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映画『とんび』公開御礼舞台挨拶幾度途切れても必ず繋がってゆく親子の絆を描く、重松 清による不朽の名作小説「とんび」。今この時代にこそ届けたいと、初映画化 が実現。 この度、4月15日(金)に、公開御礼舞台挨拶が開催され、主演の阿部寛、安田 顕、そして本作で監督をつとめた瀬々敬久が登壇した。 |
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阿部 寛、安田顕、瀬々敬久監督登壇公開を迎えて1週間、再び本作を鑑賞した方の前に立てた気持ちを聞かれた主演の阿部は「この作品で色んな人との出会いがありました。ここにいる安田さんや監督もそうですけど、(ロケ地の)岡山の人たちもスタッフもキャストも、皆本当に温かい人たちでした。それがこの映画のスクリーンに出ていると思います。本当に楽しい撮影でした。」と撮影時のようすを感慨深げに振り返った。 本作以外にも共演が多いという阿部と安田。共演歴について聞かれると、「5回目ですね。いつも阿部さんとご一緒できるというのが私のモチベーションですので、2年に1回は呼んでほしいなと思っています」と安田。さらに、二人が共演していた「下町ロケット」でのエピソードを阿部が安田に話し続け、途中で「あれ、お前も出てたよな。ごめんごめん、忘れてた。」と、忘れられないエピソードを告白。阿部は「定期的に共演してるのですが、それぞれキャラクターが違うので、今回はどういう役で来てくれるのか毎回すごく楽しみです。」とコメント。年齢には少し離れているが同年代の役が多いという二人。「僕は特に違和感を感じていないんですけど、最近少し(安田さんが)若く見えてきて、少し僕から離れていったなという感じがありますね」と阿部が話すと、「本当ですか?若くなりました?嬉しいですね。でも、阿部さんが若々しいので、助かっています」と喜びの表情を魅せる安田。さらに、瀬々からは「最近安田さんが若いのは、木村さんと共演してるからじゃないですか?」と冗談交じりの突っ込みも入った。さらに監督は「安田さんは、指揮者のように現場を回している感じがします。」と、撮影の裏側のようすを述べた。 があってると思うんですよ。僕はフランケンシュタインが好きなので是非実写でやってみたいなと思います。」とコメント。安田は「フランケンシュタインは、無骨な人間が中々伝えられない真実の愛を伝える物語なので面白そうだと思います。」とフォローを交えて答えた。 そして、会場に来た客席の方から、直接キャスト監督陣への質問をするコーナーでは、様々な質問がぶつけられた。 次に質問をしたのは、最近子供を授かったという20代のお父さん。どのようにすれば父の威厳を保ち尊敬されるか聞くと、阿部は「自分も(親として)右も左もわからない状態がありました。色々と間違うこともあるんですよね。そういう時に、自分を許すことは大事だなと思います。誰もが親としては一年生なので、一生懸命愛情をもって育てていればそれがきっと伝わると思うので頑張ってほしいです。」と、安田は「私は、自分の子供に教えたことなんかないような気がします。教えられることはあるんですけど。こういう人にはなりたくないという反面教師として、育ったんじゃないかなと思います。(笑)阿部さんがおっしゃったように一生懸命やるというか、その日その日を必死にやっていくうちに大きくなっていくと思います。一生懸命やってても、反抗期はあるでしょうし、肩ひじ張らなくていいんじゃないかなと思います。」と父親の先輩として、それぞれが愛のあるアドバイスを送った。さらに監督は「監督という立場では、一番注意しているのは正直であろうとしてます。ごまかさないで正直に付き合おうと思っています。」と、自身の目線から答えた。 さらに、阿部と安田からも会場にいる若者への質問を聞かれると、阿部は「風邪を引いた時に親が出してくれた食べ物はなんですか。僕の時代は、必ず桃の缶詰を親が買ってきてくれて、嬉しかった思い出があります。」と質問。会場に来ていた親子が回答。小さい頃はゼリーとサイダーとフルーチェをもらったとコメント。隣に座るお母さんに理由を聞くと、小さい頃に自身が母にもらったものだという。阿部は、「やっぱり、受け継がれていくんですね。」とコメントした。 最後に会場に駆け付けた観客に向けて、瀬々監督は「人間はどうして生まれてどうして死んでいくのかということを考えて作りました。 |
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映画『とんび』@tonbi/ |
阿部 寛
北村匠海 杏 安田 顕 大島優子
濱田 岳 宇梶剛士 尾美としのり 吉岡睦雄 宇野祥平 木竜麻生 井之脇海 田辺桃子
田中哲司 豊原功補 嶋田久作 村上 淳
麿 赤兒 麻生久美子 / 薬師丸ひろ子
原作:重松 清「とんび」(角川文庫刊)
監督:瀬々敬久
脚本:港 岳彦 音楽:村松崇継
主題歌:ゆず「風信子」
配給:KADOKAWA イオンエンターテイメント
©2022 『とんび』 製作委員会