映画情報どっとこむ ralph

オープニングセレモニー

株式会社 円谷プロダクションは、すべてのファンに贈る最大の祭典『TSUBURAYA CONVENTION 2023』(以下「ツブコン」)を11月25日(土)・26日(日)の2日間に渡り東京ドームシティにて実施。2019年に第1回。2021年は、コロナ禍のためオンライン開催だったため、4年ぶりの開催となります。

「ツブコン」では、円谷プロ創立60周年という節目を記念するとともに、イベントテーマ「空想の力」に基づき円谷プロの過去・現在・未来を様々な角度から楽しんでいただくプログラムを実施いたします。2日間にわたる盛大なイベントの開幕を飾るオープニングセレモニーでは、新作情報や新規プロジェクトを発表したほか、円谷プロ作品出演者や制作スタッフ、著名人をゲストに迎えた特別イベントプログラムなど、円谷プロ史上最大規模のプログラムラインナップでお届けしました。
TSUBURAYA CONVENTIONツブコン2023

11月25日(土)「TSUBURAYA CONVENTION2023」オープニングセレモニー

日時:11月25日(土)
場所:東京ドームシティホール
登壇:
・塚越隆行(円谷プロダクション 代表取締役会長 兼 CEO)
・『ウルトラセブン』55周年: 森次晃嗣(モロボシ・ダン役)
・空想特撮シリーズ ドキュメンタリー/ウルトラマン: 石坂浩二(ウルトラマンパート)
・劇場版『ウルトラマンブレーザー THE MOVIE 大怪獣首都激突』 : 蕨野友也(ヒルマ ゲント役)、田口清隆監督
・『かいじゅうのすみか』: 小森陽一(作家)
・『DARKNESS HEELS』: 世界(EXILE/FANTASTICS)
・『ULTRAMAN:RISING』: 山田裕貴(サトウ・ケン役声優)、シャノン・ティンドル監督、ジョン・アオシマ共同監督

映画情報どっとこむ ralph

オープニングセレモニー発表内容・各パートレポート

■空想の力

登壇者:塚越隆行(円谷プロダクション 代表取締役会長 兼 CEO)

「TSUBURAYA CONVENTION 2023」は、「空想の力」がメインテーマ。
2023年、創立60周年を迎える円谷プロダクション。
『ウルトラQ』から始まった円谷プロの作品群は、特撮という映像技術、ストーリー、キャラクターデザインや美術、演出、演技、すべての作品に関わった人々の「空想の力」から生まれました。
人類が「空想」を楽しむ限り、「空想の力」を信じて作品を作り続けます。
円谷プロダクションの創設者、円谷英二の故郷である福島県・須賀川市とM78星雲「光の国」は姉妹都市。
円谷プロと須賀川市は「空想の力」を育むまちづくりの協定を締結し、日本全国、そして世界に発信していきます。

レポート
ウルトラマン、ウルトラセブン、ゾフィー、ウルトラマンジャック、ウルトラマンエース、ウルトラマンタロウのと、お馴染みのウルトラ6兄弟の登場で華々しく幕を開けた「ツブコン2023」オープニングセレモニー。
まずは、円谷プロダクション 代表取締役会長 兼 CEOの塚越隆行が登壇。「『ウルトラQ』から始まる円谷プロの作品群は、特撮という映像技術もストーリーも、キャラクターデザインや美術も、演出も演技も、全てが作品に関わった人々の空想の力から生まれたものです。人類が空想を楽しむ限り、私たちは空想の力を信じて、作品をつくり続けたいと思います」と、「TSUBURAYA CONVENTION 2023」のメインテーマとなる「空想の力」について、改めて熱い想いを語った。

■『ウルトラセブン』55周年プロジェクト



登壇ゲスト:森次晃嗣(モロボシ・ダン役/薩摩次郎役)

1967年の放送開始から55周年を経て、いまだ愛される『ウルトラセブン』。「55年前、未来があった」というメッセージとともに、様々な取り組みを行ってきました。
その「グランドフィナーレ」となる本イベントで、新たなコンセプトムービー『ウルトラセブンIF STORY 「55年前の未来」』完成版を解禁しました。

