この度、将棋界に奇跡をもたらした異色の棋士・瀬川晶司五段の自伝的作品「泣き虫しょったんの奇跡」(講談社文庫刊)が、豊田利晃監督により映画化。松田龍平が『青い春』以来16年ぶりに豊田作品で単独主演を務める本作は、2018年秋より全国ロードショーとなります。
その完成披露が7月3日に行われ、松田龍平さん、野田洋次郎さん、渋川清彦さん、駒木根隆介さん、新井浩文さん、松たか子さん、小林薫さん、國村隼さん、豊田利晃監督と原作者の瀬川晶司五段が登壇しました。 『泣き虫しょったんの奇跡』完成披露舞台挨拶 |
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今回は、喋る前までの撮影しか許可が下りていなかったので、記者全員がシャッタを切る音とフラッシュの嵐の中始まったイベント。
と言う、これから本編を観るお客さんたちの期待度を上げてくれる言葉からスタート。今回の舞台挨拶に来ている瀬川五段を演じている松田さんは・・・ 松田さん:瀬川さんには現場によく来ていただいて・・・本人がいると、気になってしまって、監督の演出されても瀬川さんはそんなことはしないって思っちゃって。嬉しいやら、やりずらいやらでした。将棋も教えてもらって特別な撮影でした。 瀬川五段:そうですね。将棋の場面があるときは行きましたね。 と、将棋の監修をしている感じの撮影現場を語りました。 主人公と幼馴染で親友でライバルを演じた野田さん と挨拶する野田さんは、プライベートで松田さんと仲が良いそうで 野田さん:最初は、仲良くさせていただいていて、僕のうちのキッチンは僕よりもいたぐらいです。(笑)だからこそ、僕でできるのか心配でしたが・・・最初のシーンは十数回撮り直しになりました。 と明かす野田さん。 |
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この二人の先輩で、将棋の世界に誘う重要な役の渋川さん 渋川さん:豊田監督とは20年。一緒に歩んできました。ここにいるのがとても嬉しいです。 と、率直な気持ちを明かし、 渋川さん:豊川七段は本当にいますので、彼がダジャレ好きなので如何にダジャレを織り交ぜるかが気を付きました。後は、将棋を指したり、食事に行くのも、積極的に声を掛けました。 実は、渋川さんのオリジナルのアドリブダジャレ。どのようなものかは本編で!
とプロ棋士スタイルな出で立ちの駒木根さんは 駒木根さん:撮影も対局して帰ってくると、控室でみんな将棋指しているとても素敵な現場でした。 と、将棋愛がこぼれる駒木根さんは一番上手かったそう!で、伸びが一番大きかったのは 駒木根さん:永山さんは物凄く情熱があって凄かったです。あと新井さんが強かった! 新井さん:うちはもっぱら麻雀派です!(笑)最弱は妻夫木と染谷。あの二人はニタニタしてやってましたからね。 と、語った新井さんは 松田さん:壁にぶち当たってるんです。 と、回答。 松さん:この映画にかかわれてうれしかったです!が、誰ともかかわってなくて・・・今日嬉しいです。 と、豪華な面々を見まわし満足げ。 |
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小林さん:僕の役は瀬川さんをプロにする手助けをする役。僕がいないと、この物語がなかったことになる・・凄い重要な役だったんだなと。今思いました。楽し気な人達が沢山出てるので、仲間に入りたいなとオファーを受けました。 と語ります。父役の國村さん。
そして、原作者で主人公自身でもある瀬川五段 そして、本作が10作目の作品の豊田監督は 夢を追い続ける男の映画です。続けることによる憎しみを愛に変えて成功した瀬川さんの人生です。ミンさん御心に触れるシーンがあれば嬉しいです。 と、イベントを締めました。 |
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『泣き虫しょったんの奇跡』
2018年秋、全国ロードショー!
主人公の瀬川晶司を演じるのは『舟を編む』で第 37 回日 本アカデミー賞・最優秀主演男優賞ほか数々の賞を受賞し、豊田監督作品には『青い春』『ナイン・ソウルズ』『I’M FLASH!』 と出演を重ねてきた松田龍平。 また、主人公のプロ 棋士編入試験を陰ながら支える親友であり最大のライバル、鈴木悠野役にはプライベートでも松田と親交の深い人気ロック バンド RADWIMPS の野田洋次郎。自身も将棋のプロを目指した過去を持ち、17 歳まで新進棋士奨励会に所属していた経験がある豊田利晃監督の手によって、一度は夢破れた“しょったん”が周囲に支えられながら、再び夢を実現させるためにアマからプロへひたむきに挑戦していく前人未踏の“奇跡”が描かれます! 物語・・・
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監督:豊田利晃(『青い春』『クローズEXPLODE』)
脚本:瀬川晶司「泣き虫しょったんの奇跡」(講談社文庫刊)
音楽:照井利幸
出演:松田龍平/野田洋次郎/永山絢斗、染谷将太、渋川清彦、駒木根隆介、新井浩文、早乙女太一/妻夫木聡/松たか子、美保純、イッセー尾形、小林薫/國村隼
製作幹事:WOWOW/VAP
制作:ホリプロ/エフ・プロジェクト
特別協力:公益社団法人日本将棋連盟
©2018『泣き虫しょったんの奇跡』製作委員会 ©瀬川晶司/講談社