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4K上映トークイベントこの度、鈴木清順生誕100周年記念シリーズの第一弾ブルーレイBOX「セイジュンと男たち」の発売(発売日:2024年1月10日)を記念して、第79回ヴェネツィア国際映画祭クラシック部門で最優秀復元映画賞を受賞した『殺しの烙印』[4Kデジタル復元版]の国内初の4K上映が、11月5日(日)に新文芸坐で開催された。 上映後のトークイベントには、女優の真理アンヌ、映画評論家の轟夕起夫の2名が登壇し、真理が演じたミステリアスな美女・中条美沙子の役どころや製作当時を振り返るとともに、クエンティン・タランティーノ、ジム・ジャームッシュ、デイミアン・チャゼル、ポン・ジュノ、ウォン・カーウァイら、世界の名立たる監督たちから今なお熱狂的に支持されている鈴木清順監督について語り合った。 |
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真理アンヌ、轟夕起夫登壇上映終了後、真理アンヌと映画評論家の轟夕起夫が登壇。 まずは轟から真理と鈴木清順監督との出会いと出演オファーについて質問されると「日劇ミュージックホールで歌っていた時に、台本を持って清順監督が楽屋にいらしてくださって、<美沙子という役をやりませんか?>という感じでした」という監督から直々のオファーが二人の出会いであったことを明かす。 真理が演じた中条美沙子役について聞かれると、「それまでカタカナの名前の役が多くて、漢字の名前が新鮮で嬉しかった。美沙子という日本人の名前に惹かれた」という真理ならではの想いを吐露。ミステリアスな美女・美沙子をどう作り上げたかについては「私の担当のデザイナーに作ってもらったものを現場に持っていっていました」と真理のこだわりとセンスを生かした役作りが行われていたことを明かした。 特に印象的だったシーンを聞かれると、蝶の部屋のシーンを挙げて「蝶々や蛾、虫全般が苦手なのでああいうシーンは大変で朝から憂鬱です」と苦労を吐露。 最後に今後の活動については「13歳から歌をはじめてもうこの年までやってきたんだから十分でしょう、頑張りました」という真理に、会場から温かい拍手が送られてイベントを締めくくった。 尚、このトークイベントの模様は2024年1月10日に発売されるブルーレイBOX「セイジュンと男たち」に映像特典として収録される予定だそうです。 |
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『殺しの烙印』★第79回ヴェネツィア国際映画祭クラシック部門(ヴェニス・クラシックス) 最優秀復元映画賞受賞プロの殺し屋ランキングNO.3の花田は、組織の幹部を護送する途中でNO.2とNO.4の殺し屋たちに襲撃されながらも任務を終え、殺し屋NO.2へランクを上げる。さらに上を目指す花田だったが、次の仕事で失敗すると、組織は美女・美沙子を差し向ける。花田は殺し屋NO.1・大類ともトップの座を賭けて対決することになり…。 鈴木清順のスタイリッシュな魅力にあふれる異色のアクション映画。 鈴木清順監督Profile鈴木清順(すずき・せいじゅん) 1923-2017 享年93歳 |
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商品其の壱詳細紹介①鈴木清順生誕100周年記念シリーズ Blu-ray BOX 其の壱「セイジュンと男たち」※仕様や特典は予定となります。予告なく変更する場合があります。 クレジット |
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商品其の弐詳細紹介②鈴木清順生誕100周年記念シリーズ Blu-ray BOX 其の弐「セイジュンと女たち」※仕様や特典は予定となります。予告なく変更する場合があります。 クレジット ©日活株式会社 |
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