【リニューアルの方向性】
コンセプト:日本の「ものがたり」を世界へ
東映太秦映画村は 1975 年に、日本で初めて映画づくりを見学できるテーマパークとして、東映京都撮 影所内に誕生し、開業から累計 6500 万人以上のお客様をお迎えしてきました。50 周年を迎えるにあた り、社会状況や消費者ニーズの変化などに対応しながら当社ならではの美術セットや衣装、役者など時代劇の資産を活かし、よりわくわくするエンターテインメントを提供するため、全面リニューアルを実施します。京都の観光や日本文化発展の一翼を担い、ここ映画村から生まれる日本の新しい文化、新しい日本の「ものがたり」で、私たちは世界 中を魅了していきます。
① 「観る」場所ではなく、日本の文化を誰でも気軽に「体験」できる場所へ。
京都の有名店や文化人にご参加頂き、旬の京都に出会って「体験」できる場所を目指します。
京都の江戸時代の中へ入り込み、自ら江戸時代を「体験」することを楽しんで頂きたいと思います。
② 朝・昼・夜の 3 つの顔。温浴から江戸酒場まで、お子様も大人も満足できる村へ。
ファミリーから大人、また海外からのゲストまでが満足できる施設を目指し、朝・昼・夜の顔をつくります。朝は温浴施設での朝風呂や新鮮な京野菜を提供するマルシェ、昼は映画村で江戸をテーマにした飲食や文化体験、また忍者アトラクションなど、夜はライトアップが施された「太秦江戸酒場」で京都の夜を満喫いただくことができます。
③ 伝統文化の実験場へ
茶の湯、いけばな、工芸など、伝統文化や老舗が数多く存在する京都において、映画村を伝統文化の新たな「実験場」に。時代劇の役者もいる特別な空間の「映画村」で、誰もが伝統文化へのチャ レンジや斬新なコラボレーションにトライできる場所を作ります。
【ターゲット】
これまでのファミリー層も大切にしながら、20代・30代の女性やカップル、外国からの観光客の層を拡大していきたいと考えます。
【成長に向けたトピックス】
時代劇へ没入する空間をバーチャルではなくリアルに体験できる施設であることを目指します。そして、国内・インバウンドの両者で進行する「コト消費」への需要に応えていきます。
また、「太秦 江戸酒場」をリニューアル後は夜の通常営業とし、夜の営業により京都における「ナイトタイムエコノミー」の拡大に寄与します。
【リニューアル概要】
<施設名> 東映太秦映画村
<総事業費> 120 億円
<スケジュール> 2024 年春 第1期エリア・リニューアル工事着工(同エリア閉鎖) 2025 年 第1期エリア・リニューアルオープン ※以降、順次着工
第1期リニューアル
・新入場ゲートがオープン
・江戸時代の京都の町並みが一部オープン
・江戸時代の町並みの中に飲食/物販の実店舗が並ぶ中央通りがオープン ・新アトラクションがオープン(※現在開発中)
第2期リニューアル
・迫力の忍者ショーなどが観られる新たな芝居小屋がオープン ・江戸時代の京都の町並みが完成
第3期リニューアル
・江戸時代の世界に温浴施設がオープン
その後、忍者の森の建設を検討中。
◆リニューアル内容
<コンセプト>日本の「ものがたり」を世界に
東映が長年培った時代劇製作におけるの美術や衣装、役者などの資産をベースに日本の文化を発信していく施設にリニューアルします。
・新オープンセットの建設
来春までに2800㎡の広さで江戸のオープンセットを建設し、実際の店舗などが入居する江戸の建物と街並みを時代劇の制作スキルに富んだ撮影所のスタッフが作り出します。その中で江戸時代にちなんだ新規の飲食や物販、体験の提供を行い、江戸の町を散策する楽しみ、迷い込む楽しみ、発見する楽しみなどをも提供体験いただけます。
・新アトラクション用建物の建設
3~4のアトラクションを導入予定です。
・芝居小屋のリニューアル
さらにスケールアップした忍者ショーなどの演目やイベントを実施します。
・温浴施設の建設
江戸時代の世界観で楽しめる温浴施設を新たに建設します。また温浴施設のみでもご利用いただけるようにいたします。
・忍者の森
アスレチックを楽しめる忍者の森が誕生します。
・夜営業の拡大
村内をライトアップし、フォトジェニックでお酒も楽しめる時間帯も新たに提供します
・江戸の町中での役者によるショーの拡充
現在も映画村には一定数の役者が村内に配置され、お客様にチャンバラなどのショーを提供しておりますが、リニューアル後はその人数やショーの数を拡大し、更には複数人で行う路上町中でのショーを充実させます。
【東映太秦映画村 概要】
名称:東映太秦映画村
住所:京都市右京区太秦東蜂岡町 10 番地
アクセス:JR「太秦駅」より徒歩約5分 嵐電「太秦広隆寺駅」より徒歩約5分 京都市営地下鉄「太秦天神川駅」より徒歩約12分 京都バス「太秦映画村前」よりすぐ
入村料(現在):大人 2,400 円、中高生 1,400 円、子ども(3 歳以上) 1,200 円 公式サイト :https://www.toei-eigamura.com/TEL :0570-064349(ナビダイヤル)開業日 :1975年11月1日敷地面積 :14,110坪(46,644.6㎡) ※JR北側の駐車場(4347坪/14,370.2㎡)含むサイト
【東映太秦映画村沿革】
1968年9月 映画村(東映京都スタジオ)の前身となる
京都東映ボウリングセンター(24レーン)がオープン。
1974年5月 京都撮影所事業部による「京都撮影所再開発プラン」の検討開始。
1975年4月 映画村事業推進のための実験として全撮影所規模で「一日映画村」を実施。
オープンセットの公開の他、江戸風の縁日、模擬撮影や映画会などの催しを行い、
約2万人の入場者を記録した。
9月 (株)東映京都スタジオ(社長高岩淡)設立。
11月1日 東映太秦映画村オープン。
オープン初日より3日間で70000人以上を動員。
1977年4月 映画村新施設一斉完成
(中村座、大手門、ガラス張りステージ、武家屋敷等)
1980年10月 映画村の入村者数が1000万人を突破。
1982年 年間入村者数256万人超えを記録。(1982年度/歴代最高)
1989年4月 映画村入村者数が3000万人を突破。
1997年3月 大型屋内エンタテインメント施設『パディオス』オープン。
2001年3月 入村者数が5000万人を突破。
2011年9月 開村以来最大規模のリニューアルを実施。
「からくり忍者屋敷」などの新アトラクションオープンや
JR太秦駅からのアクセスに便利な新ゲート「撮影所口」を開設。
2020年10月 「エヴァンゲリオン京都基地」オープン
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