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完成披露舞台挨拶
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キャスト&監督 主人公の宮崎明日香を演じる本田は、ステージ登壇すると「今日は世界最速での上映ですので緊張しています。(前作の主人公である)恒松さんからバトンを引き継いだような感覚があったので、そういう意味での緊張は撮影中もずっとありました」と本音を吐露し、「(でも(前作から)3年空いたので“(続編は)ちょっとないかも”って思いませんでした?私は思っちゃって、3年っていうとけっこう間が空いているので、続編はないのかなあって思っていたときにお話を聞いたので、監督タイミングが上手だなって思いました」と本作への出演を喜んだ。加えて、本田は「私は元の世界に戻れて終わっているので、続編があっても参加できないかなって予想していたので、まさか助けに行けるなんてという感じで、撮影前から燃えていましたね」と当時の胸の内を明かした。 同じく、続編が決定したことがうれしかったという恒松は「前作はみなさんの口コミのおかげでヒットして、配信でも1位になったりしてありがたくて、そのおかげでの続編だと思っているので、本当にみなさまのおかげです」と感謝し、「今回もぜひ盛り上げていただいて、3ができたらいいなと思っています(笑)。やりようはいくらでもあるので」と期待を寄せた。これに本田は「こういうのって『3をやりたいです』って声があれば叶うものなんですか?」と尋ね、永江監督は「ヒットすればぜひ」と答え、本田は「3をやりたいです!」と言葉に力を込めた。 そして、待望の続編に3年かかった理由について永江監督は「前作がヒットして、安易に続編を作るとだいたい失敗するというのを僕は見てきたので、続編を作るなら脚本も含めて前作を超えるものが考えついてからとプロデューサーさんとも話していて、それに3年かかってしまったんですけど、前作を超える作品ができると確信してから作れたことがうれしかったですし、またご賛同いただけて監督人生最高の現場だったなと思います」と感慨深げに語った。 また、ネタバレしないように自身の役について聞かれると、本田は「異世界から戻ってきた次の日から(という設定で)撮影すると思っていたので、3年経ったのに高校生に戻らないといけないとしたらビジュアルは大丈夫かというのが不安だったんですけど、台本を見てみたら(設定も)3年経っていて、本田望結も3年経って20歳になっていたので、見た目とかもそのままでいいんだなと思って、そこは監督に感謝でした」と胸をなで下ろし、恒松は「私も前作と同じ役どころで、前作の最後にきさらぎ駅に残ってしまってどうなるかという役どころなんですけど、予告にあったように、まさか明日香が助けに来てくれるなんて思ってもみなかったので、春奈はどんな反応をするのかなというのを楽しみにしていただきたいです」とアピール。 今回、初参加となった奥菜は「映像ディレクターの役でございます。20年、きさらぎ駅にいたと証言している明日香さんを密着取材するジャーナリストの役として参加させていただいています」と明かし、前作に引き続き、出演する佐藤は「私は最初にきさらぎ駅に行って戻ってきた“初代”です」とコメントして会場の笑いを誘った。 さらに、撮影時のエピソードを聞かれると、本田は「個人的なことなんですけど、明日香は黒髪なんですね。でも撮影前に私は髪色が少し明るかったので、髪色を調整して挑んだんですが、カラーって維持が大変なので撮影中もお手入れを頑張って、髪の色の差が出ないようにしていたんですけど、異世界って青いフィルターがかかっているじゃないですか。出来上がりを見てみたら、髪色がわからなくて…。1を経験しているからフィルターがかかるのがわかっているはずなのに、それを忘れてあんなに頑張っていたので、監督ちょっと言ってほしかったなって」と口を尖らせてた。 