“せかいのおやじ”ナイト黒木華、寛一郎、池松壮亮らが出演するSDGs時代劇映画『せかいのおきく』が好評上映中! 阪本監督の司会で進行したトークイベントは、気心知れた関係とあってリラックスした雰囲気で行われた。 |
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>眞木蔵人、佐藤浩市、石橋蓮司ら登壇
江戸時代の循環型社会を背景に、武家の娘と下肥買いの若者たちの青春を描く。ウ○チが大きなアイテムとなる本作だけに、汲み取り式便所世代の石橋は「トイレでお尻がムズムズするなと思って指で引っ張ったら、20センチくらいの回虫が出てきた。母親にこれ何?と聞いたら野菜に付いていた虫だよと教わりました。ウ○チに関しては凄い話が沢山ありますよ」といぶし銀のうんちく披露。さらに幼少期に経験したエピソードとして「肥溜めに落ちたときに溺れそうになるくらい深いものもあった」と明かし「いまだに便所の中で溺れそうになって泳いでいる夢を見る」とトラウマを報告していた。すると阪本監督も「僕の子供時代に交通事故で車の外に放り出された人が肥溜めに落ちて助かったという話を聞いたことがある」と奇跡的肥溜め秘話を披露していた。 ウ○チや肥溜め話に花が咲き、佐藤は観客に向けて「今日はずっとこういう話だけですよ!?」と宣言して笑わせつつ、映画『敦煌』(1988年)のゴビ砂漠ロケで目撃した公衆便所事情を語った。「大をする場所に細い溝があって、その横にロープが張ってあり、木槌も置いてある。どういうことかわかりますか?大をした後に乾いたウ○チを木槌で叩いて落とし、ロープをまたいで尻をゴシゴシする。35年程前の話ですが、ショッキングでした」と懐かしそうに振り返りながら「これ記事になる!?」と自分で話しながらもウ○チトークに戸惑っていた。一方の眞木は「僕の時代は水洗。時代とともにトレイの価値も変われば汚物の行き場所も変わる。僕はその狭間の時代を生きていました」とまとめていた。 「環境に優しいことをやっているか?」というお題では、御年81歳の石橋は「俺の住んでいる地域はゴミの分別が細かくて、女房に『ちゃんと分別して!』と毎回怒られています」とぼやき。サーファーとして海に出ることの多い眞木は「僕らの親世代は“粗大ごみは海に捨てろ!”が常識だった。それおかしくない?と気づき始めたのが僕らのジェネレーション。僕は(魚が海で口にしても害のないような)自然に優しいものを食べて、ゴミが出ないものや燃やしても害が出ないものを買ったり、身に着けたりしています」とエコなライフスタイルを紹介しました。 |
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映画『せかいのおきく』全国公開中 公式サイト: |
配給:東京テアトル/U-NEXT/リトルモア
脚本・監督:阪本順治
企画・プロデューサー:原田満生
出演:黒木華 寛一郎 池松壮亮 眞木蔵人 佐藤浩市 石橋蓮司
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