「このミステリーがすごい!」で第 1 位を獲得したサラ・ウォーターズの「荊の城」が原作。 パク・チャヌクがR-18で描く最新作映画『お嬢さん』3月3日(金)より公開となります。 女性の解放が題材にもなっている本作にちなみ、 女性としての欲望を臆することなく開花している作家・岩井志麻子さんがとうだんして、欲望や快楽をおもしろで語りました。 岩井志麻子が予言!! 映画『お嬢さん』で日本に“ちっぱいブーム”が到来!? この美しさは劇場で観なければいけない!! 日時:2 月21日(火) |
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満席の会場に現れたのは、お馴染みのヒョウ柄衣装をまとった岩井志麻子さん。
志麻子さん:ハ・ジョンウさんが大好き。『チェイサー』での殺人鬼を見て以来、心を掴まれました。『チェ イサー』での最強の殺人鬼から、『悲しき獣』での悪人にされた可哀そうな役を経て、今回『お嬢さん』ではこずるい詐欺師という役で、全部いい。ハ・ジョンウの魅力は男らしさのエッセンス!絵に描いたようなイケメンではなく身近に感じられ、あんまりカッコいいと思わせないところに余力がある。わざとカッコよくない感じをみせるという男らしさがいい! とハ・ジョンウに対しての魅力をたっぷり語りま した。 本作のお嬢さん役のキム・ミニについて、 志麻子さん:ベルリンで主演女優賞を獲って、プライベートでも大した人物だなと思った。一見キ ツイ女には見えなくて、むしろ大人しそうに見えるが、公私ともに色々ある(笑)我が故郷・岡山県には“大人しい者ほど屁はクサい” ということわざがあるが、まさにそれ!油断ならない! と、キム・ミニの評価を称えながらも、岩井節がさく裂。侍女役のキム・テリについて 志麻子さん:キレイな子だと思う。韓国にありがちな人口的な顔ではない。両人ともに自然の美人なところがいい。監督は女を見る目があると思う。 とパク・チャヌク監督のキャスティングを称賛!2 人の女優について 志麻子さん:身体がすごくキレイ。姉妹みたいにそっくりなスレンダーさがあって、二人の絡み合うシーンが本当にキレイ。 最も感銘を受けたのは、“ちっぱい”。つまりは小ぶりのおっぱいの美しさ!この映画で、絶対、日本に“ちっぱいブーム”が来ます!! と 断言!! |
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また、本作の魅力のひとつでもある官能シーンについて、
志麻子さん:ベッドシーンがあんまりにキレイすぎて全くいやらしくない。絡みも 美しいが、それ以上に言葉がスゴイ!!思い切り卑猥な言葉を発していて、『これはヤバい!』とびっくりした。これは家では観れない。劇場に行くしかないですよ! とその興奮を伝えました。 本作が日本円にして 12 億円かかっていることについて、 志麻子さん:12 億円あったら岡山県が買えますよ。 とお馴染みの岡山ネタで観客の笑 いを誘い、 志麻子さん:日本だと抑えてしまいがちなところを、韓国映画は『そこまでやらなくても』『やり過ぎじゃないの!?』というところまで突き抜けているのがたまらなく好き。3 部構成になっていて、1 部が終わったときの衝撃。 と本作の騙し合いがいかに驚きであったのかを 明かし、また 志麻子さん:お嬢さんと侍女の関係性の中での騙し合いも面白かった。どんな詐欺師だってお金は手に入れられても、愛は手に入れられない。 と名言を残しました。 最後に・・・・ 志麻子さん:なんたって美しい。女性の身体ってこんなに美しいだということを改めて感じた。あと 絶対“ちっぱいブーム”が来る!そして、こんなにも笑えるのかと、胸に刺さった。ハ・ジョンウのラストシーンがたまらない! と 最後まで岩井節が鳴り止まぬ、笑いたっぷりのトークイベントとなりました。 |
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物語・・・ 誰が騙し、騙され、愛されたのか―先の読めない物語展開に驚かされ、倒錯したエロティシズムに誘惑され、そして最後は快感で包まれる。 公式HP:ojosan.jp |
監督:パク・チャヌク (カンヌ国際映画祭審査員特別グランプリ受賞『オールド・ボーイ』)
原作:サラ・ウォーターズ「荊の城」(創元推理文庫)
キャスト:キム・テリ、キム・ミニ、ハ・ジョンウ、チョ・ジヌン
配給:ファントム・フィルム(2016年/韓国/145分/シネマスコープ/5.1ch) R-18指定
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