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「リム・カーワイ監督特集上映」初日&2日目舞台挨拶

リム・カーワイ監督特集上映
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リム・カーワイ監督特集上映

 
この度、リム・カーワイ監督の映画監督人生16周年を記念し、特集上映「境界を超える無国籍映画 “シネマドリフター“リム・カーワイ─新世界の夜明け─」が2026年3月20日(金)よりシモキタ-エキマエ-シネマ「K2」他全国順次開催され、リム・カーワイ監督による舞台挨拶が行われました。あわせて【boid paper】リム・カーワイ監督特集発売記念イヴェントが開催されました。
 
boid paper発売記念イヴェンドと初日舞台挨拶には映画批評家の樋口泰人さん、2日目はアジアのミューズであり、LKW映画を代表するミューズである杉野希妃さんが駆け付けました。
 
リム・カーワイ監督特集上映
 
boid pepar発売記念イヴェント
日程:3月20日(金)16:15開始
場所:下北現像所(下北沢ボーナス・トラック内)
登壇:樋口泰人(boid主宰・映画批評家)、リム・カーワイ(監督)
 
【初日舞台挨拶 詳細】 ※敬称略
日程:3月20日(金)『アフター・オール・ディーズ・イヤーズ』19:15回 ※上映後の舞台挨拶
場所:シモキタ-エキマエ-シネマ「K2」 (東京都世田谷区北沢2-21-22 ( tefu ) lounge 2F)
登壇:樋口泰人(boid主宰・映画批評家)、リム・カーワイ(監督)
 
【2日目舞台挨拶 詳細】 ※敬称略
日程:3月21日(土)『マジック&ロス』13:50回 ※上映後の舞台挨拶
場所:シモキタ-エキマエ-シネマ「K2」 (東京都世田谷区北沢2-21-22 ( tefu ) lounge 2F)
登壇:杉野希妃(『マジック&ロス』主演・プロデューサー)、リム・カーワイ(監督)
 
リム・カーワイ、監督人生16年を記念して10作品が一挙上映!
boid paper では6万字に及ぶ超ロング・インタビューで、人生と旅と映画作りを語り尽くす
リム・カーワイ監督の映画監督人生16周年を記念し、特集上映「境界を超える無国籍映画 “シネマドリフター“リム・カーワイ─新世界の夜明け─」が2026年3月20日(金)よりシモキタ-エキマエ-シネマ「K2」にて公開初日を迎えた。
 
公開を前に、下北現像所では【boid paper】リム・カーワイ監督特集発売記念イヴェントが開催され、リム・カーワイ監督と映画批評家の樋口泰人さんによるトークイヴェンドが開催された。続いてリム監督、樋口さんがシモキタ-エキマエ-シネマ「K2」にて映画『アフター・オール・ディーズ・イヤーズ』上映後の舞台挨拶に登壇した。2日目はアジアのミューズであり、LKW映画を代表するミューズである杉野希妃さんとリム・カーワイ監督が、『マジック&ロス』上映後に登壇し、舞台挨拶が行われた。
 
大阪を拠点に、香港、中国、バルカン半島などで映画を製作し、どこにも属さず彷徨う“シネマドリフター(映画流れ者)”を自称する映画監督リム・カーワイ。2025年、15年の時を経て幻のデビュー作『アフター・オール・ディーズ・イヤーズ』が公開され、その圧倒的な構造美が大きな話題となり、特集上映の開催が決定した。東京国際映画祭コンペティション部門ノミネート作品『COME & GOカム・アンド・ゴー』(20)、大阪三部作『マジック&ロス』(10)、『新世界の夜明け』(11)、『Fly Me To Minami 恋するミナミ』(13)、バルカン半島三部作『どこでもない、ここしかない』(18)、『いつか、どこかで』(19)、『すべて、至るところにある』(24)をはじめ、知られざる無国籍映画一挙10作品が一挙に上映される貴重な機会だ。
 

