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公開前日祭イベント

 
第36回山本周五郎賞候補にもなった浅倉秋成の小説「俺ではない炎上」が山田篤宏監督の手で実写映画化。
9月26日(金)に全国公開いたします。主演を務めるのは、第36回日本アカデミー賞最優秀主演男優賞受賞『テルマエ・ロマエ』(12)、第38回日本アカデミー賞優秀主演男優賞『ふしぎな岬の物語』(14)、優秀助演男優賞をダブル受賞『柘榴坂の仇討』(14)、第45回日本アカデミー賞優秀助演男優賞受賞『護られなかった者たちへ』(21)など、数々の作品で多くの映画賞を受賞し、今尚とどまることを知らずに活躍し続ける阿部寛。
 
作家・浅倉秋成によるベストセラー小説を実写映画化した『俺ではない炎上』(9月26日公開)。
公開初日前日にあたる9月25日には丸の内ピカデリーにて公開前日祭が実施され、主演の阿部寛、共演の芦田愛菜、藤原大祐、長尾謙杜、夏川結衣、そして山田篤宏監督が登壇した。
『俺ではない炎上』公開前日祭
 
公開前日祭イベント
日時:9月25日(木)
場所: 丸の内ピカデリー
登壇:阿部寛 芦田愛菜 藤原大祐 長尾謙杜 夏川結衣 山田篤宏監督
 

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阿部寛ら登壇

 
ステージ両脇に大炎上をイメージしたスモークが激しく焚かれる中、ある日突然 SNS 上で炎上&殺人事件の犯人に仕立て上げられた男・山縣泰介を演じた阿部は「最近僕はカッコいい役が続いていて久々のみじめな男でしたが、どうでしたか?」と満席の会場から拍手喝采を浴びつつ「撮影は1年ほど前に行われ、監督に相談しながら、色々な人に助けられながら完成させました」と念願の初日を前に挨拶した。
『俺ではない炎上』公開前日祭
 
シリアスでありながら、どこか滑稽にも見えてしまう泰介の逃亡劇だが、阿部は「真剣にやればやるほど可笑しいかなと思って、余計なことをせずにただガムシャラに逃げました」と明かし「みじめな感じはここ10年くらいやってこなかったので、これからどんどん増やします」と原点回帰を宣言した。またパンツ一丁での逃亡シーンについては「さすがに寒かったので当日までは『上は着ていいですよね?』と断ろうと思っていました。でも監督からはダメだと言われて…」と苦笑いで熱演の舞台裏を報告した。
 
炎上した泰介を追う謎の大学生・サクラ役の芦田は、予告編の段階で「あんたが諸悪の根源だろうが!」と声を張り上げるシーンが話題。
『俺ではない炎上』公開前日祭
芦田は「日常生活でも役でも、あそこまで激高する事はありません。物語的にもクライマックスに来ていてどこまで迫力と感情をぶつけられるかを考えました」と狙いを口にすると、阿部は「とある深夜ドラマで芦田さんが説教しているシーンを見て、それが僕は好きだったので久々にキタッ!と思いました」と太鼓判を押していた。
 
最初に事件の投稿を拡散した大学生インフルエンサーで、サクラと一緒に泰介を追う住吉初羽馬役の藤原は、演じる上では「ウザさ」を意識したという。
『俺ではない炎上』公開前日祭
「カットがかかるたびに監督に『今のウザかったですか?』と確認していました」と振り返ると、山田監督は「ばっちりウザくてありがたかったです」と喜んでいた。
 
泰介の取引先シーケン LIVEに勤務する若手社員・青江役の長尾は、阿部との初共演の印象をこう振り返った。
『俺ではない炎上』公開前日祭
「阿部さん、大きいなと。わかってはいたけれど、改めて生で見ると本当に大きいんだという感想が第一にありました」と阿部と共演に感動した様子だ。
 
泰介の妻・山縣芙由子役の夏川は「芙由子は芙由子なりの嘘をつきながら刑事と対峙しているわけで、言っている事と思っている事がちぐはぐだったりする。ちょっとわかりづらい感じ。そこを狙いました」と役作りを明かしていた。
『俺ではない炎上』公開前日祭
 

