この度、ジョージ・A・ロメロ監督が手掛けたホラー映画の金字塔であり、長らく鑑賞が難しいと言われていた『ゾンビ』日本初公開版を復元した『ゾンビー 日本初公開復元版ー』の全国公開が決定しました。
『ゾンビ』は、今年が 1979 年の日本初公開から 40 周年という節目の年となります。 そこで今回、40 周年のメモリアルイヤーを祝うべく、その幻のバージョンを復元し、40 年前のあの映像体験を再び日本の 皆さんに全国の劇場で体験していただくため、劇場公開に向けて応援サポーターを募るクラウドファンディングが始動しました。 約 2 か月の期間を設けている プロジェクトですが、ファンによる熱烈なサポートによってスタートから 14 日間という驚異的なスピードで、当初の目標金額 500 万円を見事達成。(クラウドファンディングは Makuake にて引き続 き 8月9日(金)まで継続中です.) それにより 全国の劇場公開が決定、ならびに特別上映イベントの開催も実現されることとなりました。 【1】死者が蘇って生者の肉を喰らう ――今では当たり前となったこのゾンビのルールを、ロメロ監督は“リビングデッド”シリーズ第一作『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』(68/1979 年当時は日本未公開)で定義し、従来とは全く異なる新解釈の 描写で、それまでホラー映画のサブキャラクターとしての扱いでしかなかったゾンビに新たな“命”を吹き込みました。 その鮮烈なゾンビのデビューに世界は衝撃を受 け、2 作目となる本作『ゾンビ(Dawn of the Dead)』で監督はゾンビ像を確立、一躍、「ゾンビ映画」は世界的人気ジャンルへと変貌を遂げます。このことか らジョージ・A・ロメロ監督は「モダン・ゾンビの祖」と評されることとなり、『バイオハザード』シリーズ(02~16)、ブラッド・ピット主演の『ワールド・ウォーZ』(13)、そ して近年若者を中心に熱烈に支持されている海外ドラマ「ウォーキング・デッド」(10~)、さらには 2018 年の日本で社会現象となった『カメラを止めるな!』 (17/英題: ONE CUT OF THE DEAD)なども、ロメロ監督がゾンビを生み出していなければ、存在すらしていなかったと言っても過言ではありません。 また最近ではホラー映画というジャンルの枠を飛び越え、『ショーン・オブ・ザ・デッド』(04)などのコメディ、さらにミュージカル要素も盛り込まれた『アナと世界の終わり』(17)といった他ジャンルの作品にも“ゾンビ”が登場するようになり、韓国で製作され日本でも話題となった『新感染 ファイナル・エクスプレス』(16)など様々な 国で多種多様なゾンビ映画が生み出されるようになりました。ホラー映画にとどまらず、その後の映画界に大きな影響を及ぼすこととなったのが、この『ゾンビ』 なのです。 今回、海外との粘り強い交渉により、日本初公開時のバージョンの復刻・再現の許諾を特別に獲得し、1979 年当時のトラウマ級のインパク トをそのまま復元し、劇場公開いたします。 |
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『ゾンビー 日本初公開復元版ー』 原題:Dawn of the Dead 全国順次ロードショー決定! 公式サイト: |
監督・脚本:ジョージ・A・ロメロ
製作:クラウディオ・アルジェント、アルフレッド・クオモ、リチャード・P・ルビンスタイン
撮影:マイケル・ゴーニック
特殊メイク:トム・サヴィーニ
音楽:ゴブリン、ダリオ・アルジェント
キャスト:デヴィッド・エムゲ、ケン・フォリー、スコット・H・ライニガー、ゲイラン・ロス、トム・サヴィーニ
2019 年(オリジナル版:1978 年)/アメリカ=イタリア合作映画/115 分/カラー/英語/ビスタサイズ/5.1ch サラウンド
企画・提供:フィールドワークス、スティングレイ
配給:ザジフィルムズ
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