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3/20(金)@下北現像所

【boid paper】リム・カーワイ監督特集発売記念イヴェント
 
2024年に監督休業宣言をしたリム・カーワイ監督。
実は2026年夏にオーストラリアでの撮影予定の新作のロケハンでオーストラリアに滞在していたことが判明した。3週間のオーストラリアロケハンから帰国したばかりのリム・カーワイ監督が登壇すると大きな拍手がおきた。
映画監督になる前からboid主宰で映画批評家の樋口泰人さんの大ファンだったというリム監督は、「まさか映画監督になって16年経って、ついに樋口さんに自分の特集号を作ってもらえるとは感無量です!」と特集号を手に喜びを語った。なぜオーストラリアに行ったのかを問われ、「16年経っても映画でまったく儲からない。だったら姉がいるオーストラリアに出稼ぎに行こう」と思ったのがきっかけだったという。しかし休業宣言中、2025年12月にデビュー作『アフター・オール・ディーズ・イヤーズ』デジタル・リマスター版が公開されて、やはり映画を撮りたいという意欲がわいてきたこともあり、「だったらオーストラリアに行って、映画を撮ろう。撮りたくなったら休業撤回すればいいと思って、オーストラリアに飛んだ」と飄々と語るリム監督。
リム・カーワイ監督特集上映
オーストラリアではメルボルン、シドニー、ウルルを巡り、「メルボルンはクアラルンプール、シンガポールにも似ていて、あらゆる都市の集合体」という印象で、「切り取り方で香港、クアラルンプールが舞台と言ってもバレない」撮影ができると感じたという。「都市としてはメルボルンよりもシドニーの方が気にいった」理由のひとつに、偶然はいったカフェでの出会いがあったという。「モーニングを食べに入ったカフェで、岩の研究者、ミュージシャン、写真家が僕のテーブルにきて、そのまま盛り上がった。彼らと話していると、自然と映画のストーリーができる気がした」と語ると、樋口さんから「その偶然の出会いを引き寄せるコツはあるの?」と問われると、まったくないと答えるリム監督。
『すべて、至るところにある』でも、偶然入ったカフェで出会った現地のひとたちに出演してもらっている。「すべては気まぐれ」としつつも、「はじめから撮影に頼むことはしないが、映画にでてもらうことになったら、どうすればおもしろいと思ってもらえるか、一緒におもしろいと思ってもらえるようにしているだけ」と、映画作りと人たらしの秘訣をリム監督が語った。
「その土地に育ったひとたちに出会ったのは、とても大きい」からこそ、「その場所、その瞬間でストーリーを作っていくLKWスタイルはおもしろいものになる」と、樋口さんが舌を巻いた。
「今回ロケハンをしたけど、夏に撮影するとしたら、いまと季節は真逆。たぶん今回みた風景はもう見られない。だから今回のロケハンは役にたたないかも(笑)」とニヤリとするリム監督に、「これからどうなるのかはまったくわからないけど、すべてつながって、おもしろくなるんじゃないかな。このリム・カーワイワールドをもっと知りたいひとは、boid paperと、K2での特集上映を観てください」と樋口さんがほほ笑んだ。
リム・カーワイ監督特集上映
 

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3/20(金)K2

『アフター・オール・ディーズ・イヤーズ』舞台挨拶
 
【boid paper】リム・カーワイ監督特集発売記念イヴェントに続いて、シモキタ-エキマエ-シネマ「K2」の特集上映「境界を超える無国籍映画 “シネマドリフター“リム・カーワイ─新世界の夜明け─」初日イベント舞台挨拶に、boid主宰で映画批評家の樋口泰人さん、リム・カーワイ監督が登壇した。
リム・カーワイ監督特集上映
「boid paper特集では、20時間くらいリム君にインタビューして、『アフター・オール・ディーズ・イヤーズ』(以下AATY)は4回観た」という樋口さんに、リム監督は恐縮しきりの様子。「AATYは壁と扉と窓が重要なキーワードになっている。
リム・カーワイ監督特集上映
隣の壁から聞こえてくる声、開いている窓は脚本段階で想定していたのか」と問われると、「細かい動作や設定はロケハンで決めたが、元々初期の短編作品を制作した時から、世界のレイヤーを空間の中でどう表現していくかを考えていた」と、リム監督が自身の映画構造について語った。
リム・カーワイ監督特集上映
脚本を作らないリム・カーワイスタイルだからこそ描きだせる即興性、空間の使い方があるからこそ「多くのノイズが入ってくる、普通の映画には映っていないものがどこか紛れ込んでくる。そういうものをすべてOK にしていく映画になる」と、樋口さんがその世界観を絶賛した。
リム・カーワイ監督特集上映

