銀座蔦屋書店で『鳩の撃退法』完成披露第157回直木賞受賞作『月の満ち欠け』など佐藤正午の数ある傑作のなかでも最高到達点との呼び声高い『鳩の撃退法』。原作では小説表現の臨界点を超えた、まさに先の読めないストーリーが展開されます。 この度、本作の完成を記念した書店トークイベントを実施。 |
|
藤原竜也 土屋太鳳 風間俊介 西野七瀬 登壇まずは主演の藤原竜也から「この作品は話が複雑で非常に面白いです。今日は一生懸命、分かる限りのことを話したいと思います。よろしくお願いします。」と一言挨拶があり、イベントがスタート。 始めに、実写化不可能とまで言われた原作の実写化ということで、演じる上で工夫・意識した点や現場でのエピソードについて、「タカハタ監督の撮り方がリハーサルを重ねずに、勢いや現場の熱量で行けるとこは一発で撮ってしまおう!という演出・手法だったので、自分としても良い緊張感を活かしながら、監督の想いになんとか付いていこうと集中してやりました。」と天才作家・津田伸一を演じた藤原は充実した現場であったことを語った。 津田の担当編集者・鳥飼なほみを演じた土屋は「とても貴重な経験をさせていただきました。私自身も藤原さんの演技をずっと見て育ってきたので、とてもワクワクしました。お客さんを引き付ける魅力というのが、実際に現場でも感じることが出来ました。」と藤原と共演しての喜びを語った。 読書好きのバーのマスター・幸地秀吉を演じた風間は「僕の役は本当に存在しているのか分からない、つかみどころのない役で、その感じが津田の嘘なのかどうか分からないようになっているといいな。観ていただいた方々に判断いただけらなと思ってます。」とミステリアスな役どころとともに作品において担っているポイントを挙げた。 津田伸一の通うコーヒーショップの店員・沼本を演じた西野は「演じたキャラは割と距離感が、特に津田とは近くて、演じるのが難しかったです。監督からは『まだ距離があるな~。(藤原と)ハグしてみたら?』と提案してくださって、やったら気持ちがほぐれて、すごくありがたかったです。」と現場の雰囲気の良さを語った。 |
|
続いて、「ウソの撃退法!」と題して、藤原・風間・西野の3人が話すエピソードの内、真っ赤なウソ話をしているのは誰かを土屋に見破ってもらうというコーナーがスタート。 まず最初に話したのは風間、エピソードは「今日イベントを行っている銀座は祖母が住んでいた街で、祖母が他界してから久しぶりに来て、会っているような気持ちなっている。」というもの。 一発目に感動的なエピソードが飛び出すと、「素敵な話、、!」「これがウソだったら本当にヤなやつ(笑)」とまさかの感動と笑いが。続いては西野は「夢の中で着ていた衣装を今日着ている」という正夢のようなエピソードが。最後に藤原は「事務所に提出する履歴書の写真を料理人・周富徳さんとのツーショット写真にしたら受かった」というもの。エピソードが出そろうと土屋は「本当に私はこういうのが苦手で、、!みなさんホントの様な顔で喋るじゃないですか!みなさんお芝居するのは本業ですから、、」と悩ましい表情を浮かべた。 最後に藤原から「とても面白いです。目まぐるしく変わるストーリーとラストにかけて一瞬で世界観に引き込まれます。暖かい気持ちにもさせてくれる。まもなく公開を迎えますが、是非みなさんに観ていただけたら嬉しいです。」と締めくくり、盛り上がりの熱、冷めやらぬまま、イベントは幕を閉じた。 |
|
『鳩の撃退法』2021年8月27日(金)公開 公式HP: 公式Twitter: |
出演:藤原竜也
土屋太鳳 / 風間俊介 西野七瀬
佐津川愛美 桜井ユキ 柿澤勇人 駿河太郎 浜野謙太
岩松了 / 村上淳 坂井真紀 濱田岳 ミッキー・カーチス / リリー・フランキー
豊川悦司
原作:佐藤正午「鳩の撃退法」(小学館刊)
監督:タカハタ秀太 脚本:藤井清美 タカハタ秀太
製作幹事:松竹 電通
配給:松竹
制作プロダクション:AOI Pro.
制作協力:松竹撮影所 松竹映像センター
上映時間:119分
©2021「鳩の撃退法」製作委員会 ©佐藤正午/小学館