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第41回藤本賞決定

この度、2021年4月より2022年3月迄の一年間に劇場公開された映画を対象に第41回藤本賞選考が行われ、「藤本賞」「藤本賞・特別賞」「藤本賞・奨励賞」「藤本賞・新人賞」が決定しました。

今般、2021年4月より2022年3月迄の一年間に劇場公開された映画を対象に選考が行われ、次の通り賞の贈呈が決定しました。

藤本賞は、映画にほれ込み、映画づくりに生涯を捧げ、269作品を製作した名プロデューサー・藤本真澄氏の功績を讃えて設けられた賞で、毎年功績著しい活躍をした映画製作者を中心に表彰しています。一般社団法人 映画演劇文化協会

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受賞作品と授賞理由

藤本賞「ドライブ・マイ・カー」の製作に対し【授賞理由】

村上春樹の同名短編小説を濱口竜介監督の脚本と演出により見事に映像化した本作は、喪失と再生というテーマに取り組み、カンヌ国際映画祭脚本賞、米国アカデミー賞国際長編映画賞、日本アカデミー賞最優秀作品賞をはじめとする国内外の映画賞を受賞。世界の映画人から圧倒的に評価され、日本国内に於いても観客動員数80万人を超えるヒットとなった。本企画を発案、プロデュースし、世界的な評価と成功に導いたその功績により。

藤本賞・特別賞

「シン・エヴァンゲリオン劇場版」の製作に対し【授賞理由】 
1995年のテレビ放映以来、社会現象を巻き起こし、熱狂的なファンを生み出した新世紀エヴァンゲリオン。株式会社カラーの単独製作として2007年に始まった新劇場版シリーズでは作品を重ねるたびに観客動員数を更新し、最終作となる本作は670万人超、国内興行収入は100億円を突破した。四半世紀にわたって発展し続けたエヴァンゲリオン、そのすべての完結編であり圧倒的なクオリティを誇る大作を、庵野秀明氏とともに製作した功績により。
※本作品は2021年3月に公開されましたが、同年7月まで続くロングラン興行となりました。コロナ禍に於いて本作が日本映画界に対して果たした多大な貢献を鑑み、選考委員会で討議の結果、本年の特別賞に選定したものです。

藤本賞・奨励賞

プロデュース・チーム「劇場版 呪術廻戦 0」の製作に対し【授賞理由】
週刊少年ジャンプ連載開始直後から注目を浴びていた芥見下々による原作コミック「呪術廻戦」の、テレビアニメ第1期に続く初の映画化となる本作は、シリーズ前日譚にあたるエピソードを圧倒的なクオリティで描くことで、コアファンはもとより原作コミックやテレビアニメに触れていなかった新たなファンも取り込み、一大ムーブメントを巻き起こした。観客動員は980万人を超え、2021年度興行収入第一位となる大ヒット作に導いた功績により。

藤本賞・新人賞

「東京リベンジャーズ」の製作に対し【授賞理由】
和久井健による大ヒット原作コミックを、旬の若手俳優を起用して実写化した本作は、原作の世界観を的確に描出した演出やアップテンポな音楽、魅力あふれるキャラクターたちによって、タイムリープとヤンキー映画が見事に融合し、青春映画の枠を超えた幅広い世代の胸を熱くさせる斬新且つ痛快なアクション映画となった。観客動員は300万人を突破し、2021年の実写映画に於ける興収収入第一位の大ヒット作に導いた功績により。

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藤本賞選考委員会のメンバー

委員長:松岡功
委員:襟川クロ
委員:樋口尚文
委員:品田英雄
委員:金澤誠
委員:市川南
*第41回藤本賞の授賞式は、新型コロナウイルスの感染状況に鑑みて、開催いたしません。
一般社団法人 映画演劇文化協会

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