『太陽とボレロ』公開記念舞台挨拶水谷豊の監督作品第3弾『太陽とボレロ』が、6月3日(金)より全国公開がスタート。 6月4日(土)に、映画『太陽とボレロ』の公開記念舞台挨拶が行われ、映画初主演の檀れい、石丸幹二、町田啓太、森マリア、田口浩正、藤吉久美子、田中要次、六平直政、河相我聞、原田龍二、永岡佑、高瀬哲朗、梅舟惟永、木越明、監督・脚本を務める水谷豊ら、弥生交響楽団を演じた総勢15名がシックなドレスとタキシードに身を包んで登壇しました。 |
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檀れい、初主演映画公開で感涙まず初めに、公開初日を迎えた気持ちを聞かれると、弥生交響楽団主宰者・花村理子役の檀は「本当にたくさんの方が足を運んでくださり胸がいっぱいです。そして、もう一つ嬉しいことがあります。弥生交響楽団の愉快な仲間たちが1年ぶりに勢揃いしました」とこの日を迎えたことに感極まった様子。 また、監督を務める3作目となる水谷は「改めてこの映画にはこんなにたくさんの役者さんが出られていたんだと思いました。そしてこんなにも素晴らしい役者の方々と仕事をできたんだと改めて思いますし、お客様の前にこうして立つことができて、本当に感無量です」と喜びを噛みしめていました。 楽器演奏シーンはキャスト自らが演奏し、吹き替えなしで撮影されている本作。プロに教わりながら猛練習した演奏について、町田は「とても大変でした。試練でした(笑)。皆さん、とても練習されて現場に入られていましたが、演奏シーンの前は大先輩の方々でもこんなに緊張されるんだと思いました。楽屋で皆さんがずっと練習されていて本当の交響楽団のようで、良い雰囲気でした」と撮影を振り返りました。ホルン奏者・遠藤正道役の田中は「ホルンも音が大きいので、家でミュート(消音器具)を付けて練習しても正しい音が出なくて実感が湧かなかったんです。なので、よく東映に行って先生と一緒に練習していました」と話しました。 続いて話題は、本作のポスターにも書かれている「Life is a miracle!」という言葉にちなんだトークに。身近に起こった“小さな奇跡”について聞かれた檀は「コロナで撮影が1年延期になりました。撮影は全てが順調にいくわけではなかったですが、何かあってもこの作品では色んな奇跡が起こりました。お天気も味方してくれましたし、急な変更が功を奏したこともあって、小さな奇跡の集まりのような作品だと思います」と本作を熱弁。一方、石丸は「学生の時にサックスを持って電車に乗っていたら、ラッシュに巻き込まれて楽器を持って降りることができませんでした。ただ、駅員さんが要所の駅にリレーのように連絡を取ってくれて、その駅員さんたちの姿が僕にとってのミラクルでした。ただ結局、楽器は戻ってきませんでした。皆さん楽器はぜひ忘れないでくださいね!(笑)」と学生時代のエピソードで笑いを誘っていました。さらに、町田が「雨が降って撮影できないんじゃないかというときに、監督が『ちょっと待っててね』と仰ると、本当に雨が止むんです」と撮影で起こった奇跡的エピソードを披露すると、森も「そうでしたね!水谷監督は“天気を操れる男”とお聞きしました」。これに対し水谷は「本当なんですよ。しかも雨も呼べるんですよ(笑)」と返し、会場から笑わせる一幕も。 最後に登壇者を代表して、檀は「生きていたら嫌なことも悲しいことも辛いこともあると思います。それは誰に人生でも同じだと思います。でもこの映画を観て『人生ってそんなに悪くないな』という気持ちになっていただけたら嬉しいです。皆さんにとって大切な方にぜひこの映画のことを話してください」とコメント。水谷は「太陽のおかげで毎日こうして生きていられるんだなと思っていました。それで太陽への感謝も込めてタイトルにも付けました。また、撮影する時の演奏シーンはとても大変で、出演者の皆さんの努力がなければ『太陽とボレロ』は完成しませんでした。何より我々の辿り着いた世界を見届けてくださった皆様、キャスト、スタッフ一同、心より感謝しております」とイベントを締めくくりました。 |
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水谷豊監督第三弾『太陽とボレロ』公開中! |
出演:檀れい、石丸幹二、町田啓太、森マリア
田口浩正、永岡佑、梅舟惟永、木越明、高瀬哲朗、藤吉久美子、田中要次
六平直政、山中崇史、河相我聞、原田龍二、檀ふみ
水谷豊
監督・脚本:水谷豊
制作プロダクション:東映東京撮影所 東映テレビ・プロダクション 配給:東映
©2022「太陽とボレロ」製作委員会