大大大ヒット中の映画『君の名は。』が韓国の釜山で開催されている第21回釜山国際映画祭の【ガラ・プレゼンテーション部門】に正式出品され、メイン会場である「映画の殿堂(ドゥレラウム)」にある「ハヌルヨン劇場(Haneulyeon Theater)」にて、10月9日、公式上映が行われました!(拍手!!!!) 釜山国際映画祭は1996年に創設された、韓国釜山で開催されるアジア最大の国際映画祭。今回『君の名は。』は今年話題の新進気鋭監督の新作を上映する【ガラ・プレゼンテーション部門】に、アニメーション作品として初めて正式出品されました。今年は『君の名は。』『怒り』『ダゲレオタイプの女』『Bleed for This』(米作品)の4本が同部門作品になっています。 10月9日の公式上映に合わせて、監督・新海誠、主人公の声を担当した俳優・神木隆之介さん、女優・上白石萌音さんが現地入りしたのでレポート。 |
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3人とも釜山国際映画祭へは初。上映に先駆けて3人は釜山市内を散策し、高校生の恋愛ストーリーを描いた本作にちなんで、若者のデートスポットとして人気の冬柏(トンペク)公園展望台を訪れました。 釜山の印象について、 新海監督:アジア最大の国際映画祭、ずっと来てみたかったので、すごくワクワクしています。街全体で映画祭を盛り上げようとしている雰囲気をとても感じます。 神木さん:初めて釜山映画祭に参加して、未知数ですけど嬉しいです! 上白石さん『君の名は。』は、都会と田舎をすごくリアルに描いているので、まさに“今の日本”というものがダイレクトに伝わる映画なんじゃないかなって思います。韓国の方にどう感じていただけるのかもすごく楽しみですね。」と、感想を語りました。また、上映を前にして新海監督は「韓国の方々は本当にアニメーションも好きだし、映画も好き。いま日本の一番新しいアニメーション映画として『君の名は。』を楽しみにしてくれているだろうと思うと、どんな反応が来るかとても緊張しますが、楽しみです。 と期待を膨らませていました。釜山市内を散策した3人は・・・。 |
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15:30(現地・日本同時間帯)から東西大学校centum campusコンベンションホールで行われた記者会見に参加。 100人越えの記者が集まる中質疑応答に答えました。そこで 新海監督:2011年に日本を襲った地震は、私に大きな影響を与えました。その時に日本人が想った願いや祈りの結晶をこの作品に込めました。 と語り、次回作について質問がおよび 新海監督:今は白紙だが、多くの人を楽しませるエンターテインメント映画をもう一本つくりたいです。その能力が自分にあるのか、確かめたい。 と答えました。また、役を演じるにあたり 神木さん:入れ替わった時に、瀧を可愛いと思ってくれるよう演じました。 上白石さん:三葉はとても普通の女の子。親近感を持ち、自分と重ね合わせて声を吹き込みました。 と、コメントされました。 |
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そして夕方に野外舞台挨拶を実施。
映画祭開催中に台風18号が釜山を直撃。 現地でも注目が高まっている『君の名は。』の舞台挨拶ということで、会場には20代の男女を中心に熱狂的な新海誠ファンやアニメーション映画ファンなど600人以上のお客さんが集まりました。退場時には詰めかけたファンに取り囲まれ、握手を求められるなど熱烈な歓迎を受けました! 野外舞台挨拶時、檀上でのあいさつ 新海監督からのコメント 神木隆之介からのコメント 上白石萌音からのコメント |
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公式上映会場となったのは、2011年に開館した映画祭専用の劇場「映画の殿堂(ドゥレラウム)」内にある「ハヌルヨン劇場(Haneulyeon Theater)」。
20:00(現地・日本同時間帯)から行われた公式舞台挨拶では、300席の当日券を求めて前日の夜から徹夜組が出るほどの大人気ぶり。当日もわずか4分で全席完売するなど、現地での期待値の高さが伺えました。10~20代を中心に幅広い層のファンなど約900人が劇場に詰めかけ、場内満席の大盛況の中舞台挨拶に登場した新海、神木、上白石は、大きな歓声と歓迎の拍手で迎えられました。神木と上白石は流暢な韓国語で挨拶をすると、会場のお客さんから大きな歓声が。 新海監督:このチケットを取るのに多くの方が並び、さらに入れなかった方も沢山いると聞きました。是非1月の公開を楽しみに待っていてください。」 来られなかったファンにも呼びかけていました。 釜山国際映画祭を終えたコメント ★新海監督からのコメント 韓国という国には、とても親近感を感じます。歩いていても安心ですし、食べ物もとても美味しいです。また、韓国では、映画に対する期待がすごく大きいということを実感しました。釜山国際映画祭が映画をとても大事にしていて、さらにそれを強くサポートする場なのだと感じられました。その点、『君の名は。』をとても深く理解してくれているのではないかと思いますが、その反面、それでも文化は違うので、分かってもらえないのではないかという不安もあります。ただ、ヨーロッパやアメリカに比べると、アジアの方が日本と文化面で共有する部分が多いので、大きく受け入れてもらえることを期待しています。 神木隆之介からのコメント 上白石萌音からのコメント 現地配給担当 カン・サンウック プロデューサ・理事コメントからのコメント |
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『君の名は。』の韓国公開は、2017年1月を予定。邦画アニメーションの中では最大級の公開規模となる300スクリーン以上での公開が決定しています。既に89の国と地域での世界配給が決定している本作ですが、台湾では10月21日、香港では11月17日、イギリスでは11月24日にそれぞれ公開が決定。さらに日本での大ヒットを受け、アジアのみならず世界各国から公開に関しての問い合わせがきているそうです。 『君の名は。』 全国東宝系にて、大大大ヒット上映中! 因に、初日8月26日(金)~10月8日(土)までの44日間 |
原作・脚本・監督/新海誠
作画監督/安藤雅司 キャラクターデザイン/田中将賀 音楽/RADWIMPS
声の出演/神木隆之介 上白石萌音
成田凌 悠木碧 島﨑信長 石川界人 谷花音
長澤まさみ 市原悦子
制作/コミックス・ウェーブ・フィルム 配給/東宝
©2016「君の名は。」製作委員会