レポート
本年5月にその一部が明かされていた『ウルトラセブン』55周年 コンセプトムービーの完成版も遂に初お披露目となり、時代を超えた「ミラクルマン」の登場、そして、独創的な世界観の映像に、会場からは割れんばかりの拍手が沸き起こる中、ステージには『ウルトラセブン』で主人公のモロボシ・ダンを演じた森次晃嗣が登壇。
「デュワッ!!」、ウルトラセブン変身時のお馴染みの掛け声を早速披露し、往年のウルトラマンファンを喜ばせるサービス精神を見せた。大勢のウルトラマンファンが集まった会場に目をやり、「(会場の東京ドームシティホールがある)後楽園が当時の円谷プロを思い出させるような盛り上がりです」と、ウルトラセブン撮影当時を思い返して感慨深い様子。今回のコンセプトムービーの撮影を振り返り、「とても寒かった。セブンは“零下140度”まで大丈夫だったけれど、僕はダメでしたね」と、ウルトラセブン第25話「零下140度の対決」のタイトルにかけて会場を笑わせつつ、「映像も素晴らしいし、登場するモロボシ・ダンを見てみると、本当に若いころの自分を見ているような感覚でした」と、完成したコンセプトムービーに太鼓判を押した。
『ウルトラセブン』55周年の集大成として登壇した今回、長く作品が愛され続けている理由を聞かれ、「やっぱりモロボシ・ダンを演じた森次晃嗣がよかったのかな?」とおどけてみせると、会場のファンからは「その通り!」といわんばかりに大きな拍手が沸き起こり、続けて「青春を燃やして作ったスタッフの皆さんが脳裏に浮かんで、円谷英二さんをはじめ携わったすべての方が、これだけ愛されているということを喜んでいると思います。55周年で終わりではなく、これからもセブンは永遠のヒーローになっていくと思います」と、長年愛され続ける作品への熱い思いを語った。

●『ウルトラセブン IF STORY「55年前の未来」』完成版

・11/25(土)12:00~配信開始
ウルトラマン公式YouTubeチャンネル
「TSUBURAYA IMAGINATION」(無料/スタンダード/プレミアム)
で映像公開

●『ウルトラセブン』55thプロジェクト展開中!
◇『ウルトラセブン』55周年グランドフィナーレ
・11/25(土)「TSUBURAYA CONVENTION 2023」にて

◇『ウルトラセブン』コンセプトムービーの世界観を深める全3話のビジュアルボイスドラマ
(コンセプトムービー連動企画)も「TSUBURAYA IMAGINATION」(無料/スタンダード/プレミアム)で
映像を順次公開中

・第1話:
視聴はこちら

・第2話: 視聴はこちら ※11/25(土)12:00~

・ビジュアルボイスドラマ 第3話 ※12/2(土)18:00~

◇体験型VRアトラクション『ウルトラセブンTHE ATTRACTION 史上最速の作戦』
・12/1(金)より東京ドームシティにて開催

◇「円谷映画祭2023」Part1 TOHOシネマズ日比谷ほか全国15館で上映中
・庵野秀明セレクト4K『ウルトラセブン』
・劇場版ドキュメンタリー作品『ウルトラセブン LEGEND』

■空想特撮シリーズ『THE ORIGIN OF ULTRAMAN』(仮題)
創立60周年を経て、2024年に新たな一歩を踏み出す新たな企画として、ウルトラマンシリーズの原点である『ウルトラマン』をフィーチャーし、「空想の力」を切り口にしたドキュメンタリー映画を製作します。
現在、製作中のインタビュー映像から、イベントでは『パシフィック・リム』『シェイプ・オブ・ウォーター』で知られるギレルモ・デル・トロ監督のメッセージを紹介しました。

■『空想特撮シリーズ ウルトラマン 4Kディスカバリー』
登壇ゲスト:石坂浩二
空想特撮シリーズ
空想特撮シリーズ
誕生から半世紀以上を経った今でも、多くのファンに親しまれている特撮テレビシリーズの金字塔『ウルトラマン』。その魅力を4つの視点で新たに構成した『空想特撮シリーズ ウルトラマン 4Kディスカバリー』 。「生命(いのち)のものがたり」「浪漫のものがたり」「仲間のものがたり」「正義のものがたり」の4エピソードで構成。

