大切な仲間との人生最期の548kmの旅。
人生の素晴らしさを伝える感動作『君がくれたグッドライフ』が、5月21日(土)よりヒューマントラストシネマ有楽町、YEBISU GARDEN CINEMAほかにてロードショーとなります。 この度、主人公と仲間たちのかけがえのない旅を切り取った、生き抜く力に満ち溢れた予告編が解禁となりました。
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年に1度、自転車で旅に出るハンネス(フロリアン・ダーヴィト・フィッツ)とキキ(ユリア・コーシッツ)夫婦と仲間たち。ベルギーに向けていつも通り陽気に始まった旅は、ハンネスがALS(筋萎縮性側索硬化症)で余命を宣告されていると告白したことで一変。全てを知った上で悲しみをこらえる妻、ショックをかくせない仲間たち、息子の決断を思いとどまらせたい母親、それぞれの立場から悲しみや苦悩を捉えていく。
しかし、ハンネスを愛するからこそ願いを尊重しようとするのだ。この映像では、彼らが自転車で走り抜けるヨーロッパの美しい景色の数々と、子供のようにはしゃぎ笑いあう姿、決して揺るがない夫婦愛なども丹念に描かれ、悲観的になりかねない題材でありながらポジティブで力強さとあたたかさを持つ本作のエッセンスを感じることができる。 |
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この夫婦と同世代にあたる40歳の節目の年に撮影に臨んだ監督のクリスティアン・チューベルトは、
監督:この時期、生と死に関して深く考えるようになっていました。ドイツのことわざに“人は皆、独りで死ぬ”というものがあります。でも、僕はそれは違うと思いたかったんです。我々は、友人や愛する人たちとの繋がりを感じながらこの世を去ることが出来ると思いたい。 と、本作を手掛けることにした動機を説明。監督自身の願いは、ハンネスの人物像や映画全体に大きく反映されている。 『君がくれたグッドライフ』 原題『Tour de Force』 公式HP:goodlife-movie.com |
物語・・・
一度きりの人生。
あなたにとっての、そして大切な人のグッドライフとは―。
「愛する人にできること」をみつめる、命と向き合う5日間の旅。
年に1度、自転車での旅に出る6人の仲間たち。持ち回りで行き先を決めるのだが、今年はハンネスとキキの夫婦の番だ。ハンネスが決めたベルギーには、ある深い理由があった―。
ALSと宣告された彼は、尊厳死の許される国ベルギーをめざして、これを人生最期の旅にすると決めていたのだ。真実を知った仲間たちは大きなショックを受けるが、彼の願いを叶えることを決意する。いつものように、旅行中に実行しなければならないムチャな課題を出し、実行するたび笑顔で笑い合う旅は、このままずっと続くようにみえた─。
監督:クリスティアン・チューベルト
脚本:アリアーネ・シュレーダー
出演:フロリアン・ダーヴィト・フィッツ、ユリア・コーシッツ、ユルゲン・フォーゲル、ミリアム・シュタイン、フォルカー・ブルッフ、ヴィトリア・マイヤー、ヨハネス・アルマイヤー、ハンネローレ・エルスナー
2014年/ドイツ/95分/シネスコ/5.1ch/カラー
日本語字幕:吉川美奈子/PG-12/配給:ショウゲート
©2014 Majestic Filmproduktion GmbH / ZDF