小泉八雲原作「怪談」の一編である「雪女」を新たな解釈のもと、杉野希妃監督が青木崇高さん、山口まゆさんを起用し自ら雪女とユキの2役を演じ映画化した「雪女」。
3月4日(土)より、ヒューマントラストシネマ有楽町、横浜シネマジャック&ベティほか全国上映が決まっています。 今回、日本外国特派員協会にて試写会と監督兼主演の杉野希妃さんと青木崇高さんによる記者会見が行われました。 日付:2月23日(木)
青木さん:こんばんは。私達の映画『雪女』をお楽しみください!それでは後程。 と英語でのスピーチから上映に |
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監督は和装に着替えて記者会見に登場。この辺りも自分を売り込むプロモーション能力のある監督にお見受け。
Q:なぜ、小泉八雲原作を今、作成されたのか?
Q:大映映画に影響されたと以前お聞きしましたが・・・ 監督:大映映画が出し浮き溝口監督、増村監督・・・この映画に関しては、吉村監督や小津監督の浮草だったり、非常に影響受けて監督になったので。作品の匂いはするのかもしれません。特に川を象徴的に出したりするところや、色ですね。原作を読んだ時のイメージを忍ばせました。今回はクラッシックとモダンをミックスして仕上げました。 Q:小林正樹監督の怪談雪女の影響は? 監督:彼の原作に忠実な雪女の世界観を描くあの映画は大好きです。ですが、今回、私の視点で違うアプローチで描きたかったのです。特に人と人ならざる者の間の子供の存在。どう生きていくのかを描くことで、今作ることの意味をおりこみました。
青木さん:このオファーを受けたときに、女優・監督・プロデューサーとマルチな彼女と、とっても仕事したかったんですね。俳優ですので常に刺激を求めています。この役を楽しむことに、監督の性別は関係ありません。映画の中でラブシーンがあったのは体験としてはないことですよね。。。 Q:僕は科学者なので、映画の作り方はわかりませんが、アイディアから映画にするまで、大勢とかかわり、集めて、まとめていったのか? 青木さん:それは彼女に人柄とパワーですね。 監督:青木さんには脚本の段階からお話しまして、好きな俳優さんとご一緒出来てうれしいですね。私はみんなを引っ張る特別な力はありませんが、“人一倍持っている情熱”を伝えることはたけているのかもしれません。 青木さん:実は彼女はリアルに雪女でして、暖冬で雪が降らない中、彼女があられると雪が降る。スタッフもキャストもこの映画が良いものになる確信を得ていましたから、ついていきましたね。 |
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Q:作品の時代は?
監督:現代のパラレルワールド。美術衣装は大正・昭和初期。雪女自体が1000年前なのか今なのか、でも雪女の本質はいつの時代でもおかしくないと思っているので。いつなんだろうって思わせることで時代を超えられるように映像化しました。いつなんだろうって思わせることで Q:成人の儀の演出は古典から? 監督:歌も儀式もオリジナルです。狭間の世界を川を出すことで表現しています。 ホスト:この映画は3月4日(土) よりヒューマントラストシネマ有楽町、シネマ・ジャック&ベティヨコハマほかで公開となりますが、全上映英語字幕がつきますので見に行ってください! 物語・・・ 2017年3月4日(土) よりヒューマントラストシネマ有楽町、シネマ・ジャック&ベティ 4月1日(土)よりシネ・リーブル梅田、大阪シネ・ヌーヴォ、京都みなみ会館、神戸元町映画館ほか全国順次公開 公式HP: |
キャスト
杉野希妃
青木崇高
山口まゆ
佐野史郎
水野久美
宮崎美子
山本剛史
監督 : 杉野希妃
プロデューサー : 小野光輔
プロデューサー : 門田大地
共同プロデューサー : 福島珠理
撮影監督 : 上野彰吾
脚本 : 重田光雄
美術 : 田中真紗美
音楽 : sow jow
2016年/日本/日本語(英語字幕付)/96分/カラー&モノクロ/シネマスコープ/Strereo
©Snow Woman Film Partners