出演:劇場支配人:石坂浩二 謎の少女:浅沼みう

★12/1(金)より、全国15館で公開される「円谷映画祭」Part2で「生命(いのち)のものがたり」が先行公開されます。

●空想特撮シリーズ『ウルトラマン』4Kディスカバリー 予告編

レポート
予告編に続き登壇したのは、本作で不思議な映画館の支配人を演じた石坂浩二。「なかなか大変な撮影でしたが、ようやく完成できました」と撮影を振り返った石坂は、「4Kと聞くと、ただ映像が細かく綺麗になっていると思われるかもしれませんが、当時作られた方々の熱気もまさに4K。鮮明になるんです」と、支配人という役を通じて感じた思いを表現。続いて、ウルトラマンの魅力を聞かれた石坂は、「『ウルトラQ』『ウルトラマン』のナレーションをやらせていただいたのですが、制作当時からの熱気が、現代まで脈々と受け継がれているのを感じます。塚越会長のお話を聞いても、本当にウルトラマンがお好きなんだなと伝わってくる。これから先もウルトラマンは大丈夫だな、と感じました」と、これからも続いていくウルトラマンシリーズへも思いを巡らせて語った。

■ホリーホック
「女子高生vs.ウルトラマン」

ニュージェネレーション・ウルトラマンの世界観をベースに、女性が主人公のまったく新しい人間ドラマを描く作品。
鋭意企画進行中!イベントではその特報映像が上映されました。

■マーベル・コミック版『ウルトラマン』
アメリカ、マーベル・コミックとのコラボレーションにより、コミックで紡がれる新たなウルトラマンの物語。
「ザ・ライズ・オブ・ウルトラマン」「ザ・トライアルズ・オブ・ウルトラマン」「ザ・ミステリー・オブ・ウルトラセブン」という3つのシリーズがすでに世に送り出されているが、それに続く、2024年以降の新たな展開がPV映像と共に発表されました。

★2024年出版予定!

■「ULTRAMAN CARD GAME」
「ULTRAMAN CARD GAME」は、ウルトラマンシリーズの世界観に、子どもから大人まで楽しめるゲーム性とコレクション性を組み合わせたトレーディングカードゲームです。 カードデザインでは、ウルトラマンの登場・パワーアップ・必殺技・属性システムといった魅力的要素を、ハイクオリティなアー トワークで表現。
11 月 24 日(金)~11 月 26 日(日)にシンガポール サンテックシティにて開催された「Anime Festival Asia」に出展し、お披露目となる。イベントでも、PV映像が上映されました。

★2024年夏、多言語版で全世界同時販売。

■劇場映画『ウルトラマンブレーザー THE MOVIE 大怪獣首都激突』
登壇ゲスト:蕨野友也(ヒルマ ゲント役)、田口清隆監督
ウルトラマンブレーザ

ウルトラマンブレーザ

ウルトラマンブレーザ


遠い銀河のブレーザー、光の中からやって来たウルトラマン―。
2023年7月から放送を開始した大人気番組『ウルトラマンブレーザー』
(テレビ東京系毎週土曜あさ9時)が、劇場映画になってド迫力バトルを繰り広げます!

★2024年2月23日(金・祝)全国ロードショー

●特報映像

レポート
お馴染みの登場音の中勇ましく登場したウルトラマンブレーザー。会場は盛り上がりに包まれる中、ドラムロールに続いて本作の劇場版作品『ウルトラマンブレーザー THE MOVIE 大怪獣首都激突』の公開が発表。スクリーン上にメインビジュアルが投影されると、一層大きな歓声が沸き上がった。
そんな中、『ウルトラマンブレーザー』で主人公・ヒルマ ゲントを演じる蕨野友也、そして、劇場版でもメガホンを取る田口清隆監督が登壇。田口は「テレビ放送の制作発表の時には既に撮影を終えていたので、やっと発表出来て嬉しいです」と喜びを語り、蕨野は「テレビシリーズはまだ続いていますが、劇場版が公開されることで、僕たちの作品に掛ける思いがどれだけ皆さんに届いているのか、とても楽しみです」と、作品への期待を覗かせた。
劇場版の見どころについて蕨野は「成長したSKaRD(スカード)の姿と、ゲント、(妻の)サトコ、(子供の)ジュンがどうなっていくのか、家族の絆も描かれている」と、注目ポイントをアピールした。
『ウルトラマンブレーザー』を応援するファンに向けて、蕨野は「4月の情報解禁、7月の放送開始から、今日(11月25日)放送されるのは第19話。正直すこし寂しい気持ちがあります。ただ、皆さんを感動させる、心の高ぶりのようなものを伝えられる最終回に必ずなっています。みんなで一生懸命作ってきたので、きょう発表された劇場版も含め、是非この先も楽しみにしていてください!」と、テレビシリーズの今後の展開や、劇場版に向けての熱い想いを呼びかけた。
最後に初公開となる特報映像も上映され、公開発表の興奮冷めやらぬままで歓喜の声も混じった大きな拍手が沸き起こり、蕨野、田口も喜びの様子でそれを受け止めた。最後に田口は「世の中、怪獣映画はたくさんありますが、『怪獣映画こんなのでもいいんじゃないか?』と思うものを作ってみました!楽しみにしていてください!」と自信を覗かせた。

