芸歴50年&映画初主演!石倉三郎が、本作では介護される身となる紙漉き一筋の職人役で新境地を見せ、韓国の人気女優キム・コッピが共演。
倒れても人の手は借りたくない頑固職人と、韓国からやって来た落ちこぼれ女子。国籍も世代も性別も違う、交わるはずのなかったふたりの、魂と心が通いあう。 『つむぐもの』 が、3月19日(土)より公開となります。 そして、本作の完成披露試写会が行われ、石倉三郎、キム・コッピ、日野陽仁、森永悠希、結城貴史、宇野祥平、犬童一利監督が登壇。トークを繰り広げ、後には、城 南海が、主題歌「月の砂漠」を披露しました! 『つむぐもの』完成披露試写会 |
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MC:芸歴50年で初の主役ですが。演じられていかがでしたか?
石倉さん:映画はそうですね。介護を受ける側の切なさと言いますかね。つらいなと思いますね。自分も年なんでね。臨場感持って臨めましたね。和紙職人の頑固さもわかるんでやり易かったですね。監督の指示通り、乗っかりました。監督の意気込みがね。凄かったんで。 犬童監督:孤高の存在と言うイメージは固まっていたので、職人としてそれ求めていたので、石倉さんにオファーしたんです。かなり、苦労は掛けてしまったと思います。 MC:コッピさんは演じてみていかがでしたか?それから現場の雰囲気は? キムさん:この撮影2週間でしたが、1か月以上撮影した感じでした。まだ、映画の中で感じた情をまだ持っています。監督の演出、演技指導も的確で楽しく演じられました。現場の雰囲気は楽しかったですね。 MC:石倉さんは、コッピさんいかがでしたか? 石倉さん:言葉は通じなかったですけど、心で通じるもんなんです。不思議な体験でした。 |
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MC:森永さんはいかがでしたか?
森永さん:監督はそのままでいいと言われたので入り易かったです。伝統工芸に触れさせていただけたのは良い体験でした。 日野さん:森永君は素直な子なので。やり易かったですね。 MC:実際の介護施設だったんですよね。 宇野さん:そうなんです。施設の方々を目の当たりにして、介護士の方の姿を見られる状態だったので、その姿勢も感じられてありがたかったですね。 MC:日野さんは福井出身なんですね。 日野さん:はい。福井県民としては、綺麗に撮っていただいてありがたかったです。方言も指導もしましたね。 |
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MC:主題歌を歌われている城さん。映画を観ていかがでしたか?
城さん:私の母も介護の仕事をしていたり、わたしも韓国にレコーディングに行ったりしていたので。色々なご縁を感じています。和紙職人。伝統を大事にしていくことは私の唄に通じるものがありましたね。 MC:何を伝えていきたいですか 犬童監督:メインテーマは、人と人と言うところに集約されています。日本は長寿な国ですが、もっと介護業界がフューチャーされてもいいかなと思っていて、これからの日本には人と人のつながりが必要だなと思っています。 |
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最後には、城さんが、主題歌「月の砂漠」を披露しました! 『つむぐもの』 3月19日(土)より、有楽町スバル座ほか全国ロードショーです。 公式サイト:http://www.tsumugumono.com |
無職になって実家にいづらくなり、ワーキングホリデーで福井にやって来た韓国人女性ヨナ。日本での仕事は越前和紙作りの手伝い–のはずだったが、職人の剛生が脳梗塞で倒れてしまい、なんと「介護」をすることに!
妻に先立たれて一人暮らしの剛生は誰にも心を開かず、偏見にまみれた悪態をついてばかり。それでも勝気なヨナはひるむことなくぶつかっていき、やがて剛生の気持ちにも思いもよらぬ変化が訪れる……。
世界一の長寿国、日本。わたしたち一人ひとりが安心して老いを迎えるには、助け合いが欠かせない。家族や地域のかたちの変化にともない、人生のラストステージの過ごし方は多様化している。
人が最期まで自分らしく生きるためには何が必要なのか? どうすれば相手を理解し、相手の生き方を尊重できるのか? 本作の主人公ふたりは出会った時、あらゆる面で相容れないが、他人事だと思っていた介護を通して深い絆を育み、互いにかけがえのない存在になっていく。1年にわたるその過程をユーモアとペーソスを交えて丹念に描くことで、すべての人に人生の輝きとは何かを問いかけるエンタテインメントが誕生した。
出演:石倉三郎、キム・コッピ、吉岡里帆、森永悠希
隆(新人)、本多章一、結城貴史、広澤草、伊東愛、宇野祥平、内田慈、日野陽仁
主題歌:「月の砂漠」城 南海(ポニーキャニオン)
監督:犬童一利
脚本:守口悠介
企画・製作統括:梅田一宏
エグゼクティブプロデューサー:吉田ときお、前田紘孝
プロデューサー:前信介
特別協賛:すずきこどもクリニック 鈴木幹啓、やさしさ 紀の風@新宮市
協力団体:福井県和紙工業協同組合、一般社団法人 日本介護事業連合会、一般社団法人 日本介護協会
協力:大韓民国扶餘郡、扶餘郡庁・林榮喆、扶餘放送、韓国伝統文化大学校、小菅高雄、社会福祉法人わかたけ共済部、今立中央病院、エターナル
「つむぐもの」製作委員会:プリンシパル、丹南ケーブルテレビ、ソウルエイジ
制作プロダクション:ソウルエイジ 配給・宣伝:マジックアワー
(C)2016 「つむぐもの」製作委員会