐるみサークル(ぬいサー)」を舞台に、“男らしさ”“女らしさ”のノリが苦手な大学生・七森(演:細田佳央太)、七森と心を通わす麦戸(演:駒井蓮)、そして彼らを取り巻く人びとを描く。 |
細田佳央太 駒井蓮 新谷ゆづみ
細川岳 真魚 上大迫祐希 若杉凩
天野はな 小日向星一 宮﨑優 門田宗大 石本径代 安光隆太郎
原作:大前粟生「ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい」(河出書房新社 刊)
監督:金子由里奈 脚本:金子鈴幸 金子由里奈
撮影:平見優子 録音:五十嵐猛吏 編集:大川景子
プロデューサー:髭野純 スチール:北田瑞絵 宣伝デザイン:大島依提亜
音楽:ジョンのサン 主題歌:わがつま「本当のこと」(NEWFOLK)
製作・配給:イハフィルムズ (2022|109分|16:9|ステレオ|カラー|日本)
★第18回大阪アジアン映画祭 コンペティション部門
©映画「ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい」