映画情報どっとこむ ralph 今年惜しくも急逝された大杉漣さんが主演でエグゼクティブプロデューサーを務めた教誨師と6人の死刑囚の対話を描く映画『教誨師』(きょうかいし)が、10/6(土)より有楽町スバル座 他にて公開となりました。

そして、初日舞台挨拶が東京有楽町の老舗劇場スバル座にて行われ、玉置玲央さん、古舘寛治さん、光石研さん、烏丸せつこさん、五頭岳夫さん、小川登さん、佐向大監督が登壇しました。

映画『教誨師』初日舞台挨拶
日程:10月6日(土)
会場:有楽町スバル座
登壇:玉置玲央、古舘寛治、光石研、烏丸せつこ、五頭岳夫、小川登、佐向大監督

映画情報どっとこむ ralph 大杉漣さん扮する教誨師が、古舘寛治さん、光石研さん、烏丸せつこさんらが演じる一癖も二癖もある死刑囚たちと対話し、教誨室という限られた空間で人間の本質に問いかけるような、強烈な“生”の物語。

ご覧になったばかりのお客様の前に、古舘さん、光石さん、烏丸、玉置さん、五頭さん、小川さん、佐向監督と、温かな拍手が場内を包み込みました。

光石さん:映画いかがだったでしょうか?(割れんばかりの拍手)是非ご近所の人に宣伝してください!お願いします。

古舘さん:気持ちの良い秋の日に。朝からこの映画にありがとうございます。

五頭さん:NHKの反響が凄くて、少しでも多くの方に観てもらうために全力を尽くします!先ずは3連休の初日にお会いできてうれしいです。

と、残りの二日もな雰囲気を醸す五頭さん。

烏丸さん:終わったばかりのところに、生の俳優。いかがでしょうか。

小川さん:今年の暑い夏を思い出すような陽気の中ありがとうございます。

玉置さん:皆さんのお力でこの映画が広がっていけば良いなと思っています。お力添えください!

と、話しますが、この次の回の為に外で2時間前から行列中!

佐向監督:台風が来そうでどうなるのかと思っていましたが、快晴で。良かったです。

と、其々ご挨拶。

映画情報どっとこむ ralph 気のいいヤクザ役の光石さん


光石さん:オファーはバイプレイヤーの時に、夏に映画撮るから出てよって漣さんに言われて、台本も見ずに参加させていただくいました。その後に送られてきたのがヤクザ役。なにしろ、大杉さんと対峙できるのが魅力でお受けしました。控え室で二人で読み合わせして、直ぐ本番。監督どんどん回して撮影してました。

最初の方は殆ど言葉を発しない古館さん

古舘さん:死刑囚役を演じて・・・ですか?死刑囚の気持ちを知るの難しかったです。特に僕は正しいと思っている役だったので、そこは意識しましました。

と、語ります。

紅一点の烏丸さんは、関西弁でまくしたてる役はいかがでしたか?と言う問いに

烏丸さん:矢継ぎ早に台詞を言わなきゃいけなかったので何度もNGを出しました。私のシーンでは大杉さんは聞き役なので樂そうでした!(笑)

自己中心的な若者役は初出演の映画

玉置さん:始めは右も左もわからない状態で臨んで緊張していました。大杉さんが大きく受け止めて下さったので、居心地がよくなりました。皆さん嫌な奴!!!って思ってましたよね。(笑)(舞台との差は)やってることは変わらないですね。俳優同士の一番良いやり取りを、生で見せるか、切り取って見せるかの違いだと思っています。やってる側としては違いません。

実は大杉さんと2歳しか年が離れていないとMCが言うと場内どよめき。に、付け加えて

五頭さん:年齢詐称しておりました!(笑)シルバーパスをいただいちゃいまして!3つ違いです!大杉さんとある意味、転形劇場でね。印遠みたいなものがあって、演劇青年の大杉さんい引っ張られてね・・・

と、思い返すも、中中味のある役で演じたコツは

五頭さん:今回のホームレス老人役は子供になってみました!

と、話す五頭さん。そして、家族思いで気の弱い男役を演じた小川さんは、役者さんでは無いそうで、監督の中・高の同級生。

小川さん:演じるにあたり戸惑い、緊張、恐怖。あせり、様々な感情に襲われました。撮影終わり近づくと他の恐怖に変わっていったのを覚えています。セリフが覚えられないときは監督と二人で読み合わせしました。大夫同級生に怒られました!(笑)

と思い返す小川さん。

ほぼ全編が教誨室の中と言う映画を創るきっかけを問われ

佐向監督:人間と人間のシンプルな設定の中で、格闘技のような1対1の言葉と役者の佇まいだけでやれないかな。思ってこの設定にしました。

映画情報どっとこむ ralph 今年の2月に亡くなられた大杉さんは初めてのプロデューサ作品でもあり、本作には思い入れが強かったそう

佐向監督:この映画は大杉さんなくては始まらなかった映画。ずっと現場でこれ僕の遺作にするからと冗談でおっしゃっていたんですね。もちろん2,3と続く予定の遺作3部作だったんです。その後も続くようなね・・・。役者としての覚悟が観られる作品になったと思います。ここに立つべき人がいないのは、本当に悔しいですけど、どこかにいてみてくれていると思います。

と、無念の思いと本作のヒットを祈る監督でした!

最後には・・・大杉漣さん等身大パネルを囲んでフォトセッションでイベントを終えました。

『教誨師』

10月6日(土)より有楽町スバル座、池袋シネマ・ロサ他にて絶賛公開中!

公式サイト:
http://kyoukaishi-movie.com

物語・・・
プロテスタントの牧師、佐伯保。彼は教誨師として月に2 回拘置所を訪れ、一癖も二癖もある死刑囚と面会する。無言を貫き、佐伯の問いにも一切応えようとしない鈴木。気のよいヤクザの組長、吉田。年老いたホームレス、進藤。よくしゃべる関西出身の中年女性、野口。面会にも来ない我が子を思い続ける気弱な小川。そして自己中心的な若者、高宮。佐伯は、彼らが自らの罪をしっかりと見つめ、悔い改めることで残り少ない “生” を充実したものにできるよう、そして心安らかに “死” を迎えられるよう、親身になって彼らの話を聞き、聖書の言葉を伝える。しかし、意図せずして相手を怒らせてしまったり、いつまで経っても心を開いてもらえなかったり、苦難の日々が繰り返される。それでも少しずつ死刑囚の心にも変化が見られるものの、高宮だけは常に社会に対する不満をぶちまけ、佐伯に対しても一貫して攻撃的な態度をとり続ける。死刑囚たちと真剣に向き合うことで、長い間封印してきた過去に思いを馳せ、自分の人生とも向き合うようになる佐伯。そんな中、ついにある受刑者に死刑執行の命が下される….

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出演:大杉漣 玉置玲央 烏丸せつこ 五頭岳夫 小川 登/ 古舘寛治 ・ 光石 研
エグゼクティブプロデューサー:大杉漣 狩野洋平 押田興将
プロデューサー:松田広子
撮影:山田達也
照明:玉川直人
録音:山本タカアキ
美術:安藤真人
監督・脚本:佐向大
製作:TOEKICK★12 ライブラリーガーデン オフィス・シロウズ
2018年/日本/カラー/ 114分/スタンダード(一部、ヴィスタ)/ステレオ
配給:マーメイドフィルム、コピアポア・フィルム
宣伝: VALERIA、マーメイドフィルム
©「教誨師」members
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