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公開記念舞台挨拶

ガールズポップユニット「BREAK TIME GIRLS」での活動に加えて、近年舞台やTVでの活躍が目覚ましい注目の新人、織田ひまり待望の映画初出演&初主演作『泥の子と狭い家の物語』が12月2日(金)から、池袋HUMAXシネマズ他公開となりました。

大阪で平凡に暮らす内田家に、加賀美と名乗る女が祖母・松子の介護の手伝いに来たことから始まる、家族の崩壊と再生の物語。主人公・内田小豆を演じるは若干16歳の新星、織田ひまり。時に激しく叫び、時に思春期特有の憂いを含んだ表情で、この難役に挑んでいます。

そして、この度、2日(金)からの公開を記念して、12月3日(土)に、織田ひまり、田中美里、西岡眞博監督が登壇しての公開記念舞台挨拶を行いました。
公開記念舞台挨拶-『泥の子と狭い家の物語』
『泥の子と狭い家の物語』公開記念舞台挨拶
日程:2022年12月3日(土)
会場:池袋 HUMAX シネマズ
登壇:織田ひまり、田中美里、西岡眞博監督

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織田ひまり、田中美里、西岡眞博監督登壇

映画初出演にして初主演の織田ひまり。
本作への出演決定時を振り返り、「本当にびっくりしました」とニッコリ。しばらく実感が出来ず「何秒か止まっていたと思います」と俯きながら、「少し時間が経ってから、だんだん実感してきて…。演技の経験もほとんどないし、『私で大丈夫かな』と不安や心配を感じるようになりました」と、出演決定から撮影が始まるまでの心境を明かす。現場に入る直前は、「『カメラを目の前にしたら動けなくなるのでは?』という心配がありました。スタッフさんに迷惑かけないかな、共演者のみなさんについていけるかなと、いろいろ考えていましたが、現場のみなさん全員がすごく優しくて。撮影が終わってしまうのがすごく寂しくなるくらい、ずーーーっとここにいたいという気持ちになる現場でした」と話した。本作の見どころについては「上映前のみなさんの前で、うっかり内容を言ってしまいそう」とネタバレを気にしながらも「ダンスシーンに注目してほしいです。好きなダンスを映画でも踊ることができて、本当にうれしかったです」とアピールした。

織田演じる小豆の母親役を演じた田中美里は、「撮影当時、ひまりちゃんは 15 歳。本人は緊張していたというけれど、本当に堂々と等身大の小豆ちゃんを演じていました。お母さんと反発している感じがとてもリアルで観ていただきたいポイントです」と優しい笑顔を浮かべおすすめした。
本作が長編デビューとなる西岡監督は 2018 年に原作となった演劇を観た日を振り返り「(観劇した)その日の手帳を見返すと、『現代社会が抱える問題のオンパレードをぜひ、映画にしたい』と書いてありました。原作はファンタジー要素がある作品です。舞台なら『江戸時代のお話です』と言えば、観る人は江戸時代と思って観てくれます。『怪獣が来た!』と言えば、怪獣がいる状況を想像してくれます。でも、映画では(ファンタジーの表現をするにあたり)それなりのことをしなければいけないので、ファンタジーのさじ加減には苦労しました」と映画制作での苦悩に触れた。
スクリーンで自分の姿を見た感想を訊かれると「本当にこれは自分なのかなと不思議な気持ちになりました」と答えた織田。
「周りの共演者の方たちは自然な演技なので『リアルだな』と思いながら、楽しく観ることができました」と織田自身もいち観客として映画を楽しんだと語っていた。撮影は関西が中心。田中は「たこ焼きの差し入れもあったりして、(映画に関わる)みんなが本当の家族のような雰囲気で撮影ができました」と笑顔で振り返っていた。タイトルにもあるように撮影は“狭い家”で行われた。「本当に狭い家でした。『狭い家』というより『超狭い家』です(笑)」と、田中がスクリーンに映るタイトルを指差し微笑むと、会場は労いの気持ちもこもった温かな拍手に包まれた。
本作の注目ポイントについて田中は「家族のあり方、(娘の)小豆ちゃんと友達との関係性など、型にハマってギューギューしているところから、どうやって解放していくのか。そんなところを観てほしいです」と笑顔で答えていた。

最後の挨拶で
西岡監督は「劇映画でありながらドキュメンタリーでもあります。他人事とは思わずに自身のリアルな話だと思って観てほしいです。小さい小さい映画です。『ひまりさんがかわいい』『美里さんが素敵』など、映画で感じた感想を SNSや電話、お手紙などで、ぜひ広げてください」とコメント。田中は織田宛のメッセージカードとともに花束をサプライズでプレゼントし、公開記念舞台挨拶-『泥の子と狭い家の物語』
「初めての現場は1回しかありません。ここでの経験を大切にしてください。これから先、大変なことがあったとき、この現場を思い出してください」と笑顔でエールを贈った。織田は「めっちゃ、うれしいです!」と満面の笑みを浮かべ「初めてがこの映画で本当に良かったです。第二の家族ができました。そして映画を観てくださったみなさんにも家族と思ってもらえくらい、映画をたくさん愛してほしいです」と呼びかけ、イベントをしめくくった。

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映画『泥の子と狭い家の物語』

2022.12.2 Fri 池袋 HUMAX シネマズ他全国順次ロードショー
「泥の子と狭い家の物語」
物語
小豆とその家族は、不動産屋曰く「ちょっと狭めですけど、みんなが幸せになれる家」で、さまざまな問題を抱えながらも、平凡に暮らしていた。そんなある夕立の日、加賀美と名乗る女が、祖母・松子の介護の手伝いにやってくる。鍼灸師だという加賀美は、父・幸男の酷い腰痛も一瞬にして治してみせ、見事再就職を叶えた。母・康子も明るさを取り戻し、少しギスギスしていた夫婦仲も良くなったかのように見えた。しかし、そんな加賀美を次女・小豆だけが最初から疑っていた。
最初は幸せを運んでくる天使のように見えた加賀美だったが、徐々にその正体を見せ始め、一家をじわじわと蝕んでゆく…。
「泥の子と狭い家の物語」ポスタービジュアル

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監督:西岡眞博
原作:オカモト國ヒコ「泥の子と狭い家の物語」
脚本:弥重早希子
出演:織田ひまり/田中美里/月丘七央/有田洋之/筒井俊旭/四天王寺紅/藤井佳代子/早坂風海/湯浅崇/岩本佳穏/坂田琴音
プロデューサー:前田和紀 撮影:亀井義紀 照明:堀亀誠 録音:大岩修二 美術:萩原英伸・井内克信・元座鮎未 衣装・ヘアメイク:岩咲希しのぶ
振付:SHOHEI 振付監修:原田みのる 猫コーディネイト:竹内欽哉 編集:山本茄津己 サウンドデザイン:犬丸正博 CG:上野あきのり
タイトル:撫子・立沢トオル
宣伝デザイン:北嶋直樹
劇判:クスミヒデオ
主題歌:FONK MIKE
宣伝・配給:ベストブレーン 劇場営業:FLICKK 製作:team TANIYON Inc.
2022 年/カラー/シネスコ/stereo/117 分
©チーム谷四/文化庁「ARTS for the future!」補助対象事業
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