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ジョニー・デップ&アンドリュー監督記者会見映像解禁

この度、9月2日に行われたジョニー・デップ&アンドリュー・レヴィタス監督の記者会見映像が公開!
記者会見の様子を見たいという熱い声にお答えし、会見の模様を一部お届け。
『MINAMATAーミナマター』ジョニー・デップ&アンドリュー・レヴィタス監督記者会見
主演だけでなく、プロデューサーとして本作に携わっているジョニー。
なぜこの映画に参加しようと思ったのか尋ねられると「この作品に参画することに全く迷いはありませんでした。なぜ私がプロデューサーとして参画したかと言うと、単純に作られるべき映画だと思ったからです。日の目を見るべき映画だと思ったのです。」とし、「お伝えしたいのはこの物語の重要性です。第一にこれは、多くの人を苦しめた出来事です。第二に今も世界中で同じようなことが起きています。まさに今も私たちは苦しんでいますよね。いわばウイルスと戦争をしているような状況です。」「私たち一人一人が見えない敵と日々戦っているわけです。ですから本作はこの時代にこそ見てほしい作品です」と映画に対する強い気持ちを熱く語った。
『MINAMATAーミナマター』ジョニー・デップ&アンドリュー・レヴィタス監督記者会見
最後に日本での公開に向け、メッセージを求められるとジョニーは「本作を気に入り楽しんでもらえることを祈ります。そしてこの映画で描かれていることが少しでも皆さんの心を動かし影響を与えられたらと思います。」と語り、さらに「私たちがすべきことは本当にシンプルです。自分に何ができるのか考えてください。人のために何ができるのか、他の人のために自分にできることはないか、それを考えることが大切です。」とメッセージを残した。

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合わせて各界の著名人より絶賛コメントが到着!

歌手の加藤登紀子、フリーアナウンサーの宇垣美里、最新刊「水俣 天地への祈り」が今月出版され、その著書である田口ランディ、『人新世の「資本論」』著者の経済思想家、斎藤幸平や人類学者の磯野真穂ら6名が本作に応援の声を寄せた。

ジョニー・デップが役者人生をかけて作り上げた本作。続報にご期待ください!
*順不同、敬称略

●加藤登紀子(歌手)
号泣しました、何年分も。私達の時代の罪深さに。水俣の地元の人たちの抑制された表情も、起こったことの酷さも、ものすごく伝わってきます。坂本龍一さんの音楽が素晴らしい!

●宇垣美里(フリーアナウンサー)
傷だらけになりながらも魂をかけて撮影されたユージンの写真には水俣病患者とその家族の悲しみ、怒り、愛が克明に焼き映されていた
強いものが弱いものを痛めつけてる
その構造は四十数年経った今も何一つ変わっていない

●田口ランディ(作家/「水俣 天地への祈り」)
水俣病事件を通して、世界中で起きている公害問題、環境汚染問題に光を当てる問題作。国を超え共に人類の行く末を考えていこう、という、ジョニー・デップのメッセージを受け取った。コロナ時代の指針となる映画だ。

●斎藤幸平(経済思想家)
経済か、命か。命と自然を犠牲にしても利潤を貪る資本主義の暴力性に立ち向かったのは、草の根の市民運動だった。公害史は資本主義の暗黒史であり、絶望的状況を前にした懸命の市民運動の歴史でもある。だからこそ、「社会は変わらない」と嘆く前に、誰もが「Minamata」を学ばなければならないのだ。

●磯野真穂(人類学者)
​​「なかったこと」にすれば、明日はとりあえず穏やかかもしれない。
でも「なかったこと」にしなければ未来に希望が灯るかもしれない。
これは「なかったこと」にすることを拒んだ人たちの壮絶な戦いの軌跡だ。
写真は撮られる者だけでなく、撮る者の魂すら奪う。だから、本気で撮れ。そう言い放つユージンの魂をこの映画から感じて欲しい。

●岩波友紀(写真家/2020年ユージン・スミス賞受賞)
公害問題と同時に、傷を負い続けたひとりの写真家の物語。たった1枚の写真が、どれほどの時間と葛藤を費やして生まれたか。撮る人と撮られる人の関係を泥臭くも美しく、そして激しい水俣の事象が静かに描かれているからこそ、心に突き刺さってくるのです。

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『MINAMATA−ミナマタ−』

原題:MINAMATA

公式サイト:
longride.jp/minamata/

ストーリー
1971年、ニューヨーク。アメリカを代表する写真家の一人と称えられたユージン・スミスは、今では酒に溺れ荒んだ生活を送っていた。そんな時、アイリーンと名乗る女性から、熊本県水俣市にあるチッソ工場が海に流す有害物質によって苦しむ人々を撮影してほしいと頼まれる。水銀におかされ歩くことも話すことも出来ない子供たち、激化する抗議運動、それを力で押さえつける工場側──そんな光景に驚きながらもシャッターは冷静に切り続けるユージンは、チッソの社長からのネガを大金で買うという申し出を拒否したために危険な反撃にあう。追い詰められたユージンは、水俣病と共に生きる人々にある提案をし、彼自身の人生と世界を変える写真を撮る──。

【ウィリアム・ユージン・スミス William Eugene Smith】

(1918-1978)
『MINAMATAーミナマター』POSTER
1918年12月30日、アメリカ・カンザス州ウィチタ生まれ。世界的写真家集団「マグナム・フォト」の正会員。太平洋戦争において、サイパン、沖縄、硫黄島で戦場カメラマンとして活躍。戦後は一般の人々の生活を捉えていき、「ライフ」誌で発表した「楽園へのあゆみ」、「カントリー・ドクター」、「スペインの村」、「助産師モード」などのフォト・エッセイは世界的評価を得る。52歳の時に当時の妻アイリーンと水俣市に移住。3年間水俣市に暮らしながら水俣病の問題を取材し、1975年、アイリーンとの連名による写真集「MINMATA」がアメリカで出版され、世界中で大反響を呼んだ。翌年、ロバート・キャパ賞を受賞。1977年末、死去。享年59歳。写真集「MINAMATA」がスミスの遺作となった。

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製作:ジョニー・デップ
監督:アンドリュー・レヴィタス
脚本:デヴィッド・ケスラー  音楽:坂本龍一
原案:写真集「MINAMATA」W.ユージン・スミス、アイリーンM.スミス(著)
出演:ジョニー・デップ、真田広之、國村隼、美波、加瀬亮、浅野忠信、岩瀬晶子and ビル・ナイ
作品コピーライト:© 2020 MINAMATA FILM, LLC  
提供:ニューセレクト株式会社、カルチュア・パブリッシャーズ、ロングライド 配給:ロングライド、アルバトロス・フィルム
2020年/アメリカ/英語・日本語/115分/1.85ビスタ/カラー/5.1ch/日本語字幕:髙内朝子
写真コピーライト:© Larry Horricks 
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