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「魔女の谷」開園式

ジブリパーク(愛知県長久手市の愛・地球博記念公園内)では新エリア「魔女の谷」が3月16日(土)に開園しました。
ジブリパーク魔女の谷
ジブリパーク魔女の谷
魔女の谷は魔女が登場するスタジオジブリ作品をイメージしたヨーロッパ風のエリアです。『魔女の宅急便』の「グーチョキパン屋」や「オキノ邸」、『ハウルの動く城』の「ハッター帽子店」や「ハウルの城」、『アーヤと魔女』の「魔女の家」といった作品に登場する建物に加え、「メリーゴーランド」や「フライングマシン」、レストラン、ショップなどがあります。
ジブリパークポスタービジュアル_魔女の谷
魔女の谷の開園で、5エリア全てがそろったジブリパーク。スタジオジブリの宮崎吾朗監督が制作現場を指揮してきました。オープンに先駆け、エリア内で「魔女の谷 開園式典」を開きました。ジブリパークの事業主体である愛知県の大村秀章知事、企画監修を担ったスタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーや宮崎監督らが登壇し新エリアの誕生を祝いました。

■鈴木敏夫プロデューサーあいさつ

特別の感慨があります。6 年 9 カ月、(5 エリア全ての開園までの)実作業にそんなに掛かったのかと。手前味噌ですが、スタジオジブリの宮崎吾朗くんが本当に頑張ったと思います。宮﨑駿が映画『君たちはどう生きるか』(現在公開中)を作るのに、7 年掛かったんですよ。昨日、同じだけ吾朗くんも実はジブリパークを作っていたという話をしたら、吾朗くんから抗議が入りまして、「あの…映画(『アーヤと魔女』)も作っていました」と(笑)。「そうか、忘れていた」という話になりまして、本当に吾朗くんは頑張りました。改めて親父といろんな面でやっぱり似ていますね。言い出すときりがないですが、工期をちゃんと間に合わせるとか、本当にいろんな意味でお父さんと似ています。本人は嫌がるかもしれないですけど、そう思います。
ジブリパーク新エリア「魔女の谷」開園式
いろんな方のお世話になって、ここまでやってこられました。いろんな連合体でジブリパークというものができた。
やっぱりここから大事。ジブリパークは愛知県から依頼を受けて、ジブリが手掛けて、運営を中日新聞社にお願いをして(※)。おそらくこの3つが1つになるまでたぶんまだまだ時間を要するのかな。でも、それがジブリパークの発展というか、もっともっと良い場所になっていくきっかけになるんだと思います。
僕は愛知県名古屋市の出身で、最初にここでジブリパークをやろうとなったとき、本当のことを言うと嫌だった。名古屋出身の僕がいて、愛知県でジブリパークをやるとなれば、「鈴木が何か言ったに違いない」と誤解を受けますよね。
でも、いろんな申し出があった中で吾朗くんがこの場所(愛知県)を選んだ時、これも 1 つの運命かなと思った次第です。
愛知県、ジブリ、中日新聞が支え合い、もたれ合うというこの関係ができるのに時間を要します。これからも皆さんよろしくお願いいたします。
(※)ジブリパークは事業主体が愛知県、企画監修がスタジオジブリ、管理運営が中日新聞社とスタジオジブリが共同設立した株式会社ジブリパークが行う。

■宮崎吾朗ジブリパーク監督あいさつ

約 7 年間掛かって、ここ(5エリア全ての開園)までたどり着くことができました。とにかく知事との約束の工期に間に合わせることができたというのが私の最大の喜びでもあります。そして、完成した魔女の谷含めたジブリパークを今後皆さまにお渡しして、長く愛していただければという気持ちでいっぱいです。ジブリパーク新エリア「魔女の谷」開園式
映画というのは作った瞬間に僕らの手を離れてしまう感覚があります。映画を作り終えると、それ以上、自分たちにできることはなくて、あとは観客の皆さんに委ねるものだという感じがあります。
でも、施設というものは「三鷹の森ジブリ美術館」でも経験したことではありますが、作り終わった時が終わりではなくて、実はスタートなんだと思います。
本当に 100 年ここにあり続けるようなジブリパークでいるために、今後も様々なお手伝いさせていただければと思っております。これを作っていく上で、私たちジブリだけではなくて、設計者、施工者、いろんな方たちの力を借りて、一緒に走りながら作ってきたという考えがあります。(今立っている)この床の石張りもいろんな建物の工事も、それぞれに携わった職人さんの顔が 1 人 1 人浮かびます。本当にこのジブリパークを皆さまに愛していただければと思いますので、今後ともよろしくお願いします。本日はありがとうございました。

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ジブリパーク概要

▼ウェブサイト
https://ghibli-park.jp/

▼X(旧Twitter)
@ghibliparkjp

▼所在地
愛知県長久手市茨ケ廻間乙1533-1 愛・地球博記念公園内
※ジブリパークの5エリアは愛・地球博記念公園内に点在します。
エリア間のご移動は徒歩もしくは公園の園内バス(無料)をご利用ください。
※ジブリパークの専用駐車場はありません。
▼営業時間
平日10:00〜17:00、土日曜・休日9:00〜17:00
▼休園日
火曜(休日の場合は翌平日)、年末年始他。

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