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『ローズの秘密の頁』が 2⽉3⽇(⼟)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国公開)にて公開!
このたび、本作の公開直前イベントとして、⼥性の性について⾚裸々に語ることに定評のある中村うさぎさんと倉⽥真由美さんに 出演いただく公開直前イベントを1⽉29⽇に開催致しました。 「私たち、正直すぎるからモテない!」「正義ズラして、あまり他者のそういう恋愛事情に⾸突っ込むのは『⾺に蹴られて死んじゃえ』って思う!」など⾃分に正直に⽣きてきたお⼆⼈だからこそ語れるぶっちゃけトークに、満席の客席は終始笑いに包まれました。 映画『ローズの秘密の頁(ページ)』 |
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![]() 中村さん:主⼈公のローズは、社会的な背景のためですが、⼥性としてまっすぐに⽣きたことで、迫害されて精神病院に⼊った話です よね。今だったら、私たち⼆⼈とも精神病院にぶち込まれますよね。正直すぎるから・笑 倉⽥さん:今なら「恋多き⼥性として」皆のカリスマになりそうですけどね! 劇中の男性たちについてはどう思われます? 中村さん:男性を勘違いさせる女性って結構いますけど。「俺のことが好きに違いないとか」 ただ素直なだけなのに「ヤラしてくれるんじゃないかと」。 そういう⼈って、⼥性からも⾮難されますよね。 倉田さん:モテテクの特集がよくありますね。でもね、好きじゃない⼥性にモテても仕⽅ないよね!⾯倒なことになるだけ!だってほら、ブスならローズみたいに精神病院に⼊れられてないじゃない笑 あと、ローズって誘われた男の⼈(神⽗)の⾞に乗っちゃうじゃないですか。 彼⼥、躊躇するけど結局乗っちゃう。この選択の差でしょうね。モテるかどうかっていうのは。隙がある感じ。 中村さん:そう、そして神⽗に「ちゃんと送ってくれる?」ということをあえて⾔っちゃうローズ。 私も⾔ってみようかな。そしたら、ラブホに直⾏かな笑? 中村さん:誘ってないのに「誘った」と⾔われていますよね、ローズ。 男が⾃分勝⼿にムラっとしているのに、⼥性のせいにしている。現代もよくありますね。 露出系の格好をしている⼥は誘っているから何をしてもいいなど。 |
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「許されない恋」というのが、世間を賑わせてますが、どう思われますか?
倉⽥さん:⼩室さん以降、少し不倫の流れは変わってきましたよね。でも、⼀貫して思うのは、本来恋愛というのは基本的に当事者⼆⼈と配偶者だけの問題なのに、周囲が正義ヅラしてなんだかんだ⾔うって⾔うのがうざい。 中村さん:私たちは正しくない恋愛は許しません、とか、こういう息苦しい社会は嫌だな。 って思いますよね。 倉⽥さん:本来、恋愛って⼀番寛容であっていい場所。第三者は関係ないから。どんな話であれ。 ⽔に落ちた⽝を叩く快感というか、インターネット社会。すごく叩く快感ってあるんだよね、きっと。 中村さん:週刊誌だって、どうかと思う。⽂春だって、⾃分たちだって不倫してるじゃんとか。ライターと不倫してるじゃん、とか。 倉⽥さん:正義ヅラして、あまり他者のそういう恋愛事情に⾸突っ込むのは「⾺に蹴られて死んじゃえ」って思う。 中村さん:正しさって、⼈を傷つけるんですよ。私たち⾊情狂だから・笑 |
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魅⼒的な⼥性になるには、お⼆⼈はどうしたら良いと思いますか?
倉⽥さん:ローズを⾒てても思うんですが、ちょっとしたことなんですよね。 ほんのちょっとした選択、⽬線だったり。 今⽇、奥様に⼤⼈気の演歌歌⼿にお会いしたんですが、⼤物なのに、挨拶の時はちゃんと⼀⼈⼀⼈と⽬を合わせて挨拶する んですよ。余裕がなくも、どんな⽴場の⼈でもぞんざいにしない。男性にも⼥性にもそういう⼈がモテるのかなと。中村さんの場合は⽬上の⼈にもサボってるよね。笑 中村さん:うん、だから、⾃分に正直に⽣きたらモテない!と思う。整形とかね、整形したって⾔っちゃうとモテない・笑 隠す秘密は隠さないとねえ。秘密って⾊気の⼀つの要素だよね。私たちって開けっぴろげだからねえ。昨夜、コロッケ⾷って寝たよ、とかいうからモテないんだよ。「秘密♡」とか⾔わないと!きっと、モヤモヤさせた⽅ががモテる。 |
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『ローズの秘密の頁(ページ) 』 原題『The Secret Scripture』 アイルランド西部にある聖マラキ精神病院。取り壊しが決まり、転院する患者たちの再診のために病院を訪れた精神科医のスティーヴン・グリーン(エリッ ク・バナ)は、赤ん坊殺しの罪で“精神障害犯罪者”として 40 年もの間収容されている老女ローズ・F・クリア(ヴァネッサ・レッドグレイヴ)を看ることになる。 赤ん坊殺しの罪を否認し続け、自分の名を「ローズ・マクナリティ」と訴え続ける彼女の様子が、一般的な患者と異なることに気付いたグリーン医師は、ロー ズが大切にしている 1 冊の聖書の存在を知り、彼女の過去に興味を持ちはじめる。ローズは何十年にもわたって、聖書のなかに秘かに日記を書き綴ってい たのだ。そして、彼女は日記を辿りながら半世紀前の記憶を遡り、自分の人生を語り始める——
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監督・脚本:ジム・シェリダン『マイ・レフトフット』『父の祈りを』原作:セバスチャン・バリー「The Secret Scripture」出演:ルーニー・マーラ『キャ ロル』、ヴァネッサ・レッドグレイヴ『ジュリエットからの手紙』、エリック・バナ『ミュンヘン』、ジャック・レイナー『シング・ストリート 未来へのう た』、テオ・ジェームズ『ダイバージェント』2016/アイルランド/スコープサイズ/DCP/108 分/カラー/英語/字幕翻訳:稲田嵯裕里
映倫 G
提供・配給:彩プロ
© 2016 Secret Films Limited