『息もできない』のトーク付き<三夜>限定上映(8/7、8/8、8/10)。
その第一夜である、8月7日(月)のトークイベントが行われ、本作の監督・主演を務めたヤン・イクチュンさんと、かねてより本作のファンだったという俳優の東出昌大さんが登場! 日程:8月7日(月) |
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2009年の作品発表時、世界の国際映画祭・映画賞で25以上もの賞に輝き、2010年の日本公開時にも、大きな話題を呼んだ『息もできない』。 ヤン監督:今日はありがとうございました。この「息もできない」で皆様にお会いするのは久しぶりです。撮影の時から10歳年を取りました(笑)。 東出さんはこの作品と監督のファンと言うことでオファー 東出さん:台風中継するぐらいの足元の悪い中わざわざ足をお運びいただいてありがとうございます。素晴らしい作品の後に余韻に浸りたい方も多いと思いますが、ヤン監督と会う機会がなかなかないので、一ファンとして質問していきます。 今回のお客様の中で初めて「息もできない」を見た方を尋ねると1/3程度いることに対し。 ヤン監督:もう一度再公開してもいいね! と、明るく前向きな監督。面白いイベントになりそう。 |
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MCからどこが東出さんを魅了したのか問われ 東出さん:全シーン。全カット・・・。一番好きな韓国映画です。 ヤン監督:心からありがたいですね。。俳優は序盤の頃の作品が大事だなと思っているので東出さんの作品「桐島部活やめるってよ」をみました。そして演技を無表情でありながら重みがある演技が印象的でした。輪鷲もあと10cm身長が高ければかっこよくなれるのに・・・・ と、東出さんの長身を羨む発言。 ここから、東出さんから監督への質問コーナーに。 東出さん:この脚本はどう作ったんですか? ヤン監督:冒頭部分は福岡の人工湖で書いたんです。短編映画の撮影で行っていた時に、暴力的な部分を書きました。韓国に戻ってからは補助MCや講師をやっていて・・・でも全部やめたくて、シナリオを書くからと言ってやめて。実際に経験したり、観たものからインスパイアされて2か月半で書きました。当時の暴力がはびこっていた時代に、何とか変えようと。でも、できないもどかしさを脚本や演出に込めたのが『息もできない』です。 何故か、東出さん御質問に笑ってしまう監督 ヤン監督:・・笑ったのはキム・コッピの名前が出たから。実は別の女優へ当て書きしたのに、ギャラが足りなくて(20万円くらい)断念しました。(笑)でコッピさんにオファーしました(笑)。実は彼女の短編を観て、セリフ無しなのに、強い印象だったので連絡しました。 と、今でこそ、有名なキム・コッピさん。人生何処でそうなるかわからないエピソードを明かしました。また、キャスティングは、近しいところの俳優さんから声をかけていくそう。さらに演出方法も独特で ヤン監督:私は演技や演出をしている時リハーサルや読み合わせの練習をするのが好きではなくて。初めてのテイクが好きなのですぐ本番を始めるので、俳優さんから演技プランが出来ないと抗議が殺到しました!(笑) 東出さん:役者としては嬉しいですね。フレッシュなものですからね。 ここで、MCからそろそろお時間が・・・・と言われ という東出さん。MCがヤン監督と東出さんと共演してみるとしたらと尋ねると 東出さん:機会があればやりたいです!頑張ります。 東出さん:韓国映画素晴らしいもの多いので、ぜひ観て見て下さい。 |
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『息もできない』 物語・・・ |
監督・脚本:ヤン・イクチュン
編集:イ・ヨンジュン、ヤン・イクチュン
撮影:ユン・チョンホ/美術:ホン・ジ
録音:ヤン・ヒョンチョル/製作:ヤン・イクチュン
音楽:インビジブル・フィッシュ
出演:ヤン・イクチュン、キム・コッピ、イ・ファン
提供:スターサンズ
配給:ビターズ・エンド、スターサンズ
R-15+/DCP
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