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2018年3月17日(土)より Bunkamura ル・シネマほか全国順次ロードショー の『修道士は沈黙する』のロベルト・アンドー監督と、『映画に耳を 聴覚からはじめる新しい映画の話』の著者である早稲田大学文学学術院教授の小沼純一教授が登壇し、トークイベントが先週の週末行われました。
日付: 1月27日 |
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アンドー監督は小沼教授と本作を初めて観た日本の観客に対し
アンド―監督:一緒に映画についてお話しすることができてとても嬉しいです。 と挨拶。 まずは、映画に含まれたサスペンスの要素についての話から対談がスタート。 アンドー監督:政治や権力の世界に関わっている人たちがどのような人なのかを描きたかったのです。 この映画の中にはかなりアイロニカルな場面が色々あると思うが、ほとんどの場面で動物が演 じています。色々な意味で捉えられると思いますが、自由を選んだと捉えられると思います。 この映画では希望の場面が多くないので、希望の光を作品に入れたかったのです。修道 士はものを壊していく、邪魔していく人間として出てきます。大臣たちを含めた心を失っている人間たちに対して、心を持っているものとし て動物が出てくるのです。 と解説した。 また、小沼教授から音楽の力について問われると、 アンド―監督:ニコラ・ピオヴァーニが書いてくれた曲はサスペン スの要素を掻き立てるし、修道士の宙に浮いた存在、精神性というものも表してくれてお り、非常に気に入っています。シューベルトの『冬の旅』という曲は今の政治経済状況の中 で自分たちが“冬の旅”をしていて、そこから出られないという風に捉えることができるので はないかと思っています。 と劇中使用曲の意図について話しました。 |
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小沼教授:今回の映画ではヨーロッパの個人を大事にする、個人主義的なことがよく感じ取れて、それがなにか告解、 告白をするということと重なってくるのではないでしょうか?
と自身の見解を述べると、 と答えた。本作で重要な要素の一つである数式について問われると、 アンドー 監督:この映画のヒントになったのは、ヒッチコックの『私は告白する』という映画です。数式と いうのは幻想という意味で経済のシンボルだと思いますが、この映画の中で国際通貨基金のダニエル・ロシェ専務理事は修道士にこの 数式は何の意味もないと説明します。彼のやっていることは実際にはトリックがあるが見えないわけです。そういう意味では数式というのは空っ ぽの抜け殻みたいなことですが、トリックのシンボルだと思います。映画に出てくる数式は知り合いの数学者に作ってもらいました。公開後に 新聞記事である記事が掲載され、数学的な価値があると知り、とても嬉しかったです。 と語り、最後に監督は今回の来日で“安藤”という判子を買ったと、会場を沸かせイベントを締めくくった。 |
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『修道士は沈黙する』 2018 年 3 月 17 日(土)より Bunkamura ル・シネマほか全国順次ロードショー shudoshi-chinmoku.jp 物語・・・ 会食後にロシェはゲストの一人、イタリア人修道士ロベルト・サルスを自室に呼び、告解をしたいと告げるがその翌朝、ビニール袋を被ったロシェの死体が発見される。 自殺か他殺か?告解を受けたサルスは口を噤む中、警察の極秘捜査が続けられていく。 発展途上国の経済に大きな影響を与えかねない重 要な決定を発表する記者会見の時間が迫ってくる。各国財務相の政治的駆け引きに巻き込まれたサルスは、ロシェの葬儀で自らの思いを語り始めるのだった。 |
監督・原案・脚本:ロベルト・アンドー
出演:トニ・セルヴィッロ/ダニエル・オートゥイユ/コニー・ニールセン/モーリッツ・ブライプトロイ/マリ=ジョゼ・クローズ
2016 年/イタリア=フランス/イタリア語・仏語・英語/カラー/108 分/シネスコ/ドルビーデジタル
原題:Le confessioni
字幕:寺尾次郎 ©2015 BiBi Film-Barbary Films
配給:ミモザフィルムズ 後援:イタリア大使館/在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本
特別協力:イタリア文化会館
協力:ユニフランス
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バルト海に面した高級リゾート地ハイリゲンダムで開催される G8財務相会議の前夜、国際通貨基金専務理事のダニエル・ロシェは各国の財務相に加えて、異色の3人のゲ ストを招いて自身の誕生祝いを開催する。



