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初日舞台挨拶

現在、そして将来の日本社会が抱えていく空き家問題をモチーフに娘と亡き父親の心の交流を描くヒューマンドラマ『消えない灯り』の初日舞台挨拶が10月21日(土)に行われ、主演の織田美織、宍戸美和公、井上博貴監督が登壇しました。
『消えない灯り』
初日舞台挨拶
10月21日(土)
登壇: 織田美織、宍戸美和公、井上博貴監督

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織田美織、宍戸美和公、井上博貴監督登壇

 
まず「空き家問題」をテーマにした本作製作のきっかけを聞かれた井上監督は「2030年に 日本の3割ぐらいが空き家になるというデータを知り、またプロデューサーの親戚の方が実際にその問題に直面していたことを聞き、当初は短編だった企画を今回大幅に変えて、長編として完成させました」と明かした。

本作が初主演となった織田は「監督もスタッフも知っている方ばかりだったので、プレッシャーを感じず演技できました。逆に、公開が近づくにつれて緊張し、今が一番かも」と緊張の面持ちで答えた。
『消えない灯り』
織田が演じた主演の茉莉の隣人役の宍戸は、まるでスクリーンからそのまま抜け出したかのように「小さい頃からよく知ってるから、余計なお節介しちゃってごめんね」と役さながらに話し観客を笑わすと「現場はちょうどコロナ渦中だったので、あまりコミュニケーションできなかったので今驚いてます・・・」と井上監督が打ち明け「ポイントになる場面に出てきて印象に残る役者さんで、ご一緒できて良かったです」と宍戸のキャラクターを絶賛。
 
更に現場で起きた出来事を聞かれた織田は「撮影は宮城県だったのですが大雪で、スタッフ含めみんなで全力で雪かきをしたのが印象に残っています」と明かすと、井上監督からも「宮城に着いた時は晴れていたんですが、翌朝起きたら肩の高さぐらいまで積もっていて。10分で行けるところを30-40分かかり、何度も往復しました」と、撮影の裏側について語った。

平田満よりメッセージ

また、主人公・茉莉の父親役を演じた、平田満より届いたメッセージを宍戸が代読。『幽霊の役は初めてでしたが、映画というものが時間、次元を越えたものなので、懐かしく見てくれる人がいるだけでうれしいですね。クランクアップの日の夕焼けは、人生で忘れられない情景になりました。』

平田のメッセージを聞いた織田も「あの日の夕焼けは綺麗でしたね。誰か天気を司どる人がいたのかってぐらい。他にも外ロケの日は晴れの日が多かったですよね」としみじみ語り、温かい拍手の中で舞台挨拶は幕を閉じた。

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『消えない灯り』

10月21日(土)より渋谷ユーロスペースほか全国順次公開。

物語・・・
過疎化が進み、空き家の数も多くなってきた地方都市。
かつてその街に住んでいた花村茉莉は父親の遺産として実家を譲り受けることになり、売却処分することを決めていた。しかし実家に帰ってきた時、父の幻影を目にし、すぐに売却することに躊躇いを感じ始める。そんなある日、かつて教師だった父を慕っていた教え子の陽子と出会う。茉莉は陽子から父の知らない一面、そして思いがけない自身への想いを聞くことになる—。
『消えない灯り』

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<キャスト・スタッフ>
織田 美織 金澤 美穂
宍戸 美和公 塩 顕治 北浦 愛 諏訪 珠理
温水 洋一 朝加 真由美 平田 満
 
監督・脚本・編集
井上 博貴 プロデューサー
渡邉 直哉 撮影 杉山 弘樹 録音 久野 貴司 助監督 河野 宗彦
衣装 山川 恵未 ヘアメイク 山田 季紗 キャスティング 柳井 宏輝 制作 大塚 勝彦 スチール 斎藤 弥里 音楽・MA 中西 ゆういちろう
制作プロダクション パロマプロモーション 配給 ミカタ・エンタテインメント 宣伝  MAP
2022/日本/カラー/アメリカンビスタ/74分©パロマプロモーション

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