2004 年から始まった「SKIP シティ国際 D シネマ映画祭」は、デジタルシネマにフォ ーカスを当て、国際コンペティション、国内コンペティション(長編部門、短編部門) の二部門3カテゴリーのコンペティション上映を中心にした“若手映像クリエイターの 登竜門”として毎年開催を重ね、これまで、『凪待ち』の白石和彌監督、『長いお別れ』 の中野量太監督、『カメラを止めるな!』の上田慎一郎監督、『岬の兄妹』の片山慎 三監督など、今や日本映画界のトップランナーに飛躍した監督や、新作を心待ちに される監督たちを多数輩出してきました。
そして来る 7 月 13 日(土)~21 日(日)の 9 日間、本映画祭は 16 回目の開催を迎えます。 本日 6 月 7 日(金)、都道府県会館(東京・永田町)にて記者発表を行い、国際コンペティション、国内コンペティシ ョンのノミネート作品、特集上映をはじめとする全上映ラインナップを発表しました。 |
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今年の特集上映では、ジョージ・ルーカス、クリント・イーストウッド、スティーヴン・ソダーバーグ、三池崇史とい った、国内外で高く評価され、映画史に名を刻む4人の巨匠監督の才気あふれる貴重なデビュー作を上映します!現在は 大作映画を主戦場とする4名も、デビュー当時はインディペンデント映画からそのキャリアをスタートさせ、「若手」「新鋭」 と呼ばれた時代がありました。 未来の巨匠を発掘すべく“若手映像クリエイターの登竜門”を掲げる本映画祭では、若手監 督たちに大きな刺激を与えるであろう4巨匠のデビュー作を特集し、また現在スクリーンで鑑賞できる機会のほとんどない 作品を、観客の皆様にお届けします。 |
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国際コンペティション 92の国・地域からエントリー! 応募数658本から厳選した、10作品がノミネート。全作品日本初上映!! キム・ユンソク、タニア・レイモンド、ツヴァ・ノヴォトニー。俳優の監督デビュー作が3作ノミネート! 今年は10作品中5作品が女性監督作品! 16回目にして初!国際コンペに長編アニメーションがノミネート! 今年の「国際コンペティション」には、韓国を代表する演技派俳優、キム・ユンソクの監督デビュー作となるドラマ『未成 年(原題)』、大ヒット TV シリーズ「LOST」のタニア・レイモンドがアーティストのジオ・ゼッグラーと共同監督で手掛 け、主演も務めた風刺コメディ『バッド・アート』(インターナショナル・プレミア)、『ヒトラーに屈しなかった国王』のツ ヴァ・ノヴォトニーが 98 分ワンカットに挑んだ監督デビュー作『ブラインド・スポット』と、俳優が初監督を務めた作品 が3本ノミネートとなりました。 |
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国内コンペティション 日本の若手監督たちがしのぎを削る長編部門5作品、短編部門9作品がノミネート! 日本映画の未来を担う才能の発掘を目的とする「国内コンペティション」 。 長編部門は、黒沢清監督や篠崎誠監督の元で研鑽を積み、期待の若手俳優・青木柚らが出演した壷井濯監督『サクリファイ ス』や、『空(から)の味』の好演が印象的な笠松七海主演の『おろかもの』 、『 猟奇的な彼女』を彷彿とさせる暴走ラブ・ス トーリー『バカヤロウの背中』、俳優として『アウトレイジ』等に出演している真田幹也が監督した『ミドリムシの夢』 、昨 年の本映画祭国際コンペ短編部門優秀作品賞『予定は未定』の磯部鉄平監督の初長編『ミは未来のミ』といった、今後要注 目の才能が顔を揃え、5 作品がノミネート!うち 4 作品がワールド・プレミアで上映! 短編部門では、『ガンバレとかうるせぇ』が注目された佐藤快磨監督の『歩けない僕らは』、平凡なサラリーマンと謎の美少 女を描く村木雄監督のちょっと不思議なコミカル・ファンタジー『ぜんぶ東京のせいだ』、日中ハーフの女子大生が直面す る国籍の選択を題材に描く鯨岡弘識監督の青春ドラマ『メイリンの決めたこと』、本映画祭では 3 度目のノミネートとなる マキタカズオミ監督が出生前診断に臨む夫婦の葛藤を描く『産むということ』など、エネルギー溢れる若手監督による、ジ ャンルも作風も様々な 9 作品がノミネート!そのうち 3 作品がワールド・プレミア、1 作品がジャパン・プレミアでの上 映となります。 |
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映画祭の幕開けを飾るオープニング作品
浅沼直也監督×上田慎一郎監督×中泉裕矢監督 異例のトリプル監督で制作された話題作『イソップの思うツボ』をワールド・プレミア! ○浅沼 直也 (オープニング作品『イソップの思うツボ』監督) ○上田 慎一郎 (オープニング作品『イソップの思うツボ』監督) ○中泉 裕矢 (オープニング作品『イソップの思うツボ』監督) |
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毎年恒例のバリアフリー上映では、社会現象級大ヒット作『カメラを止めるな!』を上映! そのほか「ママ・シアター」 「埼玉関連映画上映」など関連企画も盛りだくさん!
SKIP シティ国際 D シネマ映画祭では、コンペティション、特集以外にも多彩なプログラムが盛りだくさん! 毎年恒例のバリアフリー上映では、昨年の日本映画界最大の話題作!SKIP シティでも撮影された『カメラを止める な!』を、日本語字幕・音声ガイド(UD Cast 方式)で上映!そのほか関連企画として、授乳施設も完備しベビーカー のまま入場可能な「ママ・シアター」では 日本に暮らすミャンマー人家族の苦悩を描き高く評価された『僕の帰る場所』 を上映。 さらに「埼玉関連映画上映」では、近年、数々の映画の舞台・撮影地となっている埼玉県で撮影された 2 作品『とってもゴ ースト』と『おくれ咲き』を、JR 川口駅前の映像・情報メディアセンター「メディアセブン」で上映します。 ほかにも SKIP シティを中心に活動するクリエイターが制作した作品を上映する「メイド・イン SKIP シティ」では、短編 映画『避雷針』を通常のスクリーンで上映する 2D 版と、180 度円周魚眼レンズで撮影した「ドーム映像版」の 2 パター ンで上映! そして毎年恒例、子どもたちが映画や CM 制作にチャレンジした作品を上映する「カメラクレヨン~子どもたちが作った映 画が、いま面白い!~」など多数の企画が開催されます! |
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SKIP シティ国際 D シネマ映画祭 2019(第 16 回)
開催概要 公式サイト:www.skipcity-dcf.jp |