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髙橋栄一:脚本・監督

「後悔する」という意味のことわざ「を噛む」からタイトルをとった映画『ホゾを咬む』は、本作ヒロインの小沢まゆが主演する短編映画『サッドカラー』がPFFアワード2023に入選するなど、国内映画祭で多数入選・受賞している新進気鋭の映像作家・髙橋栄一脚本・監督の最新長編映画。
ホゾを咬む
12月2日(土)〜12月8日(金)に新宿K’s cinemaにて連日14:10〜、12月15日(金)〜12月21日(木)に池袋HUMAXシネマズにてレイトショー、12月に大阪シネ・ヌーヴォ、来年に名古屋・シネマスコーレ、神戸・元町映画館ほか全国順次公開されることが決定している。

この度、公開を前に、特報、場面写真と、主演のミネオショウ、ヒロイン・プロデューサーの小沢まゆ、昨年映画『はこぶね』で第23回TAMA NEW WAVEベスト男優賞他を受賞した木村知貴、『れいこいるか』でれいこの父役を演じた河屋秀俊らキャストのコメントが到着しましたのでご紹介。

特報

場面写真

『ホゾを咬む』

『ホゾを咬む』

『ホゾを咬む』

『ホゾを咬む』

『ホゾを咬む』

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『ホゾを咬む』

『ホゾを咬む』

『ホゾを咬む』

『ホゾを咬む』

『ホゾを咬む』

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コメント

主人公・茂木ハジメ役:ミネオショウ コメント

ハジメは好意を寄せている人だからこそ、よそよそしくなってしまう人なのかなと。
パートナーと一緒にいても、好きとか言わない時期に突入したりすることってあると思うんです。
好きって言いたくても、なんかタイミング違うなとか。
家族や友達でも、言えなかった言葉が過去に沢山あって後悔して忘れての繰り返しで。
言葉を選ぶのにとても慎重に、時間かかってしまうことってあるなぁと。
髙橋監督は、独特の間とこだわりを持った監督ですね。
撮影初日は驚きました。
布団から起きるだけのシーンでそんな時間かかると思ってませんでした。こだわり爆発の初日でした。
でも逆にそれで茂木ハジメがわかった気がしました。
あぁ、ハジメは監督なんだなって。
そのシーン、一瞬しか使ってないのがまた面白い(笑)
本作は、登場人物が全員一癖も二癖もあって本当もどかしいんです。
でもなんか可愛いんです。
「ちいかわ」みたいなもどかしさあります。
静かでシュールな作品ですが、誰かにとっての「自分の為に作られた映画」であるなと思います。
ぜひ劇場でご覧ください。

主人公の妻・茂木ミツ役兼本作プロデューサー:小沢まゆ コメント

「信じる」と「疑う」はいつも背中合わせに同居していて、心を満たしたり掻き乱したりと、なかなか厄介な存在だとずっと思っています。そんな普遍的でありながらも手掴みできない「信疑」をテーマに、人と関係を築いていく難しさや愛おしさについて描きたいと思い、本作をプロデュースしました。
人は誰しも色んな顔を持っていて、相手によって仮面を着け替えながら生きています。
私が演じたミツは、夫のハジメに疑いを持たれ監視される女性ですが、映画を観た人がミツの人物像を如何様にでも捉えられるように、余白のあるお芝居を心掛けました。
映画全体を覆う独特な雰囲気やリズムも特徴的で、他ではなかなか観ることのできない新感覚の日本映画が出来たと思っています。
ハジメが監視カメラというフィルターを通して妻を見つめ続けた先に、いったい何を見たのか。ぜひ映画館の暗がりでスクリーンを通して覗いてみてください。

主人公の同僚:月見里 海役:木村知貴 コメント

リハーサル時からタイミングと間、独特のテンポ感を念頭に置き、監督と共演者の方とシーンを構築していきました。
出来上がった作品を観た時、もう一度観たいなぁと思いました。クセになってしまいそうな唯一無二の世界観を是非劇場でご堪能ください!

