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公開記念舞台挨拶

第19回伊参スタジオ映画祭シナリオ大賞を受賞し、その後、大阪アジアン映画祭やTAMA NEW WAVEなど国内の映画祭で上映され話題を呼んだ映画『生きているんだ友達なんだ』が、3月27日(金)よりテアトル新宿にて全国順次公開を迎えました。この度、本作の公開を記念し、3月28日(土)にテアトル新宿にて舞台挨拶を開催。主演の永瀬未留、アサヌマ理紗、そして上野詩織監督が登壇しました。
『生きているんだ友達なんだ』
公開記念舞台挨拶
日程:3月28日(土)
会場:テアトル新宿
登壇:永瀬未留、アサヌマ理紗、上野詩織監督

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永瀬未留、アサヌマ理紗、上野詩織監督登壇

三十歳まで会社員として働き、シナリオ講座との出会いを機に、会社を辞めて脚本家の道へと進んだという上野監督は、「(会社を辞めてから)一年間は朝から晩までずっと脚本を書いてコンクールに出すような生活をしていました。その時はコンクールに受けるようなものを書いていたんですが、芽が出なくて…。一度、自分が本当に書きたいものを素直に書いてみようと思い、伊参スタジオ映画祭のコンクールに応募したところ、ありがたいことに大賞をいただけました」と脚本執筆のきっかけを述懐。
『生きているんだ友達なんだ』
映画は、パチンコ店で働く主人公の優実(永瀬未留)が、同僚で年の離れた友人の石井(アサヌマ理紗)と過ごしたかけがえのない日々と、その後、突然姿を消してしまった石井への思いを募らせていく姿を描いた出会いと別れの物語。自身の実体験を基にしたという上野監督は、「自分の記憶に残っている人をモデルにしたいと思い、石井さんは実際の先輩をモデルにしました。ラブレターのような、その方に向けて書いたシナリオです」と脚本に込めた思いを語った。

当初は自分で監督するつもりはなかったと話し、「(監督を)別の方にお願いしていたのですが、その方が別のお仕事で撮影できなくなり、その時にすごくホッとして。心のどこかで自分で撮ると言っておけばよかったとずっと後悔していたんです。ここで自分で撮らなかったら絶対後悔する、どんな形であれ一回撮ってみようと思い(自身で監督することに)決めました」と初監督へ

主演に抜擢された永瀬は、主人公の優実を演じるにあたって
『生きているんだ友達なんだ』
「初めてアサヌマさんと会った瞬間から、私が頭の中で描いてた石井さん通りでした。撮影現場に行ったら、脚本通りの街があって。役づくりを何かしたというよりは、アサヌマさんたちと一緒に過ごす中で、作品に入り込めました」とコメント。

一方アサヌマは、劇中で披露した関西弁について「関西の方々だったらちょっと気持ち悪い関西弁だなと思われるかもしれないんですけども、石井さんのモデルになった方もエセ関西弁で、(上野監督に)エセでいいですよって言われていたので。上野監督も永瀬ちゃんも、スタッフの方も関西出身の方が多くて、指導していただきながら、石井というキャラにちょっと寄り添う日々を過ごしておりました」と振り返った。
『生きているんだ友達なんだ』
永瀬の第一印象を問われたアサヌマは、「借りてきた猫みたいな子で、とても静かな子」だったといい、「実は、公開初日の昨日、ここテアトル新宿さんでこの映画を一緒に見たのですが、始まる前にずっと私の腕を掴んで震えていて、甘えん坊で可愛いんですよ。最初は全然懐かなかったのに、今はすっかり懐いてくれて、猫みたい。第一印象は静かなイメージでからガラッと変わって、今の未留ちゃんと出会えました」と語り、仲を深めた様子を明かした

一方で永瀬は、アサヌマについて「どこにいても場を明るくしてくれる存在で、それはずっと変わりません。アサヌマさんがいるのといないのとでは、この映画はまったく違う色になっていたと思います。私はアサヌマさんに憧れています」と信頼と憧れをのぞかせた。

それを受けて上野監督は、「アサヌマさんに落ち込むことはないんですか?と訊いたら“私もありますよ”って言っていて。落ち込んでると周りに大声で言うらしいんです(笑)」とエピソードを披露し、アサヌマのイメージ通りの行動に会場からはどっと笑いが。
『生きているんだ友達なんだ』
撮影中の思い出を訊かれると、3人とも口を揃えて「虫ですね」と回答。宿泊先の部屋や浴室に出没する大きな蛾や大量の虫と格闘した日々を告白。また、優実と石井が、パチンコ店の同僚・清水と3人で同じ映画を15回観ているという劇中の設定について、その映画のタイトルは劇中では明かされていないが『オズの魔法使い』であると上野監督から事前に伝えられていたといい、アサヌマから「撮影の前日に『オズの魔法使い』を3人で見ませんかって未留ちゃんが誘ってくれて。デヨンさんの部屋で見たんですけども、デヨンさんは韓国の方で、DVDの音声が英語で字幕が日本語だったので、デヨンさんは何を話しているかわからないんですよ。だから横で私たちが副音声みたいな感じで喋りながら、ワイワイとした鑑賞会でした」とエピソードが明かされ、会場の笑いを誘った。

舞台挨拶の後半では、永瀬が本作の撮影後に自ら作詞作曲を手掛けたオリジナル楽曲「ネバーランド」の弾き語りを披露。優実から石井への思いを表現し、作品の世界観に寄り添った楽曲で、永瀬の透き通るような歌声とギターの音色が会場を包み込み、観客を魅了した。
『生きているんだ友達なんだ』
最後の挨拶では、アサヌマは「この映画を見て少しでも前に進んだり、ちょっと思い出すきっかけになれば」と、永瀬は「すごく幸せです。もっとたくさんの人に見てほしいですし、頑張るので、皆様のお力も少しお借りできると嬉しいです」と映画をアピール。上野監督は「全国で上映したいという目標を持ってこの1年駆け回ってきました。本当に数え切れない方が助けてくださいました。今上映できているのも、私一人の力ではなくて、今日まで手を貸してくださった方のおかげだと思っています」と感謝を述べ、「皆様が何か辛いことや、困ったことがあった時に自分が先に手を差し伸べられるような、そんな人間でいたいです。皆さんがすごく人生嫌になった時とかに、何か背中を押せるような作品をこれからは頑張って作っていけたらなと思います。今日は本当に来てくださってありがとうございました」と今後の決意を語り、盛大な拍手の中で舞台挨拶は幕を閉じた。

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映画『生きているんだ友達なんだ』

テアトル新宿ほか全国順次公開中。

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『生きているんだ友達なんだ』

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永瀬未留 アサヌマ理紗 ジン・デヨン 笛木優子 じゅんいちダビッドソン
脚本・監督:上野詩織
主題歌:「Blurred」mabanua(origami PRODUCTIONS)
撮影:工藤雄太 照明:中川翔平 美術:浅田崇 録音:吉田篤史 スタイリスト:綾部秀美 ヘアメイク:亀島チカ 助監督:冨田智 編集:岩間徳裕 カラリスト:小林亮太 MA:須田有希 劇中音楽:いいくぼさおり スチール:umami
制作:株式会社Lieetz. プロデューサー:山田咲季、宮沢一道 協力:伊参スタジオ映画祭 群馬県中之条町 配給:フリック
2026年/日本/39分/カラー/ビスタサイズ/ステレオ
©︎ 2025『生きているんだ友達なんだ』製作委員会
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