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黒木華主演数々の名作を産んできた名匠・阪本順治が、主演・黒木華、共演・寛一郎、池松壮亮で送る最新作『せかいのおきく』が、4月28日(金)全国公開となります。 インタビュー特別映像黒木華、寛一郎、池松壮亮、阪本順治監督、本企画・プロデューサーを務めた美術監督原田満生のインタビュー特別映像が解禁となりました。 寛一郎は、池松壮亮との初共演について「楽しかったです。(池松は)僕が尊敬する数少ない役者さんのひとりですから、役のことはそんなに話さなくても、一緒に時を過ごすことでバティ感が出てきた。僕にとっては幸せな時間でしたね」と当時の心境を語り、池松は「カンとは(寛一郎が)俳優を始める前に出会っていて。俳優になってからもずっと見ていたので、やっぱり特別な気持ちがあったんですよね。そういう気持ちを利用して空気感を作っていけたらと思いました」と、初共演ながらすでに二人の間に “特別な絆”が生まれていたことを語った。 また、『せかいのおきく』で遺したいもの、伝えたいことについて問われた阪本監督は「映画は月日が経って古くなるほど“自由”になっていく。だから見続けられることが大事で、どこかで暗闇に消えたとしても、誰かが発見して、発掘してもらえる映画でありたい」と、映画の命が次の世代へと受け継がれることへの希望を語り、美術監督であり本作の企画・プロデューサーを務めた原田満生は「映画が百何十年無くならずに生きているように、このプロジェクト(=YOIHI PROJECT ※註)も100 年後の世代の人たちが見て『当時はこんなこと考えてたのか』って話してくれたらすごくいいと思うし、作ってよかったなと思います」と願いを託す。そして黒木も「何かを伝える。それが愛でもいいし、SDGsや循環型社会など(見る人に)何か受け取ってもらえるものがあるのが映画。『伝えたいことがある』というのは、すごく重要なことじゃないかなと思います」と、映画にこめた熱い思いを披露した。 |
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映画『せかいのおきく』
テアトル新宿、TOHOシネマズシャンテほか全国公開中 http://sekainookiku.jp/ 日本映画界を長年にわたり牽引してきた阪本順治の監督30作目は、初のオリジナル脚本による時代もの。とはいっても、髷姿の侍たちが斬り合うような活劇ではない。社会の底辺を生き抜く庶民に目を向け、苦難に直面しながらもたくましく、したたかな彼らの姿を通し、〈人と人のぬくもり〉と〈いのちの巡り〉を映し出す。若者たちを中心に、その恋や青春を軽やかに描いた、阪本監督の新境地でもある。 YOIHI PROJECTとは美術監督・原田満生が発起人となり、気鋭の日本映画製作チームと世界の自然科学研究者が連携して、様々な『良い日』に生きる人々の物語を「映画」で伝えるプロジェクト。本作は、劇場映画第1弾。人々があらゆる物を大切に使い、人間の排泄物さえも肥料とし、限られた資源を使い尽くし循環型社会を確立していた江戸時代を舞台に、150年以上前のライフスタイルが教えてくれる未来のためのメッセージを、若者の青春を描いたエンタテインメントとして昇華させている。 |
脚本・監督:阪本順治
出演:黒木華 寛一郎 池松壮亮 眞木蔵人 佐藤浩市 石橋蓮司
製作:FANTASIAInc./YOIHI PROJECT
制作プロダクション:ACCA
配給:東京テアトル/U-NEXT/リトルモア
第52回 ロッテルダム国際映画祭ビッグスクリーンコンペティション正式出品
(c)2023 FANTASIA
『せかいのおきく』
現在公開中。
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