かつては、映画の街と言われた青梅に約50年ぶりに映画館「シネマネコ」がオープンします。 (緊急事態宣言等の影響で延期となり、オープン日は未定。今後の予定はシネマネコの公式SNS等で決定次第、告知。) 映画・ミニシアター好きのためのコミュニティ「ミニシアタークラブ」では、ユーロスペースの北條支配人が、様々な映画館の方と対談、取材しております。今回は、シネマネコ をオープン準備されている菊池康弘氏に話を伺いました。 菊池康弘氏は、俳優を志すも29歳で方向転換し地元青梅に戻り飲食店を経営、さらにずっと構想を練っていた映画館設立に動いた異色の経歴の持ち主で、興味深くお話を聞かさせていただきました。 |
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北條氏、シネマネコへ来館した感想北條氏「木造建築の木の香りが心地よく落ち着きますね。エントランスの誰でも入りやすい温かな雰囲気から、劇場に入ると素晴らしいスクリーン、7.1chの最新の音響システム、高い天井、座り心地のいい椅子、とにかく、約80年前の木造建築と最新のシアターの共存に驚きました。木造建築をもとに映画館を作るのは、現行の建築法、消防法などに照らし合わせると大変だったんではないでしょうか?」 北條氏「ユーロスペースを作る時も、設計士の方が、「人生でこうゆう仕事をするのは1回か2回か。面白くてしょうがない」と言ってました。」 シネマネコ設立の経緯菊池氏「10年ほど前から地元青梅に映画館を作りたいという思いはありました。「映画の街」と言われながらずっと映画館がなくて誰もやらなかった。3年前にこの建物と出会いました。もともと青梅は繊維工場が多くこの建物も国の有形文化財で繊維組合所有の建物なんです。」 |
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準備を始めてから周囲の反応は?菊池氏「はじめの頃は、「本当に映画館を作るんですか!?」と反対はされませんでしたけど半信半疑といった反応が多かったです。ただ、ひとりひとりに根気強く話していくうちに応援してくれる人も増えてきました。今も、まだオープンしてないんですが地元の方が散歩がてらに様子を見にいらしゃってくれます。」 苦労したこと・資金面など北條氏「進めている中で、苦労などは?」 今後について北條氏「今後のビジョンについてお聞かせください。」 対談動画 ■フル尺の視聴は、ミニシアタークラブ内にて:こちら |
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シネマネコ東京最西端に誕生予定の青梅市の映画館。 菊池康弘氏プロフィール20歳の頃から俳優を志し、2年後には蜷川幸雄氏主宰のニナガワスタジオに入所。その後、芸能事務所ミーアンドハーコーポレーションに所属し、俳優・上川隆也氏の付き人として活動するなか、NHK大河ドラマ「功名が辻」など複数のメディアに出演してきた。29歳で俳優業を辞め、地元青梅に「炭火やきとり火の鳥」を開業。32歳のとき、株式会社チャスを設立し、店舗展開を行ってきた。現在は青梅市内に飲食店を4店舗経営。映画の街青梅で50年ぶりに映画館を復活させるために、映画館シネマネコプロジェクトを立ち上げ進行中。 |
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ミニシアタークラブ
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