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映画『とんび』岡山凱旋舞台挨拶

阿部 寛x瀬々敬久監督『とんび』は、4月8日(金)に全国公開。絶賛公開中です。

この度、5月15日(日)に、本作のロケ地である岡山県・大谷地区の商店街にて公開御礼会見を行ったが、本作のロケ地かつ原作者 重松 清の出身地でもあるこの岡山にて、公開から1ヵ月以上が経った今でもロングランヒットを記録しているということで、急遽舞台挨拶が決定した。
『とんび』岡山凱旋舞台挨拶
映画『とんび』岡山凱旋舞台挨拶
日時:5月15日(日)
場所:MOVIX倉敷
登壇:阿部 寛、瀬々敬久監督

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再びの岡山

再び岡山に戻り、イベントを実施することができた気持ちを聞かれた阿部は、「撮影は、この辺り(倉敷)でも行っていたので、今日皆さんにお会いして、とても親しみを感じています。ご近所さんのような感覚で…今日は久々に帰ってきました。皆さんと共に作った映画だと思っていますので、これからも応援よろしくお願い致します。」と、コメント。監督をつとめた瀬々は「この映画館が全国1位です!本当に感謝しています。何度でも楽しめる映画だと思いますので、是非これからもよろしくお願い致します。」と、イベント会場の「MOVIX倉敷」は、本作の観客動員数全国1位であるということも絡め、岡山への凱旋の喜びを語った。

そして、イベントでは来場した観客からの質問に答えるというコーナーを実施。
それぞれ、3回、5回と本作をリピート鑑賞したという夫婦からは、「銭湯に入るシーンでテルマエ・ロマエが頭をよぎりました」と感想を述べられると阿部は「それは思っちゃいけませんね。(笑)なるべくそうならないように頑張りました。」と回答。阿部から、「逆に質問いいですか?3回と5回観られたとのことなんですけど、どのシーンがよかったですか?一箇所じゃなくていいですよ。」と逆質問。奥さんは「いっぱいあるんですけど、アキラ君と一緒に自転車に乗っているシーンが好きです。」と、旦那さんは「家族が出てきて遺品整理をしているところです。」と夫婦そろって感動したポイントを答えると、「本当にありがとうございます。」と、生の感想の声を聞き、喜びの表情を浮かべた。
さらに、撮影の合間に岡山で観光した場所や食べたものについて聞かれると、阿部は「(観光は)してないです。撮影で色々なところに行けて、そこで幸せなくらい親切に色々なものを頂いてお腹いっぱいになりました。コロナ禍だったので、あまり外にはでないようにしたのですが、改めてマスクなしで色々なところに行きたいなという思いが非常にあります。」と、瀬々は「ロケで色々なところに行きました。映画を観ると近くの色々なところが映っているので、是非確認してみてください。」と撮影を振り返った。

そして、「先程銭湯の話がでたんですけれど、トレーニングなどはされているんですか」という質問に対して、阿部は「この前に出演したテレビドラマの作品では相当鍛えたんですけど。(笑)この作品ではしてないです!」とコメント。さらに質問者から「家族によく阿部さんに似ているんですけど…」という告白をされると、「結構僕に似てる人いるんですよ」と答えて、笑いを誘った。

阿部寛・瀬々敬久監督が手形を

また、岡山では、「晴れの国」と呼ばれるほど天候が良く、また美しい町並みや風景が多いことから、岡山を映画聖地“ハレウッド”と題して、県をあげて映画撮影の誘致等を盛り上げる施策を行っている。そして、本施策の一環として、日本遺産にも認定されている国指定の伝統工芸・備前焼で映画人の手形を刻むという企画を、今回阿部寛・瀬々敬久監督の手形を第一号としてスタートさせることも決定!実際に舞台上で二人の手形が取られた。
『とんび』岡山凱旋舞台挨拶
二人は備前焼陶版にサインをし、右手に銀色の絵の具を付けると、MCの掛け声に合わせて手形を押し、無事に手形取りは成功した。そして、備前焼陶友会と岡山県FC協議会により、備前焼手形は高音で焼き上げられ完成、展示される予定だ。
『とんび』岡山凱旋舞台挨拶

最後に“故郷”岡山の人たちに向けて、瀬々監督は「この作品は一昨年の12月から1ヵ月間撮影しました。撮影時は水島地区のホテルに宿泊したので、ここからも近いところです。そう意味では、倉敷が出発点であり、今日また戻ってこれたことは感無量です。是非、この映画、人生のけりをつけるような映画だと思っています。これからもどうぞよろしくお願いします!」と熱い思いをピーアール。主演の阿部は、「監督からも「人生のけりをつけるような映画」と仰っていましたが、そんな作品に参加できたことは、本当に感無量です。そして公開から1ヶ月以上が経っているのに、これだけ多くの方が来てくださって、今日また岡山の皆さんとお会いできたことが本当にうれしいです。この作品は過去2度映像化された名作ですが、僕たち出演者スタッフが全身全霊を込めて作りました。また、応援よろしくおねがいいたします。本日はありがとうございました。」と強い想いを伝え、温かな雰囲気の中、イベントは終了しました。

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映画『とんび』

@tonbi/
昭和37年、瀬戸内海に面した備後市。運送業者で働くヤス(阿部 寛)は、今日も元気にオート三輪を暴走させていた。愛妻・美佐子(麻生久美子)の妊娠に嬉しさを隠せず、姉貴分のたえ子(薬師丸ひろ子)や幼馴染の照雲(安田 顕)に茶化される日々。幼い頃に両親と離別したヤスにとって家庭を築けるということはこの上ない幸せだった。遂に息子・アキラ(北村匠海)が誕生し「とんびが鷹を生んだ」と皆口々に騒ぎ立てた。しかしようやく手に入れた幸せは、妻の事故死で無残にも打ち砕かれてしまう。こうして、父子二人きりの生活が始まる。母の死を理解できないアキラに、自分を責めるヤス。和尚の海雲(麿 赤兒)は、アキラに皆が母親代わりなってやると説き、雪が降っても黙って呑み込む広い海のようにアキラに悲しみを降り積もらすな―「お前は海になれ」と、ヤスに叱咤激励するのであった。親の愛を知らずして父になったヤスは、仲間達に助けられながら、我が子の幸せだけを願い、不器用にも愛し育て続けた。そんなある日、誰も語ろうとしない母の死の真相を知りたがるアキラに、ヤスは大きな嘘をついた─。

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阿部 寛
北村匠海 杏 安田 顕 大島優子
濱田 岳 宇梶剛士 尾美としのり 吉岡睦雄 宇野祥平 木竜麻生 井之脇海 田辺桃子
田中哲司 豊原功補 嶋田久作 村上 淳
麿 赤兒 麻生久美子 / 薬師丸ひろ子
原作:重松 清「とんび」(角川文庫刊)
監督:瀬々敬久
脚本:港 岳彦  音楽:村松崇継
主題歌:ゆず「風信子」
配給:KADOKAWA イオンエンターテイメント
©2022 『とんび』 製作委員会
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