初日舞台挨拶劇場版長編第2弾『映画おしりたんてい さらば愛しき相棒(おしり)よ』が全国公開中! この度本作の公開を記念し、『映画おしりたんてい さらば愛しき相棒(おしり)よ』初日舞台挨拶を行い、仲里依紗(ゲストキャラクター:スイセン役)、津田健次郎(ゲストキャラクター:キンモク先生役)、三瓶由布子(おしりたんてい役)、齋藤彩夏(ブラウン役)が登壇しました。 |
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仲里依紗、津田健次郎ら登壇ゲスト声優を務めた仲と津田は、自身の子どもの存在をきっかけに以前から「おしりたんてい」に触れていたそう。 津田は「僕の場合はTVシリーズを一緒に見たりしていました。遊びがたくさん入っているので、(子どもが)キャッキャと楽しんでいて、すごくよくできているなと僕も楽しんでいました。フォルムもセリフもパンチ力抜群なので(笑)、『なんだろう、これ…?』という感じで見ていました」と明かした。 今回、劇場版ということで、TVシリーズとはまた違った展開が見られるが、三瓶は「今回、映画ということでお話のボリュームがあって、ドラマも大人向けで、大人の方も楽しめる作品になってると思います。絆がすごくたくさん出てくるお話で、普段のTVだと、お子さんも楽しめるように、ちょっとおマヌケな犯人だったり、クスッと笑えるところが多いけど、今回、かつての相棒・スイセンとのやりとりだったり、そこを通して、いまの相棒であるブラウンとの関係性、スイセンと恩師のキンモク先生の絆だったり、人と人との関係性、人? おしり…(笑)? キャラクター同士の関係性が深く描かれている作品だなと思います」と劇場版ならではの魅力をアピール。 一方、齋藤は、ブラウンが活躍する短編に触れ「音楽が流れて、なんでもかいけつ倶楽部のみんなでごはんを食べて、『かいとうUをやっつけるぞ!』という、セリフのない音楽だけのシーンが、哀愁も漂ってメチャクチャ好きです。短編も映画ならではだと思うので楽しんでいただけていたらと思います」と語った。 今回、ブラウンとスイセンという“新旧相棒”が登場するが、仲と齋藤はアフレコを一緒に収録する機会があったそう。仲は「すごくありがたかったです。ずっと見ていたので『本物だ!』と、『あ、ブラウンが人になった。すごい!』という感じでした(笑)。実写でお芝居するのとは全然違うので、アドバイスをいただいて助かりました。ありがとうございます」と齋藤に感謝。 齋藤は仲について「『一度、お座りになったら…』と思うくらい、ずっとマイクの前に立ち続けて、スイセン、そして作品に真摯に向き合われていたのが印象に残っています。『きみに相棒が必要だと思ったから』というセリフがすごく好きで、“仲節”が素敵だなぁって思いました。相棒(ブラウン)としては、ちょっとヤキモチというか『どんな人なのかな?』と思いましたが、一気に好きになりました」と仲を絶賛。 三瓶は、そんな2人のやりとりを見ながら「相棒トークが微笑ましいです」とニッコリ。「今回、若かりし頃のおしりたんていの声もあって、緊張していたんですが、スイセンの若かりし頃の声が、すごくナチュラルに変化されてて、そのスイセンと会話すると自然に若返れるし、自然と『あぁ、この2人ってやっぱりかつてバディを組んでたんだな」と感じられる仲さんのお芝居で、感謝しかないです。いまの相棒のブラウンも、いつも“必殺技”を受けながらも、『くさい』と言わず、『さすがです、おしりたんていさん』と言ってくれるので、本当に心強い相棒たちと一緒にできて嬉しかったです」と新旧相棒への感謝を口にした。 仲は、いまと昔のスイセンの“激変”ぶりに言及。「何があったの? というくらい変わりまくってて(笑)、『どんな気持ちの変化で人ってあんなに変わるんだ?』と思いました。(昔は)ブリブリのワンピース着てたのに、パンツスーツになっていて、絶対に一回、違う男を挟んでると思います(笑)」と“推理”を働かせ、あわてて三瓶は子どもたちに「いまの話はお母さんには聞かないでね(笑)」と呼びかけ、会場は笑いに包まれた。 三瓶は特に「スイセンの『おしりくん』ってよくないですか? これまで『おしりたんていさん』、『おしりたんていくん』と呼ばれることはあったけど、『おしりくん』は初めて」とこれまでにない呼ばれ方が新鮮だったよう。齋藤も三瓶の言葉に深くうなずき「仲さんの『おしりくん』はキレイなおしりっぽいです」と同意。これだけ“おしり”というワードが飛び交う舞台挨拶も『おしりたんてい』以外はなかなかないが、三瓶は「みなさん、免疫がないかもしれませんが、現場ではこれが普通の会話です」と語り、笑いを誘っていた。 