女浮世絵師・お栄が父・北斎や仲間たちとともに自由闊達に生きる姿が江戸の四季をとおして描かれる浮世エンターテインメント作品

百日紅 ~Miss HOKUSAI~

の公開が、5月9日(土)に決定!

そして、主人公お栄役を演じる杏さんに続き、豪華キャストが決定。

お栄と父娘でもあり師弟でもあるという天才浮世絵師・葛飾北斎を演じるのは松重豊さん。なんとこれで杏さんとは3度目の父娘共演ということに対し松重さんは、「何か縁というものをすごく感じます」と語り、「限りなく超えられない才能を持った父親の娘の視点から描かれている北斎を、原作の絵にあるような茫洋とした感じで、作りこまずに北斎の大きさみたいなものを表現したいと思い演じました」とアフレコを終えた感想を語りました。

ほか濱田岳さん、高良健吾さん、美保純さん、清水詩音さん、筒井道隆さん、麻生久美子さん、立川談春さんといった日本を代表する実力派・個性派キャストが、原監督のために集結! 監督もこの豪華な面々にアフレコを終え「手ごたえを感じている」と自信をのぞかせています。

主要キャスト俳優
葛飾北斎役:松重豊、池田善次郎役:濱田岳、歌川国直役:高良健吾、こと役:美保純
お猶役:清水詩音、岩窪初五郎役:筒井道隆、小夜衣役:麻生久美子、萬字堂役:立川談春
百日紅

松重豊さんコメント(葛飾北斎 役)

1)オファーを頂いた時のお気持ちは?

アニメーションの吹替えは初体験でした。子供に小さい頃から『クレヨンしんちゃん』を見せていましたが、その中でも映画的なセンスがおもしろいと思ったのが原監督の作品でした。今回、原監督と一緒にお仕事ができるということが、俳優としてはなかなかない機会なので、小躍りするくらい嬉しかったです。

2)今作で松重さんは葛飾北斎を演じられましたが、どういう男性だと考えていらっしゃいますか?

北斎といえば、新藤兼人監督の『北斎漫画』で緒形拳さんが演じられていたイメージがありました。今作では(『北斎漫画』の北斎とは異なる)娘のお栄から見たどうしようもない父親である一方、限りなく超えられない才能を持った父親の娘の視点から北斎も描かれています。僕としても北斎という存在はビックネームですが、杉浦さんの原作の絵にあるような茫洋とした感じで、ことさら作り込まずに北斎の持つ大きさみたいなものを、どこかで声だけですが表現できたらいいなと思って演じていました。

3)杏さんとの父娘共演はこれで3度目と伺いましたが、このご縁をどうお感じですか?

この短い間に、CF、TVドラマ、アニメーション映画という3つのフィールドで父娘役を演じるという、彼女自体が偉大な父親をもっていますし、その父親とは僕は若い頃お芝居を一緒にやっていましたし、何か縁というものをすごく感じます。彼女自体も、実の子とまではいかないですが、どこか親戚の子を見つめるような目線は僕の中にもあり、北斎とそこに立ち向かう娘という関係性を、杏ちゃんと作るというのは非常に楽しい作業でした。

原監督の各キャスト起用理由は・・・

松重豊さん(葛飾北斎 役)
テレビや映画でよく拝見していましたが、特にTVドラマ「ありふれた奇跡」でとてもいい演技をされていたのが印象に残っていました。制作の初期段階で、松重さんの声が北斎の声に聞こえてきたのでオファーさせて頂きました。実際収録してみると、思った通り北斎の声にばっちりはまっていました。

濱田岳さん(池田善次郎 役)
濱田さんとは前作『はじまりのみち』でご一緒しまして、その時に彼の演技力の高さには驚かされてばかりでした。善次郎は、今作の登場人物の中で一番軽薄でひょうきんなキャラクターで、絵コンテを描いている時に、濱田さんの声が一番ぴったり合うのではと思いお願いしました。

高良健吾さん(歌川国直 役)
高良さんは、『横道世之介』などを観て、繊細なだけではなく芯がある若者を演じられる方だと思い、お願いしました。

美保純さん(こと 役)
ことの年齢に合う声の方にお願いしたいと思い、美保さんが浮かびました。美保さんは姉御肌のイメージが強かったのでしたが、実際にお会いすると非常に気さくな方で、ご本人も「真逆なんですよ」とおっしゃっていたのが意外でした。

清水詩音さん(お猶 役)
オーディションの時から、お猶をしっかり演じてくれました。こちらの微妙な注文にも対応して見事に演じてくれて、彼女の能力の高さに驚かされました。

筒井道隆さん(岩窪初五郎 役)
大人の雰囲気の漂うやさしい声が初五郎に欲しかったので、筒井さんにお願いしました。

麻生久美子さん(小夜衣 役)
麻生さんとは以前の『カラフル』でもご一緒させて頂いたご縁もあり、今回もぜひご出演いただきたいと思いオファーしました。今回の役所はそんなに多いわけではありませんが、花魁の役で妖艶な色っぽい声で演じてくれました。

立川談春さん(萬字堂 役)
談春さんはキャラクターデザインを務める板津さんが大好きで、彼からの提案もあり、お願いしました。アフレコは初めてだったそうですが、何の問題もなく萬字堂を演じてくれていました。

主人公のお栄は23歳。職業、浮世絵師。彼女が父・葛飾北斎や妹、仲間たちとともに自由闊達に生きる姿が江戸の四季をとおして描かれる浮世エンターテインメント作品です。

色鮮やかな江戸の街に四季折々の情緒を織り交ぜ、二人の破天荒な絵師の生き方を描くのは、『河童のクゥと夏休み』『カラフル』などで世界的に注目を集める俊英・原恵一。デビュー当時から大ファンだったという杉浦作品の映像化にあたり、Production I.G と初のタッグで挑みます。

また、まだ完成前にもかかわらず、早くもフランス・イギリスほか6か国での配給も決定しています!

海外配給決定国
フランス、イギリスほか全6か国(ベルギー、ルクセンブルグ、スイス、アイルランド)

本作は、江戸風俗研究家で文筆家、05年に逝去した漫画家・杉浦日向子の初の長篇アニメーション化作品です。

百日紅 ~Miss HOKUSAI~

5月9日(土)TOHOシネマズ日本橋、テアトル新宿ほか全国ロードショー
公式HP: sarusuberi-movie.com

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ストーリー
満ちあふれる喜怒哀楽、浮世はこんなにも美しい

活気あふれる江戸の街、両国橋の夏の昼日なたを真っ直ぐ歩いて来る意志の強そうな女ーーお栄、23歳、浮世絵師。移りゆく四季とともに、父であり師匠の葛飾北斎や仲間たちと浮世絵を描いて暮らす日々。そして、今日もまた浮世の街を歩いていく―?。

本作は、天才浮世絵師・お栄が父・葛飾北斎や妹、仲間たちとともに自由闊達に生きる姿が、江戸の四季をとおして描かれる浮世エンターテインメント。日本が誇る最高のキャスト、スタッフが集結し、この5月美しく咲き誇る<百日紅(さるすべり)>を日本中にお届けします。

監督:原 恵一(『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲』、『河童のクゥと夏休み』、『カラフル』)
原作:杉浦日向子「百日紅」
出演:杏、松重豊、濱田岳、高良健吾、美保純、清水詩音、筒井道隆、麻生久美子、立川談春
制作:Production I.G 配給:東京テアトル
(c)2014-2015杉浦日向子・MS.HS/「百日紅」製作委員会

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