埼玉県川口市で2004年より毎年開催してきましたSKIPシティ国際Dシネマ映画祭は、今年第12回目。

今回、7月の開催に先駆けたプレミアム企画として、2014年に当映画祭長編部門で上映されたセルビア映画『帰郷』の限定上映を3月21日(土)、22日(日)の2日間、川越スカラ座にて開催するそうです。

1

川越スカラ座SKIPシティ国際Dシネマ映画祭プレミアム上映
『帰郷』(2014年長編部門ノミネート作品)
日時:3月21日(土)、22日(日)13:30~
料金:一律800円
劇場:川越スカラ座
公式サイト:http://k-scalaza.com

若者の閉塞感、地方の空洞化、農村の過疎化・・・
現代日本にも共通する深刻なテーマを広大な自然と共に描き切った本作は、チェコで開催される東欧最大級の映画祭、第48回カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭イースト・オブ・ザ・ウエスト部門でワールド・プレミア上映、そして昨年のSKIPシティ国際Dシネマ映画祭2014でアジアン・プレミア上映され、観客から大きな反響を呼び、注目を集めました。

SKIPの映画祭では受賞こそ逃した本作ですが、そのクオリティの高さと社会へのメッセージ性に富んだ良質な作品を埋もれさせることなく一人でも多くの方に届けるべく、映画祭の枠を超え、劇場での特別上映を企画いたしました。 日本ではほとんど公開されることのない、東欧セルビアの映画を劇場で鑑賞できる貴重な機会です。是非足をお運びください。

『帰郷』作品紹介

男が故郷に戻ってきた理由とは?貧しさの中、行き場のない若者の苦悩を描く。

帰郷2大都市ベオグラードでまともな職にも就けず、貧しい暮らをしていたヤンコは数年ぶりに故郷の村に帰ってきた。山奥の過疎化が進んだその村には、若者がほとんどいなくなっていた。母親のミリツァは家を片付け、ヤンコが暮らせるよう準備を進めていたが、ヤンコの目的は定住ではなく、別にあった。

一方、ミリツァの友人で、ヤンコと同世代の娘を持つストラージャはふさぎこんだ妻と入院中の娘の世話で表には出さないものの、そのストレスは頂点に達していた。 自分や友人が育ち、親の血と汗がにじんだ愛すべき故郷を次の世代はどうしていくべきなのか――。

ユーゴスラビアの分裂、セルビア・モンテネグロの分離といった激動の歴史を経て2006年に独立したセルビアの田舎を舞台に、社会や政府から忘れられ、ついには自分自身をも見失ってしまった人々を描く。

帰郷3

監督:ミロシュ・プシッチ
<2013年/セルビア、スイス/109分> *SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2014 長編部門ノミネート作品 *劇場未公開作品

因みに!SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2015(第12回)は

会期:2015年7月18日(土)~26日(日) <9日間>
会場:SKIPシティ 映像ホール ほか(埼玉県川口市)
主催:埼玉県、川口市、SKIPシティ国際映画祭実行委員会、特定非営利活動法人さいたま映像ボランティアの会
公式サイト:www.skipcity-dcf.jp

********************************************************************

関連記事:




良かったらランキングUPにご協力ください。
  にほんブログ村 映画ブログ 映画情報へ    にほんブログ村 アニメブログ アニメ情報へ