映画『愛を積むひと』
朝原雄三監督作品が無事にクランクアップを10月末に迎えました。 佐藤浩市と樋口可南子が第二の人生を歩む夫婦を演じる本作は、北海道の大地に本建築のオープンセットを建てて、およそ1年に亘る撮影が行われました。
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鮮やかな緑に覆われた美瑛の丘を、マルチコプターを駆使して4Kのカメラで空撮したり、日本百名山のひとつである十勝岳で登山撮影に挑むなど、スケールの大きな風景がスクリーンいっぱいに広がります。そして、北海道の雄大な自然と豊かな四季を丁寧に紡ぎ出しながら、夫婦の愛、家族の絆を描いています。 | |
主演のお二人からクランクアップに際してのコメントが来ています。
佐藤浩市さんからのコメント 隣にいる人を受け入れられる、そういう優しい気持ちになってくれたら足掛け4か月の撮影は、夏編と秋編との間が2か月ぐらい空いていました。 |
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樋口可南子さんからのコメント
苦労はたくさんあったのに、純な気持ちを失わないこの夫婦は、 つくづくいいなぁと思いました 私の答えは、言いません。 映画を観て下さる方からもいろんな答えが出そうで、今から楽しみです。 純な夫婦。こうなりたいなー。 この美しい話を成立させるためにがんばってくださった朝原組の心優しいスタッフ、いろいろ助けて下さった美瑛の皆様に、心より感謝してます。 |
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『愛を積むひと』
公開は、2015年初夏 全国ロードショーです。 公式サイト:http://www.shochiku.co.jp/movie/aiwotsumuhito/ |
物語・・・
第二の人生を大自然に包まれた美しい土地で豊かに過ごそうと、東京下町の工場をたたみ、北海道に 移り住むことにした夫婦、篤史と良子。以前に外国人が住んでいたという瀟洒な家を手にいれ、良子は野菜やガーデン作り、家の内装のアレンジなどささやかながらも豊かな生活を満喫していた。
一方、仕事人間から仕事がなくなった途端、手持ち無沙汰で暇を持て余す毎日の篤史。
見かねた良子は、長年の憧れでもあった家の周りの 石塀作りを篤史に頼む。
そんなある日、良子が倒れた。以前から患っていた心臓の病が悪化していたのだ。
心配させまいと夫に病状を言わず、一時退院し、明るくふるまう良子。そんな良子に、景気の良い時も悪い時も、結婚以来毎年贈り続けていた一粒の真珠を、篤史は今年も誕生日にプレゼントする。笑顔で受け取る良子を見つめながら、夫婦二人の幸せな時が続くことを願う篤史。
しかし、その願いは叶わなかった。突然、訪れた良子の最期。 悲しみにくれる篤史のもとに、ある日、良子からの手紙が届いた。自分の死期を悟った良子が、篤史のこれからを案じ、たくさんの篤史宛ての手紙を、ふたりの家に隠していたのだった。
良子の手紙に書かれた想いに触れ、閉ざされた心が溶け周りの人の人生に関わっていく篤史。
更生を誓い、石塀作りを手伝いに来る青年・徹や、その恋人・紗英との交流、紗英の義父・熊二との友情。そして長年疎遠になっていた娘・聡子との再会。篤史が良子を思いながら一つ一つ積み上げた石に、それぞれの人間ドラマが重なっていくー。
原作:「石を積むひと」エドワード・ムーニー・Jr.(小学館文庫刊)
監督:朝原雄三(『釣りバカ日誌』シリーズ、『武士の献立』 )
脚本:朝原雄三、福田卓郎
音楽:岩代太郎
劇中歌: 「SMILE」 ( Nat King Cole)
製作:「愛を積むひと」製作委員会
企画・制作:アスミック・エース/松竹
制作プロダクション:松竹撮影所
配給:アスミック・エース/松竹
出演:佐藤浩市、樋口可南子、北川景子、野村周平、杉咲花、吉田羊、柄本明
(C)映画「愛を積むひと」製作委員会