今年のノーベル文学賞にボブ・ディランBob Dylanさんが選ばれました。
「風に吹かれて」「時代は変る」、「ミスター・タンブリン・マン」、「ライク・ア・ローリング・ストーン」「天国への扉」ロック史に燦然と輝く数々の名曲のソングライターであり、現役ボブ・ディランさん。メッセージ性の強いリリックが、その時々の人々の心をとらえ、日本でも50歳以上の音楽好きなら多少なりとも影響を受けているはず。 ということで、劇場公開されているボブディランに関する2作をご紹介。一つはドキュメンタリー。もう一つは、彼の詩人、無法者(アウトロー)、映画スター、革命家、放浪者、ロックスターと彼の異なる面を、それぞれ別の役者が演じるという異色作。 |
|
一作品目は、「ボブ・ディラン ノー・ディレクション・ホーム」
ボブ・ディランをマーティン・スコセッシ監督が追ったドキュメンタリー。彼自身のロングインタビューや友人たちの証言を含め、神と呼ばれる彼の人間部分を描いていきます。タイトルのノー・ディレクション・ホームは、有名な曲 「ライク・ア・ローリング・ストーン」の歌詞の一節。帰り道のない道とは。。。 キューバ危機、ベトナム戦争、ケネディ暗殺、平和行進、「私には夢がある」と語ったキング牧師の演説……いろいろ大変だったころのアメリカで生まれたカリスマでもあります。 出演: ボブ・ディラン, ジョーン・バエズ, アレン・ギンズバーグ, アル・クーパー, ウディ・ガスリー |
|
2作目は「アイム・ノット・ゼア」
生ける伝説ボブ・ディラン。その人生が6人の豪華キャストにより、36曲の名曲とともに綴られるという異色作。詩人、無法者(アウトロー)、映画スター、革命家、放浪者、ロックスター。実在のボブ・ディランのさまざまな人格を投影した6人のディラン。 やがて明らかになる謎に包まれた伝説のアーティスト、ボブ・ディランの実像とは…。 監督は、トッド・ヘインズ。 タイトルの「アイム・ノット・ゼア」は、ボブ・ディランが67年に行った『ベースメント・テープス(地下室)』セッションでレコーディングされた曲のタイトル名。これまでブートレグ(海賊版)としては流通し、一部の弾の間でのみ存在を知られていたが公式には未発表のままだった楽曲が今回本編映像とともに綴られる。 豪華キャスト競演! 出演: クリスチャン・ベイル, ケイト・ブランシェット, リチャード・ギア, ヒース・レジャー, ベン・ウィショー |