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3/21(土)K2

『マジック&ロス』舞台挨拶
 
16年前に撮影され、15年ぶりに『マジック&ロス』を鑑賞した杉野希妃さんは「我々はなんと理解の及ばない作品を作ってしまったんでしょう!」と目を見開き、リム監督も会場も爆笑に包まれた。「杉野さんはこの作品の後に深田晃司監督の『歓待』をプロデュース、出演して、自身も映画監督となって大活躍されていて‥。こうして会うのは本当に久しぶり!」と、リム監督が久々の再会を喜んだ。
リム・カーワイ監督特集上映
杉野さんとリム監督は釜山国際映画祭で出会い、いつか一緒に作品を作りたいと意気投合したという。「日本に帰ってきてから、一緒にジャック・ロジエ監督の『オルエットの方へ』を観て、アジアでこれをやったらおもしろいんじゃない?って盛り上がった」のがきっかけで、「ヤン・イクチュンさんとキム・コッピさんに香港で一緒にヴァカンス映画撮ろう!」と呼びかけて、とんとん拍子に話が進んだという驚愕のエピソードが杉野さんによって披露された。
リム・カーワイ監督特集上映
「簡単なあらすじがあるだけで、すべては現場で決まる、ホン・サンススタイル」だったと杉野さんが笑うと、「イクチュンは自分が主人公のひとりとは知らずに、本当にヴァカンス気分で来てビックリしてたからね」とリム監督も笑った。脚本なし、超低予算、2週間の撮影で、カメラマンはペットの体調不良を理由に遅刻するようなハチャメチャな現場だったが、「自分の常識は、他人の常識ではない。わかりあえないということを受け止めるということが必要と学んだ現場だった」と杉野さんが振り返ると、「こんな大変な映画が実は杉野さんの長編プロデュース第1作目ですから!本当に度胸があった」とリム監督が、プロデューサーであり、主演俳優である杉野さんに感謝を述べた。
「本当に楽しかったし、貴重な現場だった。リム監督は唯一無二の存在」と杉野さんが語ると、「また一緒に作品を作りましょう!『マジック&ロス2』!!休業宣言も撤回!」とはしゃぐリム監督。
リム・カーワイ監督特集上映
「『マジック&ロス2』!誰が観るの!?(笑)」と杉野さんの突っ込みに場内は爆笑となり、再タッグに期待が高まった。
リム・カーワイ監督特集上映
 

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≪開催概要≫

 
名称:境界を超える無国籍映画“シネマドリフター”リム・カーワイ─新世界の夜明け─
公開表記:2026年3月20日(金)よりシモキタ-エキマエ-シネマ「K2」他、全国順次開催
 
配給:Cinema Drifters
宣伝:大福
公式X:@LKWfilms リム・カーワイ監督公式X:@cinemadrifter
 
【上映作品】『アフター・オール・ディーズ・イヤーズ』デジタル・リマスター版(2025/2010)、『マジック&ロス』(2010)、『新世界の夜明け』(2011)、『Fly Me To Minami 恋するミナミ』(2013)、『どこでもない、ここしかない』(2018)、『いつか、どこかで』(2019)、『COME & GO カム・アンド・ゴー』(2020)、『あなたの微笑み』(2022)、『ディス・マジック・モーメント』(2023)、『すべて、至るところにある』(2024) ※全作品英語字幕付き上映
(C)cinemadrifters
 
 

トークイベントスケジュール

「境界を超える無国籍映画 “シネマドリフター“リム・カーワイ─新世界の夜明け─」
 
3/22(日)18:30回 『新世界の夜明け』 藤元明緒(映画監督)×リム・カーワイ監督
3/23(月)18:00回 『COME & GO カム・アンド・ゴー』 相田冬二(映画批評家)
3/27(金)未定 『あなたの微笑み』 田中泰延(作家)×渡辺紘文(『あなたの微笑み』主演)×平山ひかる(『あなたの微笑み』出演)×尚玄(『あなたの微笑み』出演)×リム・カーワイ監督
3/28(土)未定 『いつか、どこかで』 アデラ・ソー(『いつか、どこかで』、『すべて、至るところにある』主演)×リム・カーワイ監督
3/29(日)未定 『すべて、至るところにある』 アデラ・ソー(『いつか、どこかで』、『すべて、至るところにある』主演)×尚玄(『すべて、至るところにある』主演)×リム・カーワイ監督
4/2(木) 未定『アフター・オール・ディーズ・イヤーズ』 筒井武文(映画監督)×リム・カーワイ監督
※上映スケジュールは劇場HPにてご確認ください。※すべて上映後のトークイベントになります。
※ゲスト、イベント内容は予告なく変更になる可能性がございます。ご了承ください。
※ゲスト、イベント内容は予告なく変更になる可能性がございます。ご了承ください。
 
 

boid paper Vol.3 

特集:リム・カーワイ 今とここの間へ
3月20日発売/定価:1,800円(税込)
“シネマ・ドリフター”を自称する日本在住のマレーシア国籍の映画監督リム・カーワイ。
北京、香港、日本、ボスニア・ヘルツェゴヴィナ、セルビア、北マケドニアなど世界中の思わぬ場所を思わぬ視線でとらえたその映画は、常にわれわれを驚かせ、固まった思考を解きほぐし、新たな視界を与えてくれる。
そんな刺激に満ちたリム・カーワイ映画の面白さと興奮を10人の書き手が言葉にし、6万字に及ぶ超ロング・インタビューがその人生と旅と映画作りを語り尽くす。
執筆者:相田冬二、井戸沼紀美、ヴィヴィアン佐藤、川口敦子、五所純子、筒井武文、暉峻創三、濱口竜介、三宅唱、山﨑紀子(シネ・ヌーヴォ支配人)、千浦僚
 
boid paper

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(C)cinemadrifters

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