ジブリパーク オープニングセレモニー
公園施設「ジブリパーク」が開園します。第1期開園は「ジブリの大倉庫」「青春の丘」「どんどこ森」の3エリアです。 開園を前日に控えた10月31日に「ジブリの大倉庫」にてオープニングセレモニーを行いました。ジブリパーク整備主の愛知県の大村秀章知事、施設を運営管理する株式会社ジブリパークの大島宇一郎代表取締役社長の他、スタジオジブリ代表取締役プロデューサー鈴木敏夫氏、ジブリパークの制作現場を指揮する宮崎吾朗監督が参加。出席者へのご挨拶に続き、テープカットして開園を祝いました。 オープニングセレモニー■大村秀章ご挨拶 スタジオジブリのコンテンツは、日本が世界に誇ることのできる、戦後近代文化の最高峰だと思っています。この作品群を、ジブリパークで未来永劫に残すことができる、多くの皆さんに楽しんでいただけることが嬉しくてなりません。日本を代表する文化事業であるジブリパークを、こうしてオープンできることに心から感謝申し上げます。 この場所で、世界中からジブリパークを見たいと思って来てくださる皆様の夢を叶えていきたい。日本中の子どもから大人までに愛され、愛知県民の皆様に愛され、どうか多くの皆様に未来永劫愛されるジブリパークとなっていくことを祈念いたしまして、挨拶といたします。 ■鈴木敏夫ご挨拶 ■宮崎吾朗ご挨拶 |
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鈴木プロデューサー囲み取材―完成された施設を見ての印象は? 僕は、吾朗くんが何を作っているのか、あえて知らなかったんです。そして見てみたら、そこで使われているキャラクターが僕の描いたもの(「子どもの街」にある『ギブリーズ episode2』)だったことが一番驚きました。僕の描いたやつでしょ。それはどこで使ってもいいなという自由さがあり、そこが面白いと思いました。解き放たれて自由になった方が彼は面白いものを作るなと思いましたね。そして、「地球屋」が面白かった。あと、どんどこ森には「サツキとメイの家」があり、パークの中心になっていて、僕としてはそれが意味のあることだなと思いました。 ―開園を楽しみにしている子どもたちも多いと思います。 先日、ジブリパークを一足先に見てくれた子どもたちの声が聞こえてきました。家に帰ってから「また来たい」と言ってくれていたと。三鷹の森ジブリ美術館は、子どもたちのために作りましたが、子どもたち以上に大人の方がたくさん来てくださっています。それはありがたいことですが、もしかすると、ジブリパークは子どものための場所になったのかなと思いました。世の中には様々な価値観がある中で、僕は楽しいか、つまらないかという基準は大事だと思っています。子どもたちにはこのジブリパークで、「世の中には楽しいことがいっぱいある」ということを知ってもらいたいです。 ―ジブリパークの楽しみ方は? それは開いてみないと僕らもわからない(笑)。こちらから押し付けることはできないので、どのように楽しんでいただくかは、来てくださる皆さんに見つけていただければと思います。僕らはお客さんにどう受け入れられるか、全くわからない。皆さんの反応を見て僕らも発見があるし、今後のジブリパークのどうしていくのかが決まります。最初は物珍しさで来てくれますが、一度来て「もういいや」じゃいけませんよね。何度も足を運んでいただけるジブリパークを目指しています。それには努力しかない。普通の公園って何度も足を運ぶものでしょ。毎日行く人もいる。そういう存在になってくれればと思います。 |
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◆「ジブリパーク」施設概要ジブリの大倉庫 ・第1期開園日:2022年11月1日 ◆チケット販売スケジュール<2023年1月5日~30日入場分> ※詳しい購入方法や販売期間、注意事項等は公式ウェブサイトのチケットページ(https://ghibli-park.jp/ticket)をご覧ください。 |
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