香港、東京 2都市のデモを、当時19歳の”香港民主化運動の女神”と小熊英二が語る!
今年9月に公開され、現在も渋谷アップリンクにてロングラン公開中の社会学者・小熊英二監督の映画『首相官邸の前で』。12/23(水)の上映後、香港民主化運動のキーパーソン2名をスペシャルゲストに迎え、トークイベントを開催いたします。 映画『首相官邸の前で』アフタートーク開催 |
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福島第一原発事故後の東京で、政府の原発政策に抗議するために起こった大規模デモの全貌を記録したドキュメンタリー映画『首相官邸の前で』が、渋谷アップリンクでロングラン公開中です。
本作は、『単一民族神話の起源』『<民主>と<愛国>』『1968』などの著作で数々の賞を受けた、歴史社会学者の小熊英二さんによる初映像監督作品です。 12/23(水)の上映後、香港からのゲスト2名に小熊英二さんを交えたトークイベントを開催されます。 |
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登場するゲストは・・・
2014年の香港雨傘革命において、当時19歳で学生グループのスポークスマンとなり「学民の女神」と呼ばれた周庭(アグネス・チョウ)さんと、香港中文大學社会学科講師で、新刊『香港 中国と向き合う自由都市』(倉田徹・立教大学准教授と共著)が岩波書店から発売されたばかりの香港の社会学者・張彧暋(チョウ・イクマン)さんです。 香港の人々に日本のデモはどう映るのか、日本と香港の民主化運動の違いなどについて3人が語ります。また、張さんの新刊販売&サイン会も行ないます。
周庭(アグネス・チョウ) 学民思潮の元スポークスマン。雨傘運動の間に政治圧力を受け役職を辞退したが、現在学民思潮のコアメンバー。日本アニメ・漫画・アイドル・お笑い番組(特にツッコミもの)が好き。経済第一の香港社会において、逆風にさらされる中にも、困難に立ち向かう。 張彧暋(チョウ・イクマン) 専門は文化と歴史社会学、日本社会、ナショナリズム論と日本サブカルチャー論。 著書《香港 中国と向き合う自由都市》(倉田徹共著・岩波新書)と《鉄道への夢が日本人を作った 資本主義・民主主義・ナショナリズム》(山岡由美訳・朝日選書)。 |
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作品・・・ 2012年夏、東京。約20万の人びとが、首相官邸前を埋めた。NYの「ウォール街占拠」の翌年、香港の「雨傘革命」の2年前のことだった。しかしこの運動は、その全貌が報道されることも、世界に知られることもなかった。人びとが集まったのは、福島第一原発事故後の、原発政策に抗議するためだった。事故前はまったく別々の立場にいた8人が、危機と変転を経て、やがて首相官邸前という一つの場につどう。彼らに唯一共通していた言葉は、「脱原発」と「民主主義の危機」だった――。はたして、民主主義の再建は可能なのか。現代日本に実在した、希望の瞬間の歴史を記録。 『首相官邸の前で』 2015年9月2日(水)より渋谷アップリンクにて公開中です。 |
企画・製作・監督・英語字幕:小熊英二
撮影・編集:石崎俊一
音楽:ジンタらムータ
英語字幕校正:デーモン・ファリー
出演:菅直人 亀屋幸子 ヤシンタ・ヒン 吉田理佐 服部至道 ミサオ・レッドウルフ 木下茅 小田マサノリ ほか
配給・宣伝:アップリンク
(2015年/日本/109分/日本語〔英語字幕つき〕)