■『かいじゅうのすみか』プロジェクト
登壇ゲスト:小森陽一(作家)
かいじゅうのすみか
かいじゅうのすみか
未来の全人類に向けて、次の60年に『ウルトラマン』と並ぶ不朽の名作となるべくプロジェクトは、「かいじゅう」を主人公とした壮大なドラマ、『かいじゅうのすみか』。
物語の共同開発を、作家の小森陽一さんが担当します。

レポート
登壇した小森は、このプロジェクトの話を受けた際、「自分は怪獣の魅力にとらわれて、半世紀が過ぎました。この職業についたきっかけは、『ウルトラマン』の放送の音声をカセットテープに録音して、それをノートに書き留めていた子供時代がきっかけなので、受けるしかないという気持ちでした」と、幼少期を回顧。
この日、2024年に本作が小説化されるということが発表。「フェーズ1」と銘打たれたプロジェクトに、その後塚越は「エピソード9までありますからね」と明かし、今後の本作の展開にも期待が膨らむ発表となった。

■アニメーション企画『DARKNESS HEELS』始動!
登壇ゲスト:世界(EXILE / FANTASTICS)
DARKNESS HEELS
DARKNESS HEELS
ウルトラマンシリーズに登場するダークヒーローたちを主役としたプロジェクト『DARKNESS HEELS』。
ダークヒーローたちがLDH DIGITALが手掛ける新感覚ダンスアプリ「キャラだん」に登場、オリジナル楽曲およびダンスは、EXILE / FANTASTICS 世界さんがプロデュースを手掛けています。
「ツブコン2023」の舞台で、イーヴィルティガのダンスパフォーマンスを披露しました。

レポート
ポップでスタイリッシュな音楽に合わせて登場した世界。スクリーンに映し出されたイーヴィルティガのキャラクターとシンクロしてダンスする圧巻のパフォーマンスを披露し早速会場を魅了した。
円谷プロ・塚越会長からも、その高いプロデュース力はもちろん、自身もウルとラマンへの造詣も深いことからオファーをして実現した『DARKNESS HEELS』の企画。世界は「子供の頃から大好きなウルトラマンに携わるということで、最初はめちゃくちゃプレッシャーがありました」と、当時を思い返しながら、「特に今日ダンスを披露した、イーヴィルティガはミステリアスな格好良さがあって、何かわからないけど格好いい、すごい、そういう表現の部分はダンスの表現に当てはめても、勉強させてもらうこともたくさんあります」と語った。
そしてこの日、今後の本作の展開で「アニメ企画始動」が発表されると、会場からは「おー!!」と大きな歓声が沸き起こり、ファン待望の企画であったこと伺える。アニメ化ということで、世界は「声優をやりたいです!」と志願すると、共に登壇した塚越は「もちろんです!やりましょう!」とまさかのOK返事。今後の本作の展開、世界の活躍にも期待したい。

■Netflix映画『ULTRAMAN: RISING』
登壇ゲスト:シャノン・ティンドル、ジョン・アオシマ、山田裕貴(サトウ・ケン役)
ULTRAMAN RISING
円谷プロとNetflix共同製作のCGアニメーション長編映画『ULTRAMAN: RISING』。
1966年の放送開始以来、56年にわたり全世界で愛され続けている不滅のヒーロー「ウルトラマン」を、『KUBOクボ 二本の弦の秘密』(2016・原案/キャラクターデザイン)などで知られるクリエイター、シャノン・ティンドルが監督・脚本を担当し、CGアニメーション制作を、『スター・ウォーズ』『ジュラシックパーク』など、数々の名作、ヒット作を送りだしてきた「インダストリアル・ライト&マジック(ILM)」が手掛け、新たなウルトラマンストーリーとして創造しています。
日本語吹替え版で、ウルトラマンとなる主人公サトウ・ケン役を、俳優・山田裕貴さんが担当します。

監督:シャノン・ティンドル 共同監督:ジョン・アオシマ
日本語吹替え版声優:山田裕貴(サトウ・ケン役)

