この度、東映配給の新作映画『麻雀放浪記2020』の公開が決定しましたことをご報告致します。
不朽の名作として、今なお読み継がれている阿佐田哲也の250万部を超えるベストセラー小説「麻雀放浪記」。映画化は、イラストレーターの和田誠が初監督した『麻雀放浪記』(1984年)から実に35年振り! 企画は、近年は俳優のみならず、映画監督にも挑戦している主演・斎藤工さんから。 そして!企画が始動し、最初に監督として白羽の矢を立てたのが、『彼女がその名を知らない鳥たち』(17) 、『孤狼の血』(18)の白石和彌さん。ヒット作、話題作を連打して、いまの日本映画界を牽引しているトップランナー白石監督が、この困難な作品に立ち向かった。そのために、彼らが取ったのは、設定を大胆に変えること!! |
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■斎藤工コメント 個人的な意見ですが、名画をリメイクしてオリジナルを超えた作品は、はっきり言って殆ど無い。 それくらい名作・傑作のハードルは高く、どれだけ戦略を練ったとしても、そんな奇跡の映画をリメイクで”超える”のは至難の業である。 正直この企画に対しても、和田誠版『麻雀放浪記』ファンとして当初、些か不安を感じました。 (しかも坊や哲が私とは、何ともエキセントリックなキャスティング) しかし頂いた佐藤佐吉さんの脚本をめくって行くと、これは本当に麻雀放浪記?と思うほどの鋭角的で 奇天烈な世界観に唖然・呆然としながらも、気がつくと喉が渇き切る様に最後のページまでめくっていました。これこそ邦画がいつの日か失った、映画の持つ自由表現の行使ではないだろうか。これこそ阿佐田哲也のスケールなのではないだろうか。そして監督はあの白石和彌監督。 私は邦画ファンとして、この台本での白石和彌×麻雀放浪記が無性に観たくて仕方なくなっていました。 とんでもない作品が生まれる瞬間に立ち会えるのではなかろうか。 私はかつて『明日、泣く』と言う作品(内藤誠監督作)で阿佐田哲也さんの半生を演じさせて頂いた御縁もあり、本作に身を投じさせて頂こうと思いました。 『麻雀放浪記2020』は、リメイクと言うより新装開店、リニューアルに近い、白石和彌版の麻雀放浪記の 凄まじい世界に酔いしれて頂きたく思います ■白石和彌監督コメント |
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『麻雀放浪記2020』 の公開は平成の最後、2019年4月5日(金)。
「麻雀放浪記」の世界をこよなく愛する斎藤、そして白石をはじめとするスタッフたちだからこそ、大胆そして驚きの世界が繰り広げられる作品がいま生まれた。原作・阿佐田哲也の遺族もこの「新作」製作に賛同を惜しまない。奇しくも10月1日からスタートした「Mリーグ」(麻雀のプロリーグ)が白熱する今、映画は完成した。 |
キャスト:斎藤工 ほか
監督:白石和彌
企画:アスミック・エース
制作:シネバザール
配給:東映
原案:阿佐田哲也「麻雀放浪記」(文春文庫・刊)