映画情報どっとこむ ralph 11月21日(水)21時から、“映画を語る”新番組「活弁シネマ倶楽部」第二回が放送された。

本番組は、“映画を語る”楽しさを提供し、映画業界を新たな側面から盛り上げていく番組である。第二回となる今回の紹介作品は、監督の実体験をもとにしたストーリーを、豪華キャスティングで撮影した話題作『鈴木家の嘘』。ゲストには、本作が初監督作品となる野尻克己(のじり・かつみ)監督と映画界の新星・木竜麻生(きりゅう・まい)さん。MCには、映画ライターの月永理絵さんを迎えて行われました!

野尻監督は、これまで、数々の名作で助監督として活躍してきた。熊切和嘉監督の『海炭市叙景』、大森立嗣監督『ケンタとジュンとカヨちゃんの国』、石井裕也監督『舟を編む』、橋口亮輔監督『恋人たち』など、チーフ助監督として参加した作品は多数。今作では、自らの体験を基にしたオリジナル脚本をもって、満を持しての監督デビューとなった。

一方、木竜さんは、『菊とギロチン』で約2000名の中からヒロイン花菊役に抜擢され、第31回東京国際映画祭では、輝きを放った若手キャストに送られる「東京ジェムストーン賞」を受賞するなど、映画界の新星の一人として注目を集めています。番組内では、監督や役者同士のやり取りなど、作品の裏側が語られました!

映画情報どっとこむ ralph 木竜氏をキャスティングしたことについて、

野尻監督:彼女はすごく正直に生きてきたなって感じがすごいしていて、正直な綺麗なところが画面に出るねと。ちょっと汚いものでも受け入れる度量があったと思った。

とコメント。また、野尻監督の現場の様子について、本作で幸男役を演じた岸部一徳さんが、メイキング映像で木竜さんに指摘をする姿が「怖い」と言っていたという。岸部さんは、木竜さんにも、「難しいこと言われていたね」と声をかけていたという。当の本人である木竜さんは、野尻監督について、

木竜さん:嘘がなくて、今ほんとに感じたことをそのまま言ってくれている。役者のみなさんは(いろんなことを指摘されても)怖いとは思わない。

と監督への信頼を語った。

野尻監督:現場では役者さんと相談しながらキャラクターらしさを追求すします。

と語る監督。

番組内では、岸部一徳さんと加瀬亮さんの印象的なシーンにも言及。

野尻監督:脚本通りでは演じられない」と現場で岸部氏と加瀬氏に告げられた野尻監督は、シーンを変更。「自分の想像を役者さんが上回ってくれた。

と2人の演技を賞賛。

野尻監督は、木竜麻生さんの魅力を

野尻監督:役者は心と向き合わないといけない。(木竜さんは)心を磨き続けている女優なので、これからが楽しみ。

と語った。一方、木竜さんは、野尻監督の魅力を

木竜さん:役者と一緒に闘ってくれる監督。また是非ご一緒したいですね。

とコメントした。

番組内では、本作への監督の想いや背景が紐解かれ、実際に演じた役者という視点からも、映画の内容が語られている。今まで、いくつもの作品で描かれてきた「家族」というテーマに、

野尻監督:映画の中で描かれる“家族”がよくわからなかったからこそ、“家族”の映画を撮りたかった。

と語っている。

番組でも話題になったメイキング映像は、映画『鈴木家の嘘』公開記念特番として、CS放送ホームドラマチャンネルとCS放送衛星劇場で無料放送予定。

野尻監督と木竜氏が出演した「活弁シネマ倶楽部」は、様々な切り口で、様々な人が“映画を語る”ことで、映画の新たな楽しさを発信するトーク番組。番組タイトルにもなっている「活動弁士」は、映画の上映中、映画を自由闊達に語り、表現し、解説をすることを生業とする人たちである。

映画情報どっとこむ ralph 本番組では、活動弁士の精神をそのまま受け継ぎ、映画に関わる様々な人をゲストに迎え、制作陣の想いや映画の知られざる一面など、様々な角度から映画を掘り下げていく。

現在は、WEB配信での特別番組という扱いだが、今後も定期的に配信されるという。WEB番組であるため、今後は生配信の可能性もあるとのことで、映画好きにとっては、必見の番組になる予感。

活弁シネマ倶楽部

FRESH LIVE:
https://freshlive.tv/katsuben_cinema/250303

「活弁シネマ倶楽部」公式ツイッター:
@katsuben_cinema

映画情報どっとこむ ralph 「鈴木家の嘘」

2018年11月16日(金)より新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座ほか全国公開

公式HP:
http://suzukikenouso.com/

出演者:岸部一徳、原日出子、木竜麻生、加瀬亮、岸本加世子、大森南朋
撮影:中尾正人
編集:早野亮
制作会社:ハーベストフィルム
製作会社:松竹ブロードキャスティング
配給:松竹ブロードキャスティング、ビターズ・エンド
宣伝:ビターズ・エンド

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