三島由紀夫の異色【SF】小説を現代設定に大胆脚色して放つ意欲作。平凡な家族が、宇宙人に【覚醒】!?
『美しい星』につきまして、本日追加キャストが発表! 主役の“当たらない”ので有名なお天気キャスター・大杉重一郎(火星人)にリリー・フランキーさん。その長男でフリーターの一雄(水星人)に亀梨和也さん。長女で美貌の女子大学生・暁子(金星人)に橋本愛さん。専業主婦の妻・伊余子(地球人)に中嶋朋子さん。発表済みの以上4名のキャストに加え、 本日、大杉一家に近づく謎の存在・黒木克己役として佐々木蔵之介さん(48)が参戦することがわかりました。 |
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故・大島渚監督も映画化を希望したこの小説を、学生時代からの悲願を遂げて映画化するのは、『桐島、部活やめるってよ』(12)で第36回日本アカデミー賞最優秀監督賞・最優秀作品賞を受賞した監督・吉田大八。
「映画を撮り初める前から『美しい星』を映画にしたいと思っていました。映画監督になりたいというより、『美しい星』を監督したいと思っていました」と熱を込めて語る吉田監督は、本作で、映画の舞台を現代に置き換えるという大胆不敵な脚色に挑みます。 映画青年だった吉田と同様、演劇青年だった佐々木も、大学在学中に「美しい星」を読んで夢中になり長らく愛読書としてきた一人で、今回「美しい星」が映画化されるなら、しかもそれが吉田大八監督による映画化ならなんとしてでも!と、参加に至りました。 |
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佐々木蔵之介さんからのコメントと田監督の佐々木さん起用の理由を頂きました。
佐々木蔵之介コメント 大学で芝居をしていた頃、「美しい星」を愛読していました。当時は人間役を演じることの方が少なく、未知の宇宙生物なども多々演じて来ました。劇団名にも「惑星」が付いていました。 吉田大八監督コメント 前々からなんとなく怪しいと思っていたのですが、撮影を通じてそれは確信に変わっていき、興奮しました。 眼です。 蔵之介さんの眼は、いわゆる「目高」についていながら、はるか宇宙の彼方からこの星を俯瞰で見下ろしているような、眼です。と思ったらWikipediaにも同じようなことが書いてあったので、やっぱり間違いないです。普段の関西弁も、もちろんカモフラージュです。 蔵之介さんの今後の地球上での生活のことはさておき、映画にとってはたいへん幸運なことでした。 |
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佐々木演ずる代議士秘書の黒木は、ある日フリーターの一雄と出会い、秘書にスカウト。やがて大杉家との距離を縮めていきます。果たして黒木は敵か味方か? 彼の目的は何なのか?そして彼は人間なのか宇宙人なのか?
佐々木蔵之介を得て吉田監督のなかで大きく深く進化を遂げた黒木像と、それに応える佐々木の“人間離れ”した演技を、今から楽しみにお待ちください。 『美しい星』 2017年5月 全国ロードショー 物語・・・ 大杉重一郎は予報が“当たらない”ことで有名なテレビ気象予報士。 「自分は火星人。世界を救うためにこのホシに遣わされたのだ」 重一郎のなかに“火星人”が覚醒する。 覚醒は止まらない。息子の一雄が水星人、娘の暁子が金星人として次々目覚める。 |
リリー・フランキー
亀梨和也 橋本愛 中嶋朋子 / 佐々木蔵之介
原作:三島由紀夫「美しい星」(新潮文庫刊)
脚本:吉田大八 甲斐聖太郎
音楽:渡邊琢磨
製作:依田巽 藤島ジュリーK. 市村友一 吉川英作 中川雅也
エグゼクティブプロデューサー:小竹里美
Co. エグゼクティブプロデューサー:松下剛
プロデューサー:朴木浩美 鈴木ゆたか
撮影:近藤龍人 美術:安宅紀史
照明:藤井勇 録音:矢野正人
編集:岡田久美 助監督:甲斐聖太郎
ラインプロデューサー:新野安行
製作:「美しい星」製作委員会
助成:文化庁文化芸術振興費補助金
企画・制作プロダクション:リクリ
企画・製作幹事・配給:ギャガ
監督:吉田大八
(C)2017「美しい星」製作委員会