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釜山国際映画祭公式上映

 
新海誠の劇場アニメーション『秒速5センチメートル』(2007年)が、新海誠監督のアニメーション作品では初の実写映画として、いよいよ来月10月10日(金)に公開となります。
 
9月22日(月)、釜山国際映画祭のメイン会場「映画の殿堂」にて、【オープンシネマ部門】公式上映を実施。
上映後には、一緒に鑑賞した主演・松村北斗と奥山由之監督が参加しました。
『秒速5センチメートル』
 
釜山国際映画祭公式上映
日付:9月22日(月)
開場:メイン会場「映画の殿堂」
登壇:松村北斗と奥山由之監督
 

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松村北斗と奥山由之監督登場

 
そして、9月22日(月)20:00より、釜山最大の座席数を持つメイン会場「映画の殿堂」の野外スクリーンにてオープンシネマ部門の公式上映されました! 当日、開場前にはすでに100人を超えるほどの長蛇の行列ができており、作品の期待の高さを伺うことができました。
公式上映前のGuest Visit(舞台挨拶)で、奥山監督は「チョヌン チョソク オ センティミト ガンドッ 奧山由之 イムニダ(『秒速5センチメートル』の監督をしました、奥山由之です。)」と韓国語で挨拶。そして「30回目の釜山国際映画祭という節目のタイミングで、『秒速5センチメートル』を皆さんと一緒に観覧できることを嬉しく思います。今日はよろしくお願いします。」と述べました。続く松村も、「チョヌン 松村北斗 イムニダ(僕は松村北斗です。)僕自身まだ映画の本編というものを一回しか見ていないので、今日皆さんと観るこの状況で二回目です。そしてこの大きなスクリーンでこんなにもたくさんの人と一緒に観るというのはきっと人生で唯一の日になると思います。今日は素晴らしい映画体験を一緒に迎えましょう。チンチャ カムサハムニダ(本当にありがとうございます)。」と挨拶しました。二人が現地の言葉で挨拶をしてくれたことに、会場からは大きな歓声と拍手で包まれました。
『秒速5センチメートル』
「釜山での滞在や今日の上映を控えて、今のお気持ちはいかがでしょうか?」と監督へ質問が投げかけられると、「ちょっとだけ個人的な話をさせていただくと、僕は十数年間、写真家やミュージックビデオやコマーシャルの監督をしてきました。ただ、映画がすごく好きで、いつか映画を撮りたいと思っていて、ようやくこの数年間で映画制作に携わることができました。『秒速5センチメートル』という作品で釜山国際映画祭に来ることができて、上映後にお客さんの拍手を聞いたり、GVで熱意のあるお客さんと会話をしたり、街中でたまたま憧れの監督に出会えたり、そういった素晴らしい経験をすることができました。そして何より、映画祭期間中、いくつかの映画を観たのですが、映画ファンのお客さんと一緒に、満席の会場で映画を観た時間が、本当に楽しかったです。一緒に感動したり、笑ったり、考えたり、そういう経験を通して、映画を初めて好きになった時の気持ちを思い出して、僕は心から映画が好きだということを実感できました。それと同時に、映画という世界に温かく迎え入れてもらったような気持ちになりました。自分の映画人生にとって節目となるような経験をさせてもらえた釜山国際映画祭に心から感謝しています。映画という文化が、これからも末長く続くことを、心から祈っています。最後に、松村北斗という素晴らしい俳優に出会えて、一緒に『秒速5センチメートル』を作ってきたスタッフやキャストに、そして、原作の新海誠さんに心から感謝したいと思います。今日は皆さんと共に映画を楽しみたいです。チョンマル カムサハムニダ(本当にありがとうございます。)」と映画に対する熱い想いを語りました。松村さんには「原作のアニメからも演じるのが難しい役だと思っていました。常に繊細で落ち着いた演技力で高く評価されている松村さんですが、この役を演じようと決心されたきっかけは何か」を問われると、「元々僕は『秒速5センチメートル』という原作アニメーションのファンだったというのがまず一つの理由で。そして、ご存知の方もいると思うんですけど、新海誠監督の『すずめの戸締まり』という作品で、僕が椅子の役をやったんですね。あ、改めまして、椅子です。」と名乗ると会場の笑いを誘いました。「そこで新海さんとの信頼関係があったというのも理由の一つ。でもこの二つだけではチャレンジするにはあまりにもハードルが高くて、難しい作品、そして役柄でした。しかし、奥山監督と会話をする機会があって、そこで奥山さんが既に始めている実写版『秒速5センチメートル』というプロジェクトや熱意などを聞いていくと、僕ひとりが不安に思っていたとしても、そんなことは関係ないぐらい、ものすごいセンスと熱量で準備されていて。この方がリーダーになって進んでいく作品に乗っからないほど人生で惜しいことはないなと、その場で強く思いました。もちろん、この役に挑戦したいという気持ちがほぼ決まってからお会いしたのですが、『今すぐ早く撮りましょう』と言いたくなるぐらいの説得力をいただいて、それが最終的にこの作品に飛び込むことを決めさせてくれた出来事でした。」と本作への参加の経緯について、熱く語りました。そして、「貴樹を演じるうえで大事にしていたこと」には、「今回特に難しかったのは、自分が原作の大ファンであり、遠野貴樹というキャラクターやこの物語の世界に憧れていたので、この強い憧れから生まれるドキドキのまま飛び込むと、この世界を楽しむ自分になってしまって、生きることの難しさに苦しむ主人公とはかけ離れてしまうということでした。憧れるということを一切やめて、離れたところで遠野貴樹という人物を見つめ直すことがすごく難しかったです。」と語り、「そして、もう一つ。今回、遠野貴樹という人物を、僕と青木柚くん、上田悠斗くんと、三人で一つの役を演じています。これがとても難しく思っていたのですが、僕よりも早くに撮影をしていた彼らのパートの映像を見たら、本当に素晴らしい俳優たちでした。彼らが役としての軸をぶらさずに持っていて、それを引き継いだことで、三人で一つの役を演じるということが難しいことではなくなり、とても頼もしくて、役として肉厚になるきっかけになりました。この二人がとにかく素晴らしかったということを、改めてこの会場の皆さんに伝えたいと思います。きっと上映が終わった後に、青木柚、上田悠斗、他の出演者についても、きっと名前を調べることになると思います。」と他キャストについて賞賛をすると会場からは拍手が起こりました。
 
