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特別試写会イベント

『世界の中心で、愛をさけぶ』『スカイ・クロラ』など、数々の名作を世に送り出してきた脚本家・伊藤ちひろが、10年かけて上梓した小説「ひとりぼっちじゃない」を、行定勲の企画・プロデュースにより、自ら初監督を務め映画化。3月10日(金)にパルコ配給にて公開となります。

そして、公開が迫る2月20日(月)に主演・井口 理、馬場ふみか、河合優実、伊藤ちひろ監督が登壇する特別試写会イベントが行われました。
「ひとりぼっちじゃない」2月20日イベント

映画「ひとりぼっちじゃない」特別試写会イベント

日時:2月20日(月)
場所:FS汐留
登壇:井口 理、馬場ふみか、河合優実、伊藤ちひろ監督

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井口 理、馬場ふみから登壇

人とコミュニケーションを取るのが苦手な主人公・ススメ役を演じた井口は映画初主演。
伊藤監督とは行定監督の忘年会の場で出会ったそうで「ススメは自意識にかられたような人間で、僕の忘年会でのいかたがそれに重なったそうです。でも忘年会では伊藤さんとは喋ってもいなかったので、オファーをいただいたときは『どうして急に!?』と思いました」と回想。「ひとりぼっちじゃない」2月20日イベント
ただ映画のベースとなる伊藤監督による原作を読んだ際に「ススメという主人公に触れて、僕が演じることに意味があると感じた」と主演としての出演を快諾したという。一方、忘年会での井口の姿を伊藤監督は「ステージでのカッコいい姿を知っている分、自分を積極的に前に出さない感じが印象に残った」と振り返った。

主演という大役について井口は「10年かけて原作を書いて、それを映像化するという伊藤監督のエネルギーには応えなければと思いました。プレッシャーや不安を解消するためにも頑張ろうと」と意気込み十分。主演として舞台挨拶に立っているこの状況には「今ここでも自意識が働いていて、もう耐えられません」と苦笑いだった。

そして、ススメが恋する謎多き女性・宮子役の馬場は「(宮子が)私とは遠い人だと思ったけれど、伊藤監督から『温かくて優しい雰囲気を出しながらもドライな部分が似ている』と言われました。私も友達から『ドライ』と言われることがあるので、近しいところがあるんだと思った」と役との共通点を発見。「ひとりぼっちじゃない」2月20日イベント

また、宮子の友達でススメに近づく女性・蓉子役の河合は「役と自分と似ているところはなかったけれど、お二人とは違う関係になるようにしたかった。より尖ってより強く、キャラクターとしてどう面白くするかを考えました」と役作りを報告した。「ひとりぼっちじゃない」2月20日イベント

本作が長編映画監督デビューとなる伊藤監督は「コミュニケーションはこの作品自体のテーマであって、今回の監督業を経験させていただいて、たくさんの人と一つの言語で同じ映像を目指して映画を撮るという言葉選びのコミュニケーションの難しさを発見できた」と述べた。

MCより撮影中の思い出を聞かれた河合は「井口さんに腕を掴まれるシーンでは、腕に井口さんの手形が残って…。家に帰って見たら呪いの写真のような手の跡がついていました。そういう本気で挑んでいるところを尊敬します」と井口の熱演に感動。そのエピソードに井口は「その後すぐに謝りました。でも河合さんならば受け止めてくれるだろうと…。本気になってしまった」と照れ笑いだった。

そんな井口は自分の「透け乳首」が思い出深いという。本編ではカットされているそうだが「衣装で乳首が透けていたシーンがあって、その撮影後に美術スタッフの方たちが『透けていたよね』と会話しているところに遭遇してしまい…気まずかった」と苦笑い。カットの理由について井口は「やはり乳首のせいかな…」と推察するも、伊藤監督は「え?編集していても全然気づかなかったよ?」とビックリして、井口の自意識の高さが浮き彫りになっていた。

またタイトルにちなんで「ひとりぼっちじゃない!」と感じたエピソードを問われた井口は撮影中の送迎車の中の出来事として「僕がその日の気分の曲をかけながら、なにを喋るでもなくマネジャーと2人でその曲を聴いている時間があった。そこでひとりぼっちじゃないと感じるというか、言葉を交わさなくても共有している時間は孤独を感じない。一緒にいられて幸せだなと思った」とミュージシャンらしい感慨を抱いていた。

最後にこれから映画を観る観客へ向けて伊藤監督は「静かな映画なので、見る側に緊張感を与えるかもしれないけれど、そんな体験も楽しんでほしい」とアピール。

主演の井口も「この映画を観てわからなかったと思う人もいるとはず。でも観ながら自分の中で何か答えを探し続けると1つくらいの正解が残るかもしれない。だから頑張ってついて行って欲しい」と観客に呼び掛け、イベントはあたたかい拍手に包まれて幕を閉じました。

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『ひとりぼっちじゃない』

作品公式サイト:
http://hitoribocchijanai.com

公式サイト:
https://hitoribocchijanai.com

作品Twitter:
@hitori_movie

作品Instagram:
@susume_movie

人とうまくコミュニケーションのとれない、歯科医師のススメが恋をしたのは、マッサージ店で働く宮子。しかしながら宮子は、部屋に鍵をかけず、突如連絡が取れなくなったりする、つかみどころがない女性だった。それでも、彼女と抱き合っていると、ススメは自分を縛っている自意識から解放される気がしていた。自分でも理解できない自分を宮子は理解してくれている、ススメはそれがうれしかった。
けれど、謎の多い宮子を前に、自分は彼女のことを理解できていない、と思い悩むススメ。
ある日、宮子の友達である蓉子が、ススメに宮子の身に起きた驚きの事実を告げる。
「ひとりぼっちじゃない」

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井口 理(King Gnu)
馬場ふみか 河合優実
相島一之 高良健吾 浅香航大 長塚健斗(WONK)
じろう(シソンヌ) 盛 隆二 森下 創
千葉雅子 峯村リエ

監督・脚本:伊藤ちひろ
エグゼクティブプロデューサー:古賀俊輔 倉田奏補 吉村和文 吉永弥生
企画・プロデュース:行定 勲  原作:伊藤ちひろ「ひとりぼっちじゃない」(KADOKAWA刊)

プロデューサー:金吉唯彦 吉澤貴洋 新野安行  宣伝プロデューサー:平下敦子
撮影:大内 泰  照明:神野宏腎  録音:日下部雅也  音響効果:岡瀬晶彦(JSA)
美術:福島奈央花  装飾:遠藤善人  スタイリスト:高橋さやか  ヘアメイクデザイン:倉田明美 
ヘアメイク:吉田冬樹 編集:脇本一美  VFXスーパーバイザー:進 威志  音楽:手島 領(am8) 
劇中映像:嶌村吉祥丸 スクリプター:押田智子
助監督:木ノ本 豪  制作担当:大川哲史

製作:「ひとりぼっちじゃない」製作委員会(ザフール セカンドサイト ダイバーシティメディア ミシェルエンターテイメント)  
制作プロダクション:ザフール
企画協力:KADOKAWA
宣伝:満塁 配給:パルコ
©2023「ひとりぼっちじゃない」製作委員会

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