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公開中舞台挨拶山田洋次監督最新作、映画『こんにちは、母さん』が大ヒット公開中です。 この度、吉永小百合、大泉洋、永野芽郁、宮藤官九郎、寺尾聰、山田洋次監督 登壇の<公開中舞台挨拶>を行いました。 |
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ご挨拶からスタート
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トーク展開 1日(金)より公開を迎え、週末興行収入ランキング邦画No.1を獲得し、満足度94.9%、口コミ推奨度94.3%と高い口コミでも話題を集めている本作。舞台挨拶では、お客様からの感想や口コミをもとにトークを展開。 続いて、本作を3回リピート鑑賞したという一般客からは、「初回は昭夫さんがいたわしく心配で身につまされながら、2回目は細かいところで結構笑いながら。今日はカメラアングルや台詞回しの懐かしさ、暖かさを感じながら観ました。煎餅になぞらえて心情を吐露する大泉さんの台詞回し、とても寅さんを思い出しました。作品世界みんながとにかく可愛くて、暖かったです」という熱量高い感想も。昭夫を演じた大泉を、監督は「本当に素晴らしい演技者だと思います。大泉さんを主人公にすれば、別の寅さんみたいな映画ができるんじゃないかと。それだけの力を持っている人だと感心しております」と手放しで称賛。そんな監督からの大絶賛の言葉に、目を閉じて深く頷きながら感動を噛み締める大泉。「言わせてるんじゃないかという気もしますが…(笑)こんなにありがたいお言葉はございません」と恐縮しながらも、嬉しさを隠しきれない様子だった。 三世代の親子が織りなす物語、そして福江と荻生の恋模様が描かれる本作。続いて紹介されたのは、「吉永小百合さん演じる福江と、大泉洋さん扮する昭夫が、これからどのように生活していくか。また、寺尾聰さん扮する荻生と、永野芽郁さん演じる舞のその後も気になりました。吉永小百合さん若い、恋する乙女!きっと、(荻生が移り住む)北海道まで追いかけていき、昭夫が足袋屋を継ぐと信じています」とその後の展開を妄想した感想。 そのほか、永野芽郁、宮藤官九郎、寺尾聰ら、物語を豊かに彩ったキャスト陣についての感想も。まずは「舞ちゃん(永野芽郁)が涙を流すシーンがとても印象に残り、感動しました」という感想が紹介されると、永野は「舞が思っていることを初めて吐露するシーンですね。緊張感もある撮影で、1回目の撮影で自分では思ったよりも涙を流してしまったなと思っていたら、監督が“舞ちゃんは綺麗に泣く必要はない。顔を崩していいから、もう一回”と言ってくださって。綺麗に泣かなくていいというのも分かってはいながらもどこかでセーブしていたと思うので、監督が気づいてくだった自分の中でも思い入れ深いシーンです」と撮影を振り返る。舞の繊細な心情を丁寧に演じ切った永野に対し、そばで見守っていた大泉も「役者としてはすごい大変なシーンだったなと。監督から“君は辛くてしょうがないんだ。大人になって本当に大変なんだ”と演出が入る中で、最後に“期待してます!スタート!”っていう掛け声で撮影が始まったんですよ」と衝撃のエピソードを証言すると、熱すぎる演出に会場は爆笑!そんな監督の姿を大泉が「あれはすごい技だなと思いましたね。テレビでワールドカップを見ている視聴者の声が選手に直接届いているようなね」とたとえ、再び会場の笑いを誘っていた。 続いて、宮藤に対しては「昭夫と木部(宮藤官九郎)の取っ組み合いの喧嘩が迫力があり、思わずクスッと笑ってしまいました」という感想も。このシーンの撮影で宮藤はクランクアップを迎えたというが、「セリフはなく揉み合っている声だけだと思って撮影に向かったら、予想以上にセリフがあって。大泉さんとその場で覚えて演じていると、監督が“違う違う!”と入ってきちゃうんですよね(笑)3人で喧嘩しているようなシーンになっちゃいそうでしたが、楽しかったです」と回顧し、再び監督の熱量が垣間見えるエピソードも飛び出した。 |
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山田洋次監督生誕日そしてイベントの後半では、本日お誕生日を迎えた山田洋次監督にサプライズプレゼントの贈呈も! その後フォトセッションが行われ、 |
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『こんにちは、母さん』9月1日(金) 全国公開 STORY 「こんにちは、母さん」 しかし、迎えてくれた母の様子が、どうもおかしい…。割烹着を着ていたはずの母親が、艶やかなファッションに身を包み、イキイキと生活している。おまけに恋愛までしているようだ!久々の実家にも自分の居場所がなく、戸惑う昭夫だったが、お節介がすぎるほどに温かい下町の住民や、これまでとは違う“母”と新たに出会い、次第に見失っていたことに気付かされてゆく。 |
監督:山田洋次
脚本:山田洋次、朝原雄三
原作:永井愛
出演:吉永小百合、大泉洋、永野芽郁、寺尾聰、宮藤官九郎、田中泯、YOU、枝元萌
撮影:2022年9月30日~11月17日
上映時間:110分
©2023「こんにちは、母さん」製作委員会