★2024年Netflixより全世界配信

この日、シャノン・ティンドル監督、ジョン・アオシマ共同監督が来日し登壇。ティンドル監督は「非常にワクワクして、感情が高ぶってます。これだけ多くのウルトラマンファンと場を共有できることを嬉しく思います」と感慨深く挨拶し、アオシマ共同監督は「4年前にもシャノン(ティンドル監督)とツブコンに来たのですが、その時はお客さんとして客席から観ていたので、今日はこの場に登壇出来て本当にワクワクしています」と、感激した様子。

本作の企画は、約20年前から構想していたというティドル監督。「円谷プロの方々との長い繋がりの中で、家族の絆のような物語をウルトラマンのコンテンツの中で描きたいという想いが強くなり、そのアイデアを円谷プロさんに受け入れていただきプロジェクトが実現しました」と、企画の経緯を説明。また、日本にバックボーンを持つアオシマ共同監督は「小さい頃は日本に住んでいて、当時見ていたウルトラマンに対する想いというものはずっと持っていました。一緒に制作に関わってみると、シャノンも他の制作クルーも、皆がウルトラマンに憧れるいちファンだということが分かり、それが原動力となって、今回の作品を作ることになりました」と、幼いころからのウルトラマンへの思いが実ったことを明かした。
本作についても、ギレルモ・デル・トロ監督からメッセージが寄せられ、「人間と怪獣とウルトラマン、そして父と子が美しく描かれていて、とてもカラフルでエレガントな作品に仕上がっています」と絶賛。デル・トロ監督とも親交が深いというティンドル監督は「自分にとってアイドル的存在で、映画監督としても特にお気に入りの方です。彼はアーティストとしてだけではなく人間としても温かい方なので、そんな彼に素晴らしいメッセージをいただけて、とても感動的な想いです。」と、喜びの表情で語った。
そしてその後、本作の主人公であるサトウ・ケンの日本版声優を演じる山田裕貴が登壇。山田は「スーパーヒーローになること、プロ野球選手になることが自分の夢だったので、この作品で叶いました」と喜びを語り、また、「僕が俳優としてデビューしたのはある“海賊のヒーロー”で、今現在はある“怪獣の映画”で戦っていて、そして今回、自分がウルトラマンになれると言うことがものすごく嬉しいです」と、過去と現在の出演作に触れて会場の笑いを誘った。続けて自身の背景にも触れ「自分の父はプロ野球選手です。この作品はウルトラマンと怪獣、父と子など、様々な絆が描かれているので、自分が父や家族からもらった愛を込めてサトウ・ケンを演じます。この作品、めっちゃ広めたいです!よろしくお願いいたします!」と熱い想いをファンに伝えた。
舞台上で共演したティンドル監督は「サトウ・ケンはイケメンにしようと思ったが、実際の山田さんはもっとイケメンで、隣になっていてドキドキしています」と、親しみをもって語り掛ける場面も。対する山田も「実際にお話ししていてもとても素敵な温かい方で、だからこそこんなに温かい作品が出来上がるんだなと思います」と応えた。また、アオシマ共同監督も「山田さんが出演していたドラマを見る機会があって、きめ細やかに、水面下にある感情を伝えるのがとても上手な俳優さんだと思っています。だからこそ、演じていただくのが楽しみです!」と、期待を寄せていた。
 フォトセッションには、作中に登場する怪獣・ジャイガントロンが登場し会場も沸く中、ティンドル監督の携帯を使って登壇者全員でセルフィ―撮影をするなどし、3人でウルトラマンの光線ポーズを決めるなど、終始和やかな様子のフォトセッションとなった。
最後に山田は「世界に羽ばたいていくこの作品に関わる全ての人の気持ちを背負って、しっかりとこの愛と想いが届くように、マジで気持ち込めて声を吹き込みたいと思います!」と語り、アオシマ共同監督は「愛の結晶が詰まっています。ここまで長い旅路でしたがようやく届けられること、そして、携わった皆さんがいたからこそ出来上がった作品ですので、感謝を伝えたいともいます」と感謝し、ディンドル監督は「塚越会長をはじめ、携わってくださったすべての皆さん、そしてファンの皆さんに感謝します。ウルトラマン作品と共に生まれ育った方も多いと思いますが、すべてのフレーム、すべてのカットに皆さんへの敬意を込めています。是非皆さんに届いてほしいと思います。」と、作品掛ける思いを語り締めくくった。

***********************************

関連記事:




良かったらランキングUPにご協力ください。
  にほんブログ村 映画ブログ 映画情報へ    にほんブログ村 アニメブログ アニメ情報へ