初日舞台挨拶
初日舞台挨拶日時:6月29日(土) |
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杉田雷麟、寛一郎&監督登壇
劇中で、禁じられた熊撃ちに向かうふたりの姿はバディのようであり、兄弟のようにも見える。「実際に僕もお兄ちゃんのように慕っていました」と語る杉田に対して、「うそですよ。ナメられてました」と返して会場を沸かせた寛一郎。まさに気心知れた様子のふたりであったが、杉田が「セリフがないシーンでも、寛ちゃんはきちんと監督と話をしていて。僕はそれを聞きながら、役者としての現場でのあり方というか、そういうのがすごく勉強になりました」と語るなど、全幅の信頼を寄せている様子だった。 この日は本作のタイトル『プロミスト・ランド』にちなみ、登壇者たちに「今、果たしたい約束は?」という質問を。まずは杉田が「僕は3、4年前からずっと監督になりたいと言ってたんです。ただ映画をやればやるほど、そんなに簡単に言える話じゃないなと思っていたのですが、いろんな俳優さんから「若い世代が撮った方がいい」と言われて。やるなら本気でやらないといけない」と思いを語り、「映画を撮って皆さんにお見せする、というのを、ここで約束したいと思います」と決意を表明。その思いに意気を感じた会場からは大きな拍手がわき起こった。 最後に・・・舞台あいさつもいよいよフィナーレ。最後のメッセージとしてまずは寛一郎が「率直に言うと、この映画は好みの分かれる映画だと思いますが、僕自身はとても好きな映画で。マタギ文化をが継承されていくように、この『プロミスト・ランド』が、古き良き日本映画と、これからつくられる新しい映画との架け橋となる映画になってくれたらいいなと思っています」と呼びかけると、杉田も「これは映画館で体験する映画だなと思っていて。見終わって東京の街に出た時に、少しでもこの映画の自然などが思い起こされるような、何かが心に残っていたらうれしいなと思います」とメッセージ。 |
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『プロミスト・ランド』
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出演:杉田雷麟 寛一郎
三浦誠己 占部房子 渋川清彦/小林薫
脚本・監督:飯島将史
原作:飯嶋和一「プロミスト・ランド」(小学館文庫「汝ふたたび故郷へ帰れず」収載)
製作:FANTASIA Inc. / YOIHI PROJECT 制作プロダクション:ACCA /スタジオブルー
配給:マジックアワー/リトルモア
©︎飯嶋和一/小学館/FANTASIA