野老武光役:河屋秀俊 コメント

僕が演じる野老という男は暴力的であるとともに、純粋な愛情を持つ人物だと思いました。彼の中にある二面性を演じることは大変やり甲斐がありました。

監督の企画意図で「人と共存するためには、相手に対して不干渉でいようとすることが大事で、それこそが人を愛することだ」というのがありました。主人公のハジメはその掟を破ったことによってあんな目に遭うのだと考えました。野老自身、親や身近な人から過度に干渉されて、自分のやりたいようにやれなかった過去があったのではないか、そういったことを想像して役作りしました。

疑念に取りつかれた主人公が自身の行動によってはまってしまう落とし穴。そこに関わる人々の多様な人物像も合わせて、どうぞお楽しみ下さい。

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『ホゾを咬む』

12月2日(土)より新宿K’s cinemaほか全国順次公開

公式サイト:
@hozookamu/

公式Xアカウント:
@hozookamu

公式Facebook:
@hozookamu

髙橋監督自身がASD(自閉症スペクトラム症)のグレーゾーンと診断されたことに着想を得て、独自の切り口で「愛すること」を描いた本作。モノクロームの世界観が怪しさと品格を放ち、独特な間合いや台詞が観る者を異世界へと誘う、新感覚の日本映画が誕生した!
 
主人公・茂木ハジメを演じるのは、主演するコメディアクション『MAD CATS』(2022/津野励木監督) から、『クレマチスの窓辺』(2022/永岡俊幸監督)、『とおいらいめい』(2022/大橋隆行監督)など、幅広い役柄をこなすカメレオン俳優・ミネオショウ。 
 
映画『少女〜an adolescent』(2001/奥田瑛二監督) で国際映画祭で最優秀主演女優賞受賞の経歴を持つ俳優・小沢まゆがプロデューサーとヒロイン役を務め、木村知貴、河屋秀俊ら実力派の面々が脇を固めているほか、『百円の恋』(2014)など武正晴監督作品に数多く参加し、『劇場版 アンダードッグ』(2020)で第75回毎日映画コンクール撮影賞を受賞した西村博光が撮影監督を担当した。

あらすじ

不動産会社に勤める茂木ハジメは結婚して数年になる妻のミツと二人暮らしで子供はいない。
ある日ハジメは仕事中に普段とは全く違う格好のミツを街で見かける。帰宅後聞いてみるとミツは一日外出していないと言う。
ミツへの疑念や行動を掴めないことへの苛立ちから、ハジメは家に隠しカメラを設置する。
自分の欲望に真っ直ぐな同僚、職場に現れた風変わりな双子の客など、周囲の人たちによってハジメの心は掻き乱されながらも、自身の監視行動を肯定していく。
ある日、ミツの真相を確かめるべく尾行しようとすると、見知らぬ少年が現れてハジメに付いて来る。そしてついにミツらしき女性が誰かと会う様子を目撃したハジメは…。
『ホゾを咬む』

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出演:
ミネオショウ
小沢まゆ
木村知貴 河屋秀俊 福永煌 ミサ リサ 富士たくや
森田舜 三木美加子 荒岡龍星 河野通晃 I.P.U 菅井玲

脚本・監督・編集:髙橋栄一
プロデューサー:小沢まゆ
撮影監督:⻄村博光(JSC)
録音:寒川聖美
美術:中込初音
スタイリスト:タカハシハルカ ヘアメイク:草替哉夢
助監督・制作:望月亮佑 撮影照明助手:三塚俊輔
美術助手:塚本侑紀 菅井洋佑
制作助手:鈴木拳斗
撮影応援:岡上亮輔 濵田耕司 小野寺光 ⻑島貫太 秋田三美 小沼美月

音楽:I.P.U 整音・音響効果:小川武 
楽曲提供:小川洋 劇中絵画:「生えている」HASE.

宣伝デザイン:菊池仁 田中雅枝 本編タイトルデザイン:山森亜沙美
宣伝写真:moco DCPマスタリング:曽根真弘

製作・配給:second cocoon
配給協力:Cinemago
海外セールス:Third Window Films
文化庁「ARTS for the future!2」補助対象事業
2023年/日本/4:3/モノクロ/108分/DCP/5.1ch
(c)2023 second cocoon

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