津田が演じたキンモク先生も、かなりインパクトの強いキャラクターだが、津田は「大人が見ると、シビアでズシっと来る物語で、どういうふうに受け取ってもらえるか…? 見応えのある劇場版ならではの良さがあると思います。『大人も大変なことがあるんだな』と思っていただければ(笑)」と語っていた。 トークではさらに、映画にあわせて登壇陣に「あなたにとっての相棒と呼べる人」をフリップで答えてもらった。 三瓶は「あやかちゃん(ブラウン)&いっけいさん(ナレーター、しょちょう)」と齋藤とマルチーズしょちょう役とナレーターを務める渡辺いっけいの名を挙げ「2人ともおしりたんてい、そして『おしりたんてい』という作品にとって、欠かせない存在です。いつも心強く思ってるよ」と感謝の言葉を伝える。 齋藤も「三瓶由布子さん」と書かれたフリップを掲げ「これからもよろしくお願いします。いつも、(劇中の役だけでなく)本人的にもいつも守って、助けていただいているので、これからは少しずつ隣を歩けたらと思いますし、そのために頑張ろうと思います」と語り、強い絆を感じさせた。 仲は「息子 トカゲくん」と書いたボードを手に「最近、大人の話に一緒に参加できるようになって、うちのダンナが『こう言ってたよ』と告げ口してくれるんです(笑)。すごく良い相棒だなと思います。こないだも、うちのダンナが片付けをしてて、『○○がない』って寝室で大騒ぎしてたんですけど、うちの息子が来て『パパがいま怒ってます。いま、一回逃げたほうがいいかもです』と言ってくれました。『ちょっといま、機嫌が悪いかも』とか、いろいろと、間を取り持ってくれています」と息子の名相棒ぶりを明かし、これには三瓶も「できますねえ。ちょっと後で、子育ての方法を…」と教えを請うていた。 津田は「マネージャー」と回答。「一緒に仕事をやっていく相棒ですね」と語り、すかさず齋藤に「相棒の好きなところを教えてください」とリクエストされると「情熱をもって一生懸命やってくれるところですね。愛がありますね」と照れくさそうに語り、三瓶から「公開告白みたいですね(笑)」とツッコミが飛んだ。 最後に、卒業シーズンということをふまえて、これから新たな門出を迎える人たちに向けて、仲と津田からメッセージが。津田は「人生には、出会いと別れがこれからもたくさんあると思います。一回、繋がったご縁は、頑張れば繋がっていくので、これからも仲良くしていきたい人とは頑張って繋がっていってほしいと思います。新しい環境で、緊張したり、ドキドキしたりするかもしれませんが、良い環境を自分から率先して作れたらいいなと思います。新しい道を歩む人は頑張ってください。素敵な出会いがありますように!」と呼びかける。 仲は「私のやっている俳優という仕事は、映画やドラマ、舞台など、短期間でいろんな門出や出会いがいっぱいあります。だから小学校や中学校の卒業やクラス替えは、意味があったんだなと思います。お仕事の環境だったり、旅行に行っていろんな人と出会ったり、そういうのって、小さい内にいろんな友達としゃべったりして練習していたんだなとわかりました。小さい時は『クラス替え、いやだな』とか『先生も替わるのか…イヤだな』と思ってたんですけど、そういうのは大人になる練習だったんだと思うと、友達と離れたり、出会ったりをプラスに捉えられると思います。良い出会いがまた広がり、いろんな友達の考えを吸収できる機会だとポジティブに門出を楽しんでほしいと思います」と語り、舞台挨拶を閉じました。 |
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『映画おしりたんてい さらば愛しき相棒(おしり)よ』
仲里依紗が演じた、おしりたんていのかつての相棒で謎多きキャラクターのスイセン、彼女は敵なのか味方なのか?10年ぶりに現れた彼女の真の目的とは?そして、おしりたんていは絶対絶命のピンチを乗り越え、おしり史上最大の謎を解き明かすことができるのか!? 2024年3月20日(水・祝)より公開中 X: 物語・・・ |
原作:トロル
監督:セトウケンジ 脚本:高橋ナツコ 成田 順 音楽:高木 洋
声の出演:三瓶由布子 齋藤彩夏 櫻井孝宏 杉村憲司 池田鉄洋 小西克幸 中村まこと 渡辺いっけい
ゲスト:仲里依紗 津田健次郎 二又一成
キャラクターデザイン・作画監督:真庭秀明 製作担当:末竹 憲 編集:吉田公紀 録音:澤村裕樹 音響効果:中原隆太
美術デザイン:増田竜太郎 美術監督:東 美紀 色彩設計:森 綾 撮影監督:則友邦仁
※吉田公紀さんの「吉」は下が長いほうでお願いいたします。
制作:東映アニメーション
製作:2024「映画おしりたんてい」製作委員会
配給:東映
©トロル・ポプラ社/2024「映画おしりたんてい」製作委員会