最後に、「今日、皆さんと共に観られることを本当に嬉しく思います。また新たな作品を作って、皆さんとお会いしたいと思います。本当に、ありがとうございます。」(奥山監督)「この作品は人物もすごく大事ですが、本当にきれいな景色がたくさん出てくる映画です。この迫力のある大きなスクリーンと、そして空と風を感じながら最高の映画体験を一緒にしましょう。今日は、ありがとうございました。」(松村)と挨拶し、舞台挨拶後、松村と奥山監督も約3,800人のお客様と一緒に上映を鑑賞。スクリーンに映し出される『秒速5センチメートル』の世界は、大迫力そのもの。桜、雪、海などの日本ならではの四季折々の自然の景色はとても美しく、会場内からは、すすり泣く声も聞こえてきました。釜山の風を感じながら、たくさんのお客様と一緒に作品を観るという、貴重で心にしみわたる上映となりました。
上映終了後、エンドロールが始まると、会場は盛大な拍手に包まれました。そして、エンドロールが終わると、松村と奥山監督は固い握手を交わし、熱いハグ。何度もお客様にお辞儀をし、手を振り、感謝を表しました。
『秒速5センチメートル』
オープンシネマ部門の上映を終えて、松村は「今は放心状態です。本当にあれだけのお客さんと一緒に作品を観たことで、自分も一観客として初めてあの作品を観られたような感覚があって。一体感というか、みんなでぐーっとあの作品の世界に集中して入っていく感じをすごく肌身で感じました。本当に貴重な経験をさせてもらえました。本当に素晴らしい作品になったなというのを実感しています。」と興奮冷めやらぬ中、感想を述べました。奧山監督は、「スクリーンの大きさや、会場の熱気もあってか、こんなにのめり込んで観られるという状況はすごく幸せでした。特に釜山国際映画祭のオープンシネマで観るという、ある種の緊張感や高揚感も感じていて。本当は言葉にしなければいけないけれど、言葉にしきれない特別な時間でした。本編中で、ここっていうタイミングで突然自然の風を感じると、自分が今どこにいて、スクリーンとの境界線が分からなくなる瞬間みたいなものを感じて、かなり特別な体験でしたね。」と語りました。そして、「映画って、こういう自分が想像もしていなかったところに連れていってくれるんだなっていうことを、感慨深く思いましたし、この映画を制作するうえで関わった全ての人を代表して、自分がここにいさせてもらえるということのありがたさや、改めて一緒に作った人たちへの感謝を感じて、この感動を早くみんなに伝えたいなと思いました。」と語りました。
 
インターナショナルプレミア上映や、オープンシネマ部門の公式上映を観た韓国のお客様からは、「日本に行ったら、日本映画を探してよく観たりするのですが、この映画のポスターがとても美しくて、観たくなって観に来ました。原作のアニメは見ていないのですが、それでもこの作品はとても面白いと感じました。」
「私は奥山監督のファンで、『アット・ザ・ベンチ』もとても良かったので、次の作品が『秒速5センチメートル』だと聞いて、ずっと観たいと思っていました。実際に観たら、映像がとても綺麗で、とてもよかったです。」
「もともと、小説が好きでアニメも何回も見ました。実写になるという話を聞いて、釜山国際映画祭で一番これが観たいと思って来ました。距離と時間について、愛を通して語っていくような内容で、とても感動しました。」
「『秒速5センチメートル』も好きで何十回も見ていて、この実写版も絶対に観たかったので、頑張ってチケットを取りました。実写版にもアニメの主題歌や音楽が使われていたのが良かったです。」
「原作アニメが好きで、最近、日本に行って、『秒速』のロケ地も見ましたが、それが実写として映っていて、それを観るのも楽しかったです。原作は3つのパートに分かれていますが、実写版は一つの物語になっていて、それが自然な流れで出来上がっていたので、とても良かったと思います。実際に映画を観て、主人公の『僕に5万個の単語はいらない、一つだけでいい』という話が自分にとっても感銘を受けました。初恋って痛くて未練があるものだけど、その一つの言葉、一つの時間、その一つのスピード、そういうのが重なって『秒速5センチメートル』というスピードになると思います。」
とコメントしました。
 