フリップトーク

フリップトークでは、それぞれが思う阿部像を「○○な人」として発表。
『俺ではない炎上』公開前日祭
芦田から「ストイックな人」と言われた阿部は「まあ、そうですね」と満更ではない様子。
『俺ではない炎上』公開前日祭
藤原からリスペクトを込めて「HIROSHI ABEな人」と言われると「鋭いですね。HIROSHI ABEな人の表現は合っています。親しくなるほど若い子とかによく“HIROSHI”と呼ばれますから」と納得していた。
『俺ではない炎上』公開前日祭
長尾は「ゆっくりな人」と表して「僕のグループのメンバーは関西の人たちなので結構早口で。阿部さんと現場でお会いすると凄くゆっくりなので聞き取りやすかったですし、大人の余裕だなと思いました。
『俺ではない炎上』公開前日祭
一度阿部さんがエミネムみたいに早口で喋るのを見てみたいです」と笑わせた。阿部は「一緒に車に乗っている時に、僕を乗せているから緊張していたのかミスったりして。チャーミングでした」とニコリ。これに長尾は「めっちゃ緊張しました。普段車を運転する事も少ないし、小さい頃からテレビで見ていた方を助手席に乗せて運転することってないから。横を見たらHIROSHI ABEが座っているわけですからね」と恐縮しきりだった。
 
夏川は阿部からの差し入れなどの現場での気配りを評して「ぬくもりの人」、
『俺ではない炎上』公開前日祭
山田監督は大物然としない現場での真剣な立ち振る舞いから「真面目な人」と阿部を表した。
『俺ではない炎上』公開前日祭
そんな中、阿部は自らを「ステキな人」と表して「これを言われるのが一番嬉しい。
『俺ではない炎上』公開前日祭
街中で遠くから言われたりすると『雰囲気がいいのかなあ』と嬉しくなるから」とニヤリと解説していた。
 
最後に山田監督は「本番は明日からです。SNSをテーマにした内容ですが、色々な世代の方に楽しんでいただけるはずです。最後まで止まらず飽きずに観ていただける映画になったと思います。SNSでつぶやきやすい内容だと思うので、炎上とは言わず大きなバズを作っていただきたいです」と大ヒットを祈願した。
『俺ではない炎上』公開前日祭
主演の阿部は「過酷な撮影でスタッフの方も浜松にこもってやってくださいましたが、街の方々のご協力も含めて、そういった雰囲気が力をくれました。駐車場のおじさんが優しくて、毎日何かを買って来てくれる。そんな中で街ぐるみで撮影を行っていました。監督も相談すると自分の中で考えて、こうしましょうと言ってくれる。これからを背負う監督だと思うので、今後もご一緒したいです。そして皆さんが楽しんでくれたので、今後もこのような役を増やします。今日はありがとうございました!」と手応えと共に会場に呼び掛け、盛大な拍手に包まれながらイベントは終了した。
 

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『俺ではない炎上』

 
9月26日(金)より全国公開
 
公式HP:
@oredehanai-enjo
 
公式X:
@enjo_movie
 
公式tiktok:
@enjo_movie
 
 
物語・・・
大手ハウスメーカーに務める山縣泰介は、ある日突然、彼のものと思われるSNSアカウントから女子大生の遺体画像が拡散され、殺人犯に仕立て上げられる。家族も仕事も大切にしてきた彼にとって身に覚えのない事態に無実を訴えるも、瞬く間にネットは燃え上がり、“炎上”状態に。匿名の群衆がこぞって個人情報を特定し日本中から追いかけ回されることになる。そこに彼を追う謎の大学生・サクラ、大学生インフルエンサー・初羽馬、取引先企業の若手社員・青江、泰介の妻・芙由子といった様々な人物が絡み合い、事態は予測不能な展開に。無実を証明するため、そして真犯人を見つけるため、決死の逃亡劇が始まる―――。
 
◆原作小説「俺ではない炎上」(著者・浅倉秋成/双葉文庫)
第43回吉川英治文学新人賞候補になり映画化もされた「六人の噓つきな大学生」などの浅倉秋成の小説。SNSで根拠の乏しい情報が<真実>となり大きな事件へと発展する、現代の冤罪の恐怖を描いた意欲作。
 

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キャスト:
阿部寛
芦田愛菜 藤原大祐 長尾謙杜
三宅弘城 橋本淳 板倉俊之 浜野謙太 美保純 田島令子
夏川結衣
原作:浅倉秋成『俺ではない炎上』(双葉文庫)
監督:山田篤宏
脚本:林民夫
音楽:フジモトヨシタカ
主題歌:WANIMA / 🔥おっかない🔥(unBORDE/WARNER MUSIC JAPAN)
配給:松竹
Ⓒ2025「俺ではない炎上」製作委員会 Ⓒ浅倉秋成/双葉社

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