映画情報どっとこむ ralph “映画家”菱沼康介の短編映画で彩る【菱沼康介特集上映[四角い卵]】が2020年11月28日(土)から12月11日(金)に池袋シネマ・ロサにて開催されます。これが初の本格的特集上映。高評価の作品と、今こそスクリーンで見てもらいたい、命について描いた三作が選ばれた。


『かく恋慕』は、目には見えないにおいを映像で表現する企画を立てるが、内容的に難しいと商業では成立しなかったため、自主製作した作品。国内・北米・豪・印・伊15の映画祭に選出され、米・印・伊での5冠を含む10冠を獲得。2020年2月開催の池袋シネマ・ロサでのイベント上映では満席を記録し、50名近く入場できなかったため待望の再上映となる。今上映に合わせ、新たにMAや映像調整を行った。


『一生で一番長い九分』は実際の事件から着想された、邦画では珍しい社会派スリラー・コメディ。国内6つの映画祭で選出され1冠を獲得。


『されど吉祥とする』は武蔵野市の映画祭の支援で制作。完全版は今回が初上映となる。

映画情報どっとこむ ralph 菱沼演出は、女優を輝かせることに定評がある。
今回のラインナップでも、手島実優(『赤色彗星倶楽部』『カランコエの花』)、芋生悠(『ソワレ』『左様なら』)、根矢涼香(『根矢涼香、映画監督になる。』)、佐藤睦(『Vtuber渚』)、米山穂香(『恋愛ドラマな恋がしたい』)、温(『検事・朝日奈耀子』)、久遠さやか(『仮面ライダー龍騎』)が新たな一面を見せている。

菱沼康介コメント(特集上映に向けて)
私が邦画界に飛び込んだ20年前、邦画は20世紀末のごとく死にかけでした。ところがどっこい21世紀が20年経っても色々乗り越えゾンビのごとく生きてます。ええ、私も。だから、きっと、また同じように現在の状況も乗り越えていけるはず。でも、やっぱり失われたものはたくさんあって。そんな失われてくものを映画は留めることができたりします。映画を見ることは喪失と向き合うことだったり。映画館の暗闇の中なら、失ったものもひょいと顔を出すやもしれませんよ。姿は違っててもね。
そんな思いを込めて作った映画たちです。あなたの暗闇を照らす物語になれたら幸いです。
今回の特集上映に、映画『かく恋慕』に80名以上の送り手から応援コメントをもらいました。これはまだ半分だけの客席のシネマ・ロサで、観客の方々とコメントを寄せてくれた方々を合わせて満席という思いを込めています。空いている隣の席に、あの人も座ってるかもよ。

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菱沼康介特集上映[四角い卵]

11月28日(土)より 池袋シネマ・ロサにてレイトショー

上映中は、舞台あいさつなどのイベントも開催予定。

日程:2020年11月28日(土)~12月11日(金)
レイトショー(開演時間未定)
料金:一般1,500円(前売り券1300円)
場所:池袋シネマ・ロサ

※A・B2つのプログラムで上映
A:11月28日(土)から12月4日(金)まで、『かく恋慕』+『一生で一番長い九分』
 B:12月5日(土)から12月11日(金)まで、『かく恋慕』+『されど吉祥とする』

【上映予定作品】

・『かく恋慕』(2019年)(49分)
出演:手島実優 札内幸太 芋生悠
 撮影:湯越慶太

内容:“におい”、画面に映らぬ匂いをモチーフに、新しい映画技法に挑んだ映画。すれ違う三角
の願いが“におい” でつながる、愛と匂いの物語。
内容:
「もぉーいぃかい?」夫婦でかくれんぼ。妻アリカが鬼。彼女は鼻がきく。夫コウキは匂いを辿られまいと頭を捻る。ある日、夫から嫌な匂い。アリカは変わっていく夫の匂いに苦しむ。それ見て、コウキは妹カスミにある頼みごとをする。

・『一生で一番長い九分』(2018年)(19分)
出演:米山穂香 温 久遠さやか
撮影:小島悠介

内容:実際に会った事件からインスパイアされた作品。敵だらけの世界で手を握る、痛みと潔癖の物語。 あらすじ:痴漢のせいで乗り物恐怖症となった潔癖症の新米OLフツレは、公園で陣痛になった妊婦から助けを求められる

・『されど吉祥とする』(2020年)(29分)
出演:根矢涼香 佐藤睦 黒住尚生
撮影:湯越慶太

内容:死して屍を探す。命が軽くなった現在に思いの力で抗う、自殺と成仏の物語。
「私の体をあげますから代わりに生きてください」人生に挫け、消えたいと望んだリリコは、事故死した恋人イブへの未練を断ち切れないアダチととり憑いたイブの霊と出会い、ある提案をする。

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