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『秒速5センチメートル』

 
大切な人との巡り合わせを描いた、淡く、静かな、約束の物語。
2025年10月10日(金)全国公開
 
公式サイト:
https://5cm-movie.jp
 
公式X:
@5cm_movie_2025
 
公式Instagram:
@5cm_movie_2025/
 
公式TikTok:
@5cm_movie_2025
 
主人公・遠野貴樹を、本作が初の単独主演映画となる松村北斗、ヒロイン・篠原明里を高畑充希が演じます。また、貴樹の幼少期を本作がデビュー作となる上田悠斗、明里の幼少期を「東宝シンデレラ」オーディションでグランプリを受賞した白山乃愛、自然豊かな種子島で過ごした高校時代の貴樹を青木柚、貴樹に想いを寄せる高校の同級生・澄田花苗を森七菜、花苗の姉で、遠野貴樹が通う高校の教員を務める輿水美鳥を宮﨑あおいが演じるほか、漠然とした不安と焦燥感を抱えた社会人時代、貴樹の同僚・水野理紗役には木竜麻生、科学館の館長・小川龍一役に吉岡秀隆といった豪華キャスト陣が出演し、『秒速5センチメートル』の世界を彩ります。
 
メガホンをとるのは、「ポカリスエット」のコマーシャル映像や、米津玄師「感電」「KICK BACK」星野源「創造」のミュージックビデオを監督し、映像監督・写真家として若くして国内外から高い評価を得ている奥山由之。昨年公開のオムニバス長編映画『アット・ザ・ベンチ』では、3館でスタートした上映が80館にまで拡大し、北京国際映画祭「FORWARD FUTURE」部門において最優秀脚本賞と最優秀芸術貢献賞をダブル受賞するなど非常に評価が高く、今、大きな注目を集めているクリエイターです。切実さと誠実さをもって、今しか作れない『秒速5センチメートル』を真摯に撮りたい、と語る現在34歳の若き新鋭・奥山由之監督にとって、本作が初の大型長編商業映画監督作となります。
 
『秒速5センチメートル』
 
物語・・・
 
1991年、春。
東京の小学校で出会った貴樹と明里は、互いの孤独にそっと手を差し伸べるようにして、少しずつ心を通わせていった。
しかし、卒業と同時に、明里は引っ越してしまう。
離れてからも、文通を重ねる二人。
相手の言葉に触れるたび、たしかにつながっていると感じられた。
 
中学一年の冬。
吹雪の夜、栃木・岩舟で再会を果たした二人は、雪の中に立つ一本の桜の木の下で、最後の約束を交わす。
「2009年3月26日、またここで会おう」
 
時は流れ、2008年。
東京で働く貴樹は、人と深く関わらず、閉じた日々を送っていた。30歳を前にして、自分の一部が、遠い時間に取り残されたままだと気づきはじめる。
そんな時にふと胸に浮かぶのは、色褪せない風景と、約束の日の予感。
 
明里もまた、あの頃の想い出と共に、静かに日常を生きていた。
 
18年という時を、異なる速さで歩んだ二人が、ひとつの記憶の場所へと向かっていく。
交わらなかった運命の先に、二人を隔てる距離と時間に、今も静かに漂うあの時の言葉。
――いつか、どこかで、あの人に届くことを願うように。
大切な人との巡り合わせを描いた、淡く、静かな、約束の物語。
 
秒速5センチメートル

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原作:新海誠 劇場アニメーション『秒速5センチメートル』 ※「5」は半角数字
監督:奥山由之
脚本:鈴木史子
音楽:江﨑文武
主題歌:米津玄師「1991」
劇中歌:山崎まさよし
「One more time, One more chance 〜劇場用実写映画『秒速5センチメートル』Remaster〜」
出演:松村北斗 高畑充希
森七菜 青木柚 木竜麻生 上田悠斗 白山乃愛
岡部たかし 中田青渚 田村健太郎 戸塚純貴 蓮見翔
又吉直樹 堀内敬子 佐藤緋美 白本彩奈
宮﨑あおい 吉岡秀隆
制作プロダクション:Spoon.
配給:東宝
©2025「秒速5センチメートル」製作委員会

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