第30 回映画祭TAMA CINEMA FORUM 第12回TAMA映画賞受賞作品＆受賞者が決定

11/29（日）TAMA 映画賞授賞式 府中の森芸術劇場 どりーむホール

11/21（土）～11/26（木）各種上映プログラム 東京都多摩市内2 会場

このたび国内映画賞のトップバッターとして注目を集める「第12 回TAMA 映画賞」の受賞作品及び受賞者が決定いたしました。TAMA 映画賞は、2009 年にスタートし、前年10 月から当年9 月に一般劇場で公開される作品及び監督・キャスト・スタッフを対象に、市民ボランティアの実行委員が選考しています。「明日への元気を与えてくれる・夢をみせてくれる活力溢れる＜いきのいい＞作品・監督・俳優」を、映画ファンの立場から感謝をこめて表彰したものです。

『ラストレター』
初恋の記憶が「手紙」に呼び起こされ、人生を歩みつづける希望として現在に差し込んでいくさまを、瑞々しい映像で描きあげた。

©︎2020「ラストレター」製作委員会

特別賞
『アルプススタンドのはしの方』
応援席の高校生にフォーカスした構成は、「しょうがない」から「ガンバレ」へと感情の変化を捉え、落涙するほどの感動を与えた。

©︎2020「アルプススタンドのはしの方」製作委員会

『音楽』
男子学生たちが音楽の魅力に目覚めるさまを、繊細且つ膨大な線の動きと音楽のシンクロによってエモーショナルな作品に仕上げた。

©大橋裕之/ロックンロール・マウンテン/Tip Top
　
最優秀男優賞
福山雅治　『ラストレター』　

『ラストレター｣において、若かりし頃を思い今を逡巡する作家をワンシーン毎大切に情感をこめて演じることで、作品の世界観に溶け込み、観客に強く響いた。
©︎2020「ラストレター」製作委員会

濱田岳　『喜劇　愛妻物語』　
『喜劇 愛妻物語』において、ダメ男の願望を体言しつつも家族への愛情をもにじませ、唯一無二のにくめないキャラクターを創った。

©︎2020『喜劇 愛妻物語』製作委員会

最優秀女優賞
水川あさみ　『喜劇　愛妻物語』
『喜劇 愛妻物語』において、夫を罵倒しつつ信じる芯の強さを示し、切れ味ある演技に悲喜交々をまとわせて一段の進境を示した。

©︎2020『喜劇 愛妻物語』製作委員会

長澤まさみ　『MOTHER マザー』
『MOTHER マザー』において、壮絶なまでの“影”の役に挑み、自堕落でありながら魅惑的な母親を演じることで、新境地を切り開いた。

©︎2020「MOTHER」製作委員会

最優秀新進監督賞
HIKARI　『37セカンズ』
生まれつき障がいをもつ一人の女性が、自分の世界を輝かせていくさまを、アニメーションや漫画などを織り交ぜ、多彩に表現した。

©︎37 Seconds filmpartners

ふくだももこ　『君が世界のはじまり』
一筋縄ではいかない高校生たちの心の内側を描き、人を想うことで痛みを伴いながらも世界を切り拓いていく姿に勇気づけられた。

©2020『君が世界のはじまり』製作委員会

最優秀新進男優賞
宮沢氷魚　『his』
物静かな佇まいと透き通るような眼差しで心の揺れ動くさまを自然に表現した。役に真摯に向き合う姿勢は、さらなる飛躍を予感させる。

©︎2020 映画「his」製作委員会

北村匠海　『サヨナラまでの30分』
憂いをおびた眼差しや細やかな心情を表現するふとした仕草で魅了するだけでなく、心に届く声のトーンでも共感を呼び覚ました。

©︎2020『サヨナラまでの30分』製作委員会

最優秀新進女優賞
松本穂香　『君が世界のはじまり』
映画の情景と調和しながら、時に言葉以上にふるまいで語り、静かな情熱に支えられた表現力でより高く羽ばたくことを感じさせる。

©2020『君が世界のはじまり』製作委員会

森七菜　『ラストレター』
『ラストレター』において、天真爛漫な役を輝くような透明感をもって活き活きと演じ、物語に爽やかな風を送り込んだ。

©︎2020「ラストレター」製作委員会