同じ質問に、恒松は「前作は秋に撮影をしたんですけど、今回は同じ場所で夏に撮影したら、線路がヒル(蛭)まみれですごかったんですよ」と打ち明け、悲鳴をあげる佐藤を横目に、恒松は「(映像の)繋がりとかもあるので、私たちは血まみれになるわけにはいかないじゃないですか。でも靴とかに登ってきて、それをみんなで振り払ったり、ヒルスプレーをしたんですけど、スタッフさんたちは血まみれになっていて本当に恐怖でした。きさらぎ駅より怖かったです」と回顧。本田も「インタビューとかで思い出を聞かれるとヒルしか出てこないですよね」と苦笑した。 一方、奥菜は「ヒルで思い出したんですけど、私はマダニが大量発生しているところでロケをしまして(笑)、それも大変でしたよね。『ギャーギャー』言いながら撮影していました」と打ち明けると、永江監督は「なんかすいません…」と申し訳なさそうな表情を浮かべた。そして、佐藤は「どうしよう…私はそんなことは全然なく、(撮影は)すごく楽しかったです。蚊がいるかなあくらいでした」とコメントして観客を笑わせた。 そして、本作の内容にちなみ、これまで行ったことがある場所でもう一度訪れたい場所を尋ねられると、本田は「異世界に行きたいですね。…私たちって異世界に行ったことがあるで合っていますか?」と首をかしげ、MCから「合ってますよ」と声をかけられると、本田は「しかも(前作と今作で)2回も行っているので、3回目はプライベートで行きたいですね」とコメント。佐藤から「ヒルがいるよ」と声が飛ぶと、本田は「秋に異世界に行きたいと思います」と返した。 恒松は「去年、友だちと韓国旅行に行ったんですけど、それが初韓国で、それ以来まだ1回も行っていなくて、韓国ってカフェもオシャレだし、お洋服屋さんもかわいいのでもう1回行きたいです」と願望を明かし、「きさらぎ駅は海外のファンの方もいるので、韓国で舞台挨拶とかあったらうれしいですね」とスタッフの様子を伺った。 奥菜は最近、不思議に思っていることがあるそうで「夢の中なんですけど、しょっちゅう同じ場所に行くことがあって、今ここにいる私はこの世界に存在していて、でも夢の中にいる自分が見ている景色とか空気はものすごくリアルで、鮮明で、もしかしたら別の次元にも自分が存在しているんじゃないかなって、ふと思うことがあります」と言い、「その場所がどこなのかはわからないんですけど、もしそういう場所があるんだとしたら、そこに行ってみたいなと思います」と目を輝かせた。 そして、佐藤が「ぜひまたこうやって映画の制作発表とか、そういう場に呼んでいただきたいなと思います」と答えると、本田は「お手本(の回答)だ」と感嘆。監督はプライベートで撮影現場にもう1度行きたいそうで「撮影で行くと楽しめないじゃないですか。別府温泉いいなって思っても、駅には行くんですけど(温泉に)浸かることなく撮影をしちゃっているので、プライベートで撮影現場に行きたいなって思います。ヒルだけじゃなくていいところなので」とフォローした。 最後に、締めのコメントを求められた本田は「私はしゃべるのが大好きなんですけど、こんなに苦戦した舞台挨拶は初めてで、何を言ってもネタバレしちゃうかもというくらい、みなさんを驚かせる要素が詰まっています。ぜひみなさんにはSNSで拡散してほしいって言いたいところなんですが、みなさんもきっと書くのを苦戦すると思います。それくらいネタバレになることがたくさん詰まっているので、6月13日に公開されてから、みなさんと語りたいなと思うので、また舞台挨拶に来てください(笑)」と観客に呼びかけた。 |
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『きさらぎ駅 Re:』
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出演:本田望結
芹澤興人 瀧七海 寺坂頼我 大川泰雅 柴田明良 中島淳子
奥菜恵 / 佐藤江梨子
恒松祐里
監督:永江二朗
脚本:宮本武史
企画・制作:キャンター
配給:イオンエンターテイメント
製作:「きさらぎ駅 Re:」製作委員会
©︎2025「きさらぎ駅 Re:」製作委員会