世界に先駆けてデジタルシネマにフォーカスし、次代を担う若手映像クリエ イターの登竜門として2004年にスタートした「SKIPシティ国際Dシネマ映画祭」は、これまで、カンヌ映画祭で3冠に輝いたトルコの巨匠ヌリ・ ビルゲ・ジェイラン監督を日本でいち早く紹介し、日本人監督においても、 白石和彌監督(『孤狼の血』)、中野量太監督(『湯を沸かすほどの熱い愛』)を はじめ多数の若手監督が本映画祭をきっかけに羽ばたいていきました。 本年、節目となる第15回を7月13日(金)~7月22日(日)の10日間、川口市のSKIPシティ、MOVIX川口を会場にて開催するそうです。 本日6月4日(月)、都道府県会館(東京・永田町)にて記者発表を行い、オープニング作品、国際コンペティション、 国内コンペティションのノミネート作品、15 周年特別企画をはじめとする全上映ラインナップを発表しました。 SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2018(第15回)開催概要 会期:2018年7月13日(金)~22日(日) <10日間> 公式サイト:www.skipcity-dcf.jp |
|
オープニング作品は、地元・川口市が製作した新作映画『君がまた走り出すとき』を上映!
15 年目を迎える節目の年を記念して、今年のオープニング作品は開催地・川 口市が製作!市内各所で撮影が行われ、約 300 人の市民がエキストラとして 参加した、まさに“地域参加型映画”のワールド・プレミア上映で幕を明けます。監督を務めたのは、短編『母との旅』 『エンドロールを撮りに』が評価 された新鋭・中泉裕矢。 監督:中泉 裕矢 |
|
15周年特別企画①! 「飛翔する監督たち from SAITAMA」 いま、日本映画界が期待を寄せる埼玉県出身の4監督を特集! 現在、日本映画界の第一線では、埼玉県出身の監督が多数活躍しています。本企画ではその中から、石井裕也監督、入江 悠監督、沖田修一監督、田恵輔監督にスポットを当て、彼らの話題作を特集! 第91回キネマ旬報ベスト・テン日本映画ベスト・テン第1位に輝いた、石井裕也監督の『映画 夜空はいつでも最高密度 の青色だ』、興行収入24億円を突破した、入江悠監督の大ヒット作『22年目の告白―私が殺人犯ですー』、第56回ブル ーリボン賞作品賞ほか数々の映画賞に輝いた、沖田修一監督による青春映画の金字塔『横道世之介』 、映画ファンから熱い 支持を受ける田恵輔監督がその手腕を遺憾なく発揮した『犬猿』の4作品を上映します。 今後の日本映画を牽引していくであろうこと間違いなしの才能に、地元・埼玉県の映画祭からエールを贈ります!! 15周年特別企画②! 日本のみならず世界を代表する映画監督の一人である黒澤明、台湾映画界を代表する双璧として映画史に名を刻むホウ・ シャオシェンとエドワード・ヤン。そしてカンヌ映画祭で2作連続パルム・ドール受賞の快挙を達成した、現代を代表 する名匠ミヒャエル・ハネケ。本企画では、彼らに密着した貴重映像やインタビューを通して浮かび上がる、それぞ れの哲学や垣間見える素顔を捉えたドキュメンタリー作品を特集、 「映画監督とは何か?」を考察します。 フランスの映像作家クリス・マルケルが『乱』のメイキング・ドキュメンタリーとして制作した『A.K. ドキュメン ト黒澤明』 、先日のカンヌ映画祭で日本人として21年ぶりのパルム・ドールに輝いた是枝裕和監督が、自身も敬愛して やまないと公言するホウ・シャオシェンとエドワード・ヤンを追った『映画が時代を写す時―侯孝賢とエドワード・ ヤン』 、イザベル・ユペールやジュリエット・ビノシュら、ハネケのミューズたちへのインタビューに加え、ハネケの映 画理論や演出術を10年にわたり密着した『ドキュメンタリー:映画監督ミヒャエル・ハネケ』という、日本ではほ とんど劇場で上映されていない貴重なドキュメンタリーを、なんと無料上映!! 今後もおそらくスクリーンで鑑賞できる機会はほぼないであろう、映画ファン必見の企画です! 15周年特別企画③! |
|
映画祭のメインとなる「コンペティション」は、15年目を機に規約・構成をリニューアル!!
本映画祭のメインとなる「コンペティション」は、15年目を機に、「 若手映像クリエイターの登竜門」として新たな才 能の発掘・育成を一層強化するため、規約・構成をリニューアル! 海外作品と日本作品を幅広く対象にした「国際コンペティション」と、日本作品を対象とした「国内コンペティション」 (長編部門・短編部門)の、2部門3カテゴリーで構成いたします! 「国際コンペティション」および「国内コンペティション 長編部門」は、長編制作本数3本以下の監督による60分以上 の作品、「国内コンペティション 短編部門」は長編制作未経験の監督による15分以上60分未満の作品を公募。 本年は過去最多となる98の国と地域から、「 国際コンペティション」には合計656本、「国内コンペティショ ン 長編部門」には67本、「国内コンペティション 短編部門」には176本の応募がありました。 厳選なる一次審査を経た、「国際コンペティション」10 本、「国内コンペティション 長編部門」4 本、「国内コンペ ティション 短編部門」9本がノミネートとなりました! 今年の「国際コンペティション」審査委員長は、俳優の渡辺真起子さん、「国内コンペティション」審査委員長には、数々 の映画を手掛けるプロデューサー・桝井省志さんが務め、最終日7/22(日)のクロージング・セレモニーで最優秀作品 賞(グランプリ)をはじめ各賞を発表します。 日本の若手監督たちがしのぎを削る国内コンペティション! 長編部門4作品、短編部門9作品がノミネート! 日本映画の未来を担う才能の発掘を目的とする「国内コンペティション」では、長編部門には、若手人気俳優の芋生悠、 中山優輝主演の青春映画『あの群青の向こうへ』 、松浦祐也(『 ローリング』)と和田光沙(『菊とギロチン』)が底辺で必 死に生きる兄妹を体当たりで演じた『岬の兄妹』の2作品がワールド・プレミア!さらに池内万作主演のハードボイル ドな復讐劇『キュクロプス』 、山田キヌヲ、韓英恵、川瀬陽太といった現在の日本のインディペンデント映画に欠かせな い実力派俳優たちが勢揃いした『情操家族』の4本がノミネート! 短編部門では、アニメーション作品『Birth-おどるいのち-』や、俳優の板垣雄亮が舞台脚本を映画化した初監督作品『は りこみ』 、ジョン・ウー監督の『マンハント』にも出演したアクション女優・屋敷紘子が主演を務め、こじらせ女子の奮 闘を描くコメディ『予定は未定』 、ピンサロで働く女性と殴られ屋の男のひと時の邂逅を綴る『口と拳』 、佐伯亮、大原櫻 子(林田さくらこ名義での出演)主演の、落ち目タレントと新人マネージャーのドタバタ・エンターテインメント『ふっ かつのじゅもん』など、エネルギー漲る若手監督たちによる、多種多様な作風の9